2014年度 シラバス学部

人文・社会

2015/02/01  現在

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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  後期 /Second Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
太田 光一
担当教員名
/Instructor
太田 光一
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
英語のフィロソフィーの元の意味は「知を愛することφιλοσοφια」である。物事を深く知ろうとする働きが哲学の出発である。かつてはあらゆる学問が哲学の名の下に包括されていた。アメリカで博士のことを Ph.D.(ピーエイチデー、Doctor of Philosophy)と呼ぶのはその名残である。現代では知識は様々な学問分野に分かれて学ばれており、どの学問でも扱いきれない問題が哲学固有の領域として残っている。科学では扱いきれない分野、答えが客観的にでそうもない分野、と言い換えることもできよう。だから今日哲学を志す者は多くはない。では哲学固有の領域とは何か。たとえば、人間の身体については生理学や医学の発達によってかなりのメカニズムが知られるようになった。人間の心の動きについては心理学が扱う。しかし、人間はなぜこの世に生まれ死んでいくのか、という問いの答えは、諸科学では出しにくい。それでは人間はなぜ生きるのかというような根本的な問いに哲学はどう答えるのか。端的にいえば、答えはない。誰もが納得する答えを見つけて証明するのが諸科学の方法だが、哲学の場合は簡単に答えが出ない、あるいは絶対に答えが出ない、あるいは自分だけは納得するけど他人には伝えがたい答えしか出ないのである。だから哲学は今ではあまり人気がない。しかし取り組んでみるとけっこうおもしろいものである。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
これまで歴史上に存在した「哲学者」と呼ばれる人々が、何を対象としてどう考えたのかを跡づける。
重要なのは、先哲が何を考えたかを知ることではなく、それによって私たち自身が何を考えるかである。
授業スケジュール
/Class schedule
1 イントロダクション
2 ソクラテス
3 プラトン
4 アリストテレス
5 ベーコン
6 デカルト
7 デカルト
8 ロック
9 ライプニッツ
10 ルソー
11 ルソー
12 カント
13 マルクス
14 コメニウス
15 コメニウス
教科書
/Textbook(s)
特にない。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
期末試験を行う。問題は授業中に予告する。
履修上の留意点
/Note for course registration
特にない。
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
ハンドアウトは配付しないので、
http://web-ext.u-aizu.ac.jp/~k-ota/class/tetugaku.html
を参照すること。


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期・後期 /1st, 2nd Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
青木 滋之
担当教員名
/Instructor
青木 滋之
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
「君の話は論理的におかしい」だとか、「いや、それはこれから論理的に出てこないよ」等と、我々はごく日常的に“論理”について語っている。しかし、論理的に正しいとか間違っているというのは、一体どんなことなのだろうか? この講義では、論理についての学問である論理学のイロハを学び、受講者の論理的思考力、厳密に考える力を養いたい。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
この講義を受講した後に、受講生は
-自然言語の文章を人工言語により形式化し、演繹的な論理的正しさを判定することができる
-命題論理を理解し、適当な文を量化して判定できる
-真理表あるいはタブローを用いて、命題論理において、妥当性・トートロジー・矛盾の判定が行える。
-演繹的推論と帰納的推論の違いを、きちんと説明することができる
-議論の構造を理解し、主張と根拠との違いや、推論の働きを述べることができる。
-複雑な自然言語の文章について、その議論の確からしさを評価することができる。
授業スケジュール
/Class schedule
-論理学とは、論理的に正しいとは(2コマ)
-命題論理の人工言語Lの導入(3コマ)
-帰納的推論とは、どれだけの種類のものがあるのか(2コマ)
-議論の構造の把握(3コマ)
-具体的な日本語文章を題材とした問題演習(5コマ)
教科書
/Textbook(s)
教科書は指定しない。ハンドアウトを配布する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
毎回の授業後の宿題(40%)と、定期試験(60%)により評価する。詳細は授業始めに通知する。
履修上の留意点
/Note for course registration
なし。
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
戸田山和久『論理学をつくる』, 名古屋大学出版, 2000
W.C.サモン『論理学』, 培風館, 1987
Stephen Toulmin / Richard Rieke / Allan Janik, Introduction to Reasoning (2nd edition), Macmillan, 1984
その他の参考図書は授業で通知する。


