第1回Q&A(1Introduction)

マルチプログラミングには3つのジョブを置くとあるがそれ以上は置けない?
→複数置けると言う意味で、3つとは限定されません。
機械語がハードウェアに分類されるのは何故?
→機械語のプログラムと言う意味ではなく、その機械語を使うコンピュータアーキテクチャの事だと考えて下さい。機械語で組まれたプログラムはやはりソフトウェアに入ります。
HDDのヘッドとプラッタは磁力によって生れる電気信号で読み取るのか?
→そうです。フレミングの右手の法則によりプラッタの磁気により電流が起き、読み出すことが出来ます。
書込みは磁性体を削るのか?
→いえ、データの0、1に応じてヘッドの電磁石で、プラッタを磁化したり磁化しなかったりします。
講義でお勧めの教科書は?
→以前の講義で購入した/お勧めされた物で構いません。


[以下は昨年度以前分です]
あまりOSに関係ないようなことだと思ったのですが、どう言う部分でこれらが関わってくるのでしょうか
→まだ導入部分の概説です。それにしてもどの部分がOSに関係なかったでしょうかね?
国産コンピュータ(1)の表記にあるビット長とは何?(メモリ?)
→扱うデータやアドレスの(最大の)大きさを示しています。
OSの世代が何年の話か知りたかった
→以下は教科書の要約です。
第 1 世代
1945-55年 真空管と配線盤。配線を変更する事で様々な計算を行った。OSはなかった。
第 2 世代
1955-65年 トランジスタとバッチシステム。使用者はプログラムと実行手順、データを記述したカード(1行に1枚)を作成し、コンピュータに投入し、計算を行わせる。このようなシステムをバッチシステムと呼ぶ。
第 3 世代
1965-1980年 ICとマルチプログラミング。IBM System/360 を始めとした、複数の処理形態 (バッチ処理、マルチタスクなど) を同時に処理することができる。
第 4 世代
1980-現代 パソコン。1980年頃のMS-DOS (マイクロソフト社製) 登場により、第 0 世代の OS が PC に搭載され、その後、ワークステーションの登場により、UNIX をベースにした本格的なネットワークベースの OS となる。
第 5 世代
1990 年代を中心として,ネットワーク、並列処理に再び 注目が集まり、複数 CPU を搭載したコンピュータ(マルチプロセッサシステム) や,複数の計算機をネットワークに接続し、ひとつのコンピュータとして処理する PC クラスタシステム などの OS が研究、開発されている。