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期 /First Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
菊地 則行
担当教員名
/Instructor
菊地 則行
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
人間の心の世界は、その「広さ」と「深さ」ゆえに「小宇宙」に例えられる場合がある。私たち一人ひとりが持っている「小宇宙」は、個人が誕生し死をむかえるまで発展しつづけ、発展の時々に様々な輝きを放つ。その発展と輝きはそれぞれ個性的であるが、同時に私たちみんなに共通する法則を持っている。では、そのような「小宇宙」を自分が持っていることに気づいている人や、その成り立ち、働きについて正しく知っている人がどれだけいるだろうか。
そこで、この講義を、「小宇宙」つまり心の世界を知り、私たち人間の素晴らしさと可能性に初めて、あるいは改めて気づく機会にしたい。ただし、心の世界に接近する道は数多くある。ここでは経験科学(事実に裏打ちされた考え方)の道から接近する。特に、人間は「種(進化)の歴史」、「社会の歴史」、「個の歴史」の3つの歴史の統一として生きているという視点から、心の世界の成り立ちと働きの特徴を講義する。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
脳の機能や社会・文化と関連づけながら心理機能の特徴を理解できるようになる。
授業スケジュール
/Class schedule
【第1回】
Ⅰ.心(ココロ)をなぜ科学するのか
-心理学を学ぶ意義-
【第2回】
Ⅱ.心を科学するとは
-心理学の定義-
【第3回】
Ⅲ.人間の3つの歴史とは
-心理の成り立ち-
【第4、5回】
Ⅳ.内・外界からの情報を処理するとは(その1)
-認知的過程としての心理Ⅰ:感覚・知覚-
【第6、7回】
Ⅴ.内・外界からの情報を処理するとは(その2)
-認知的過程としての心理Ⅰ:注意・記憶-
【第8、9回】
Ⅵ.人間独自の心理(意識)とは
-認知的過程としての心理Ⅱ:思考と言語-
【第10、11回】
Ⅶ.感情はどんな働きをするのか
-感情と認知-
【第12、13回】
Ⅷ.ヒトはどのようにして人間になっていくのか
-発達-
【第14、15回】
Ⅸ.現在、心の何が問題か
-現代社会における心理学的諸問題-
教科書
/Textbook(s)
使用しない
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
レポート80%と出席20%
履修上の留意点
/Note for course registration
ない
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
講義のテーマごとに紹介するが、心理学の概論書は各自興味に応じて選択してよい。なお、講義で紹介するDVDの参考書としては、次のシリーズがある。
驚異の小宇宙・人体Ⅱ 脳と心1-6、別巻 日本放送出版会 各3,200円


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期集中 /1st Semester Intensi
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
島田 純理
担当教員名
/Instructor
島田 純理
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
私たちは日常生活で特に意識することなく言語を使っていますが、実のところ自然言語は意味を音の連なりに暗号化する大変複雑なシステムなのです。この授業は、自然言語を自然現象としてとらえて経験科学の方法でアプローチする、言語の科学への入門です。授業では、単に講義を聴くだけでなく実際に練習問題に取り組むことで能動的に基本的な知識や考え方を身につけて欲しいと思います。
音声学・音韻論のところで発音記号に馴染めずにつまずく受講生が多いので、受講予定者は「ルミナス英和辞典 つづり字と発音解説」またはライトハウス英和辞典の付録「つづり字と発音解説」をCD音声を確認しながら事前に予習しておいてください。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
言語学の基礎的な知識を学び、ふだん話している言葉というものを客観的に分析できる視点を身につける。また、言語データを分析することを通して、科学的・論理的な考え方を身につける。

授業スケジュール
/Class schedule
言語学の各分野を順に勉強していきます。
1日目 導入、音声学、音韻論
2日目 音韻論(つづき)、形態論
3日目 統語論
4日目 意味論・語用論

教科書
/Textbook(s)
ハンドアウト使用(英語)
竹林滋・斎藤弘子「ルミナス英和辞典第2板 つづり字と発音解説」研究社(ISBN:978-4767404127)
(ライトハウス英和辞典(研究社)の第4版以降を持っている人は、別冊付録がこれと全く同じものなので購入の必要はありません)
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
持ち帰り課題と授業参加による。
履修上の留意点
/Note for course registration
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
Akmajian et al. Linguistics: An Introduction to Language and Communication, 6th edition. MIT Press.
O'Grady et al. Contemporary Linguistics: An Introduction, 6th edition. Bedford/St. Martin's


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期・後期 /1st, 2nd Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
後藤 康二
担当教員名
/Instructor
後藤 康二
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
日本の近代小説の代表的な作品を十数編を選んで講義する。
日本の近代小説は、1900年代のはじめに現在行われているような小説形式が一応整い、その後約一世紀の間にさまざまに変化してきた。その時々に描かれた文学的世界と歴史の関係を、作品の読みを通して考えるのがこの授業の目的である。テクストは気楽に読める軽い読み物よりも、夏目漱石や島崎藤村、芥川龍之介など、なるべく近代の古典と呼ばれる小説をとりあげて解説していく。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
この授業の目的は以下の通りである。
・学生がより多くの優れた文学作品を読むこと。
・文学作品の読みを通して、日本の近代社会や歴史を考えること。
・文学に親しむことによって、歴史や文化についての自分なりの考え方や意見を持つことが期待される。
授業スケジュール
/Class schedule
1 はじめに:授業の概要ほか
2 詩の言葉と小説の言葉
3 夏目漱石「坊つちやん」(1906明39):語りのしくみと、漱石の「反」近代
4 島崎藤村「破戒」(1906明39):近代社会の矛盾
5 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(1924明24):ほんとうの幸
6 芥川龍之介「歯車」(1927昭2):ぼんやりとした不安
7 小林多喜二「蟹工船」(1929昭4):搾取と人間の連帯
8 火野葦平「麦と兵隊」(1938昭13):日本の戦争と文学を今考える
9 中間討論:前半で扱った作品とテーマについて意見交換を行う。
10 太宰治「斜陽」(1947昭22)
11 大江健三郎「芽むしり、仔撃ち」(1958昭33):戦中の記憶
12 安部公房「砂の女」(1962昭37):高度経済成長の中の人間
13 村上春樹「ノルウェイの森」(1987昭62):八〇年代の文学(1)
14 吉本ばなな「TUGUMI」(1989平元):八〇年代の文学(2)
15 まとめ
教科書
/Textbook(s)
使わない。授業の中で資料を配付する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
期末試験
履修上の留意点
/Note for course registration
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
授業のなかで適宜紹介する。


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期 /First Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
懸田 弘訓
担当教員名
/Instructor
懸田 弘訓
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
信仰などから始まった芸術は、絵画・彫刻・音楽・舞踊・演劇・建築などの多彩な分野に発展し、さらに日本では書道・茶道・華道・武道など、人としての「道」をも示す芸術も生れた。そして、コンピューターはテレビや映画にとどまらず、音楽・絵画・建築、さらには文化財の保護にも活用されるようになり、今や不可欠のものになった。
本講義では、国内外の主な芸術について、その歴史をたどりながら、厳選した映像資料を用いて美の本質や構造などを学ぶとともに、コンピューターを活用するにあたっての理念と可能性を考察する。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
①芸術の変遷とその歴史的背景を学び、芸術史の概観を把握できるようになる。
②芸術の本質を理解し、人と社会との関わりを理解できるようになる。
③美の背景にある情報の質や構造などを把握できるようになる。
④芸術作品などの制作にコンピューターを活用するにあたっての具体的な理念を把握し、その課題と可能性を考察できるようになる。

授業スケジュール
/Class schedule
1回目 行動様式と芸術〜日本人と欧米人の行動様式の相違と特質
2回目 美意識と芸術〜芸術の根底をなす日本人の感受性と美意識
3回目 「美学」と「芸術学」〜芸術の定義の変遷と分類、および最新の芸術とその表現技法を学ぶ。
4回目 音楽における日本の美〜日本人の音楽における美意識と作品の本質を探る。
5回目 日本の伝統芸能における美の諸相〜歌舞伎と文楽人形浄瑠璃の歴史と構造を学び、表現法の特質を探る。
6回目 音楽における西洋の美〜欧米人の音楽における美意識と作品の本質を探る。
7回目 日本絵画の美〜日本絵画の美の本質を、棟方志功の「板画(はんが)」と浮世絵から探る。
8回目 西洋絵画の美〜西洋絵画の歴史と美の本質を女性像から探る。
9回目 演劇と映画〜チャップリンの映画制作にあたっての理念と技法から彼の先進性を探る。
10回目 芸術とメディア〜「メディア時代の予言者」といわれるグレン・グールドの理念と、音楽界におけるメディア利用の現状と可能性を探る。
11回目 作曲・演奏とコンピューター〜音楽の創作と演奏におけるコンピューター利用の現状と課題を探る。
12回目 録音・録画とコンピューター〜音楽の分野での録音・録画の技術開発の変遷と現状を知り、将来の可能性を探る。
13回目 計量音楽学と計量舞踊学〜音楽と舞踊の要素を分析し、コンピューターを用いた再創造の課題を探る。
14回目 文化財とコンピーター〜文化財保護の分野でのコンピューター活用の現状と将来の可能性を探る。
15回目 コンピューター・グラフィックの活用〜テレビや映画などにおける
CGの利用の変遷と現状、ならびに将来の可能性と課題を探る。


教科書
/Textbook(s)
本講義のために作成したプリントを毎時配布する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
出席(30%)、毎時の小レポート(10%)、期末試験(60%)
履修上の留意点
/Note for course registration
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
履修上の留意点
①プリントは講義の際にそのつど配布する。やむをえない事情で欠席した場は、次回にも配布する。
②映像資料をとおして自ら思考することをめざしているために、欠席は極力さけること。欠席はやむを得ない場合を除いて減点とする。
②講義の妨げになるので、遅刻・途中退室は原則として禁止し、やむを得ない場合を除いて欠席とする。
③私語は禁止する。ただし、講義に関した質問や意見は、講義中でも大いに歓迎する。積極的な発言を期待している。

参 考

①参考図書
 『芸術学ハンドブック』 神林恒道ほか編  勁草書房
 『芸術学』 渡辺 護著  東京大学出版会
 『講座 美学』(全5巻)  今通友信編著  東京大学出版会(本校図書館に収蔵)
   これ以外は、講義でそのつど紹介する。

②連絡先   E-mail  kaketah@khaki.plala.or.jp


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  後期 /Second Semester
対象学年
/Course for;
1年
単位数
/Credits
1.0
責任者
/Coordinator
澤 亮治
担当教員名
/Instructor
太田 光一 , 菊地 則行 , 大藤 建太 , 青木 滋之 , 石橋 史朗
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
文章表現法は日本人の学生が日本語のレポートを論理的に書くために設けられている。大学生が正確に文章を書けるのは当たり前のはずだが、実際には少なからぬ学生が書くことが苦手のようである。この授業は、そういう学生の補習のための授業である。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
この授業の目的と到達点は以下の通り。
・学生がレポートや小論文などで正確な日本語で論理的な文章を書ける能力を身につけること。
・そのために、学生が毎回作文を書き、これを教員や学生が添削・批評することで、文章表現の上達をはかる。
授業スケジュール
/Class schedule
初日に基礎力調査のための試験を行う。
第二回目からは、教員一人あたり15〜20人程度の小クラスに分けて授業を行う。
授業は、原則として学生が作文を繰り返し書き、教員がそれを添削したり、学生同士で批評しあったりしながら進められる。
具体的には、配属された各クラス担当教員の指示に従うこと。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
基本的には、学生が授業で書いた文章の向上の度合いによって評価が行われる。
ただし、教員によっては、期末試験や期末レポートを課す場合もある。
履修上の留意点
/Note for course registration
なし
履修規程上の先修条件:なし


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期・後期 /1st, 2nd Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
清野 正哉
担当教員名
/Instructor
清野 正哉
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
社会と法の関わりについて、具体的な事例を題材として、そこでの法的な考え方、法的アプローチについて学んでもらうことを目標とする。
また、コンピュータに関わる法、インターネットと法、著作権法を中心とした知的財産権に関わる法についても積極的に取り上げ、実践的な講義を行うことを考えている。
また、実務的に取り組んでいるコンテンツビジネス(アニメ、ゲーム、映画映像等)についてのライセンス処理、ファンド創生等の最先端のお話しをする予定である。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
現在、あらゆる分野でコンプライアンスが重要視されている。ICTの技術開発、研究開発の実務においても、しかりである。
こうしたことから、本講義では、学生に対して、コンプライアンスの視点とバランス感覚を有する判断能力を育成することを目的としている。
授業スケジュール
/Class schedule
1. What is “the law”? 
2. Relations between the state and the law
3. The law and the law of the local government
4. The application of the law and the interpretation of the law
5. Relations between the family, society and the law
6. Contract society, dealing society and the relations of the law
7. Relations between the punishment and the law
8. Informative society and law
9. Relations between the leading science and technology (cloned human being and  genome etc)、and the law
10. The role of the intellectual property law
11. What is “the copyright law”? 
12. Internet and law (general remarks)
13. Internet and law (each argument)
14. Summary, complement
15. Summary, complement
教科書
/Textbook(s)
スマートフォン時代の法とルール(中央経済社)
レジュメ等のプリント毎回配付
別途指示します。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業態度(出席等)、期末試験
履修上の留意点
/Note for course registration
1.情報倫理
2.憲法
Formal prerequisites:None
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
情報倫理(中央経済社)


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期・後期 /1st, 2nd Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
澤 亮治
担当教員名
/Instructor
澤 亮治
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
現代の経済学の主要分野であるミクロ経済学とマクロ経済学のうち、特にミクロ経済学に関する入門の講義になります。現実の経済は主として人々の3つの活動から成り立っています。それらの活動とは、モノをつくること(生産)、モノを使うこと(消費)、そしてモノをやりとりすること(交換)です。これらの活動は、人々が自発的にモノを生産し、売り買いし、消費する市場経済と呼ばれるシステムで支えられています。この授業では市場経済のシステムと、市場経済のもとで人々が生産および消費活動をどのように行っているかを学びます。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
個々(消費者や企業)の活動から全体(市場)を予測するという経済学の問題意識は、様々な分野で応用が可能です。経済学を通して、研究にむけた応用力を身に付けましょう。
授業スケジュール
/Class schedule
1. 経済学とは(教科書1、2章)
2. 供給と需要(教科書3章)
価格の変化とモノの生産量と消費量の変化を、需要と供給のグラフを使い分析します。
特に人々の個別のモノを売る・買うという行動の結果として、需要と供給のグラフの交点で価格が決まる仕組みの解説を行います。
3. 市場と効率性(教科書6章)
人々が自由にモノを売り買いできる市場が最も効率的であることを解説します。また、最低賃金など市場が効率的に働かない制約について学びます。
4. 弾力性(教科書第5章)
弾力性は価格や所得の変化に対する人々の反応を知るための指標です。需要の価格弾力性や需要の所得弾力性などの様々な弾力性について学びます。
5. 消費者余剰と生産者余剰(教科書第6章)
消費者余剰および生産者余剰と呼ばれる、消費者および生産者が市場から受け取る便益について学びます。これらの余剰は需要曲線と供給曲線から計算できます。
6. 生産者(教科書8、9章)
供給のグラフは多くの生産者(企業)の生産量の総計です。ここでは、供給グラフの裏側にいる各企業が生産量をどう決めるのかを解説します。
7. 消費者(教科書10章)
需要グラフの裏側には多くの消費者がいます。ここでは、各消費者が商品をいくつ買うか(消費量)をどう決めるのかを解説します。
8. 独占市場と寡占市場(教科書14、15章)
企業が一つもしくは数えるほどしか存在しない市場を競争的でない市場と呼びます。市場が競争的でない場合に、モノの価格、取引の量、市場の効率性などがどう変化するかを学びます。
教科書
/Textbook(s)
教科書:「クルーグマン ミクロ経済学」, 東洋経済新報社, 2007年.
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
中間試験:30%、期末試験:50%、宿題:20%
・中間試験は授業予定の約半分が終了した時点で実施をします。期末試験は全ての講義内容を出題範囲とします。両試験ともに、持ち込みは不可とします。
・宿題は約4回実施する予定です。
履修上の留意点
/Note for course registration
なし。
履修規程上の先修条件:なし


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期・後期 /1st, 2nd Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
佐々木 篤信
担当教員名
/Instructor
佐々木 篤信
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
(1)社会学(しゃかいがく, sociology)は、フランスの哲学者オーギュスト・コント(Auguste Comte, 1798年-1857年)の造語で「仲間の学」(Socius Logos)という意味であった。彼は、フランス革命後の混乱と無秩序という時代が直面する危機を克服するために新しい学問が必要と考えた。この社会再組織の原理が「仲間の学」(社会学)であった。
(2)その後社会学は、人間行為とその共同生活(構造と機能)に関わるあらゆる問題に研究対象を広げた。また、コンピュータによる実証的方法の技術革新は、現実社会が直面する多様で複雑な課題の解明や将来予測に大きな道を拓くことになった。
(3)授業では、社会学の特徴を確認し、現代社会が直面する課題について具体的な事例を通して明らかにする。現実社会の諸領域でクローズアップされている各種テーマを取り上げ、その現状と課題、背景、解決法について考察する。

授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
授業では、社会の科学、家族、地域社会、職場、現代といった五つの「対象領域」を取り上げ、各領域ごとに関連する複数テーマを設定する。各テーマごとに、問題の所在と実態、背景、解決の可能性を探る。
(1)現代が直面する社会現象(出来事、事件)を、事実に基づいて「理解する力」を強める。よりよき社会と能力発揮に向けた力量=「人間力」を身につける。
(2)共同生活の「構造」や「機能」、選ばれた応用問題を学ぶことで、他者と協力しながら社会を生きるための基本的な知識や技法=「社会力」を身につける。 

授業スケジュール
/Class schedule
1 社会の科学と社会学
①社会を事実に基づいて知る
②社会学の誕生(秩序崩壊と再組織)と変化
2 現代の家族
③家族の構造と機能、先端医療技術の光と影
④家族のゆらぎ?多様な家族、結婚制度
⑤家族の「きずな」、受容と拒絶
3 地域社会から世界へ
⑥分化する地域社会、介護制度の現場
⑦社会システムの転換、大量廃棄から循環型へ
⑧地球環境と究極の廃棄物(戦争・兵器)
3 職場の現実と課題
⑨職場、労働の意義と働きがい
⑩ワーキングプアと社会格差
⑪仕事・人生の危機と乗り越え(社長春山満さんほか)
4 今の時代を診断する
⑫現代社会が生む「多重人格症」
⑬マイノリティから見た現代(性同一性障害ほか)
⑭社会の無縁化(ひきこもり、自殺、孤独死)と再生
⑮危機管理とシステム転換(再組織)

教科書
/Textbook(s)
使用せず(資料配付、ビデオ鑑賞)

成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
期末筆記試験(70%)、感想文と出席状態(30%)

履修上の留意点
/Note for course registration
なし
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
・NHK取材班編著「無縁社会 "無縁死"三万二千人の衝撃」文藝春秋(2010)
・広井良典編著「協同で仕事をおこす」コモンズ(2011)
・大嶋茂男著「福島後”維持可能な日本”をつくる」合同出版(2011)
・遠藤薫編著「大震災後の社会学」講談社(2011)
・上野千鶴子著「ケアの社会学」太田出版(2011)
・松下寛編著「縮小社会への道」日刊工業新聞社(2012)



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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期・後期 /1st, 2nd Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
清野 正哉
担当教員名
/Instructor
清野 正哉
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
諸外国に比べ詳細な人権に関する規定を設けている日本国憲法の現代社会における意義とその役割について、具体的な事例を題材に講義していきたい。
また、ネットが個人・家庭・社会へとますます浸透していく中で、そこでの個人の権利がどのように保障されていくべきか、あるいは国家はどのようなコントロールを個人・社会に向けていくべきか、という問題についての憲法的考え方を講義の中で提示していきたい。
なお、国会法制局での実務経験と現在も国会審議のお手伝いしている立場からの実務的な憲法の考え方についても伝えていきたい。
担当教員は、かつて公務員試験の憲法の試験委員をしていた関係、将来、教員、公務員試験予定者は受講を。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
コンピュータサイエンスを学ぶ者だからこそ、インターネット社会における人権とその社会システムを学ぶことは重要である。
そこで、本講義では、本学のコンピータサイエンスに関係する憲法学の領域を中心に、憲法の考え方、人間・技術者としての人権を中心とした考え方を学生に学んでもらうことを目的としている。
授業スケジュール
/Class schedule
1. What is “Constitution of Japan”?
2. The historical development of Constitution of Japan
3. Meiji Constitution and Constitution of Japan
4. Three principles of Constitution of Japan (Sovereignty of the people, The principle of the  pacifism, The principle of respect for fundamental human rights)
5. Sovereignty of the people and the Emperor
6. The meaning of the principle of the pacifism
7. The need of the security of the fundamental human rights
8. The 13th article of Constitution of Japan and the 14th article of Constitution of Japan
9. Each argument of the fundamental human rights, Mental freedom
10.Each argument of the fundamental human rights, Economic freedom and Physical freedom
11. The principle of the separation of power and the modern development
  The best organization of the sovereign right, The parliamentary system
12. The unconstitutionality legislation examination right of the court
13. The role of the local administration at a period of decentralization
14. Modern problem in Constitution of Japan, Internet society and Constitution of Japan
15. Summary
教科書
/Textbook(s)
国会とは何か(中央経済社)
レジュメ等のプリントを毎回配付
その都度指示
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業態度(出席等)、期末試験等
参考(授業ホームーページ、図書など)

履修上の留意点
/Note for course registration
Formal prerequisites:None
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
情報倫理(中央経済社)


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期集中 /1st Semester Intensi
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
吉高神 明
担当教員名
/Instructor
吉高神 明
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
本講義は、転換期を迎えた世界と日本の現状と課題について考察するものである。授業は原則的に講義中心で行うが、グループ討論や個人発表なども積極的に取り入れていきたい。また、学生の学習意欲を高めるため、新聞やニュースで注目を集めている時事問題の解説にも十分な時間を取りたいと考えている。
キーワード:「東日本大震災」、「リーマン・ショック」、「欧州財政危機」、「BRICs」、「東アジアのダイナミズム」、「日本のICT戦略」、「BOPビジネス」、「官民連携」、「クール・ジャパン」

授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
本講義の目的は、転換期を迎えている今日の世界と日本を理解するための分析視角と考察枠組みを学ぶことにある。この場合、2011年3月11日の東日本大震災以後の日本を取り巻く国内・国際情勢に焦点を当てつつ、授業を行なう。「国際関係論」は理系学生にとっては聞きなれない学問分野であるが、政治、経済、外交、安全保障の問題についての基礎的知識のない学生にも配慮しつつ、授業を展開する予定である。

授業の終了段階での到達目標:
1.国際関係論の分析視角と考察枠組みについて、一定の理解を有するようになる。
2.転換期世界と日本の現状と課題について、体系的に理解できるようになる。
3.現在関心を集めている国際問題について、自分なりの説明と分析を行えるようになる。

授業スケジュール
/Class schedule
夏季集中講義:「転換期を迎えた世界と日本の現状と課題の考察」
授業では、以下のようなテーマを扱う予定である。
1.転換期の世界と日本を理解するための考察枠組み
2.データとキーワードでとらえる転換期の世界と日本
3.転換期の世界と日本を理解するための重要問題:「リーマン・ショック」後の世界経済の動向
4.転換期の世界と日本をつなぐ3つの視点:「BOPビジネス」、「官民連携」、「クール・ジャパン」
5.まとめ

教科書
/Textbook(s)
授業の際に、必要に応じてプリントを配布する。

成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業の最終成績は、以下の基準に基づいて決定する。
出席・授業への貢献状況  :20点
授業の際に出される諸課題 :30点
最終レポート          :50点

履修上の留意点
/Note for course registration
ニュースや新聞等を通じて、現在の世界と日本が直面している重要課題について、一定の知識を有しておくことが望ましい。
履修規程上の先修条件:なし

参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
自学自習に有益なインターネット・サイトは、以下の通りである。
首相官邸:http://www.kantei.go.jp
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj
総務省統計局統計センター:http://www.stat.go.jp/data/guide/index.htm



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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期 /First Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
中澤 謙
担当教員名
/Instructor
中澤 謙
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
私たちは日常において何気なくドアを開けたり、コップを持ちながら歯を磨いたり、自転車に乗りながら転ぶことなくとっさにブレーキをかけたりしています。このように明確に意識化されることなく、「身体」が覚えている知識のことを「身体化された知識(身体知)」といいます。
身体知を支えている「身体を動かす能力」のことを「体力」といい、体力の構成要素である「身体」と意欲やストレス耐性などの「こころ」は、相互に関連して人間の発育発達や行動と深く関与し、私たちが日常生活を営むための基盤となっています。
しかしながら、高度で便利な文明社会に生きる私たちは、ともすると、この人間生存の基盤に対する畏敬の念を見失いがちです。
本講義では、生涯にわたって明るく豊かな生活を積極的に営む態度を醸成していくことを目的として、人間の発育発達に沿った適切な運動の経験と心身のかかわりについての理解を深めていきます。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
・健康観の涵養
・積極的なライフスタイルの醸成
授業スケジュール
/Class schedule
【不活動と健康】(1-4回)
・ガイダンス
・健康とは何か~個人の健康観と公共の福祉~
・不活動と公衆衛生~文明の発達と生活習慣病~
・運動の効果

【文化としてのスポーツ】(5-6回)
・余暇と生涯スポーツ
・競技スポーツとオリンピック・パラリンピック

【発育発達と運動】(7-9回)
・乳児の運動機能の発達の意味
・幼児のこころと運動
・ジュニア期におけるスポーツ活動の留意点

【運動とスポーツの心理学】(10-15回)
・プレイヤーズ・ファースト~何故暴力はいけないのか~
・実力発揮を発揮するためのメンタルトレーニング
・運動技能上達のコツ
・何故人は運動をしなくなるのか~運動継続に向けて~
・まとめ
教科書
/Textbook(s)
配布資料
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
レポート:70%
出欠席:30%
履修上の留意点
/Note for course registration
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
中込四郎『よくわかるスポーツ心理学』ミネルヴァ書房
杉原隆『運動指導の心理学』大修館書店
M.チクセントミハイ『フロー体験喜びの現象学』世界思想社
ロジェ・カイヨワ『遊びと人間』講談社学術文庫
Damian Farrow: DEVELOPING SPORT EXPERTISE, Routledge
日本スポーツ心理学会偏『スポーツ心理学辞典』大修館書店
宮下充正『年齢に応じた運動のすすめ』杏林書院
ヴァンデンオウェール編『体育教師のための心理学』大修館書店
NPO法人日本トレーニング指導者協会編『トレーニング指導者テキスト』大修館書店
石井直方『究極のトレーニング』講談社
榎本博明編『自己心理学3-健康心理学・臨床心理学へのアプローチ』
R.S.ラザルス『ストレスの心理学』実務教育出版
うつくしま広域スポーツセンター『総合型地域スポーツクラブを核とした地域づくり推進事業 事業報告書』


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  後期 /Second Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
長谷川 弘一
担当教員名
/Instructor
長谷川 弘一
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
本授業においては、 現代社会における体育教育の意義についての認識と理解を深めるための資料を得ることができる。前半は体育の歴史と文化からみた「こころ」の問題を取り扱った内容が中心となる。後半においては、「からだ」の問題を取り上げ、人間の基本的身体構造と働きについての内容が中心となる。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
本授業の目的および到達目標は、次のようになる。
1.人間生活における精神的、かつ身体的健康の保持増進に必要な手段と知識を習得することができる。
2.社会的に健康であるという意義と意味について、体育史的視点による歴史的背景からヒトの営みの健全性について考える機会を得ることで、自己の考えを構築することができる。
3.積極的な人間生活を送るための態度を養うことができる。

授業スケジュール
/Class schedule
日程およびテーマ
1.  ガイダンス
2.  古代ギリシャの体育
3.  古代ローマおよび中世の体育
4.  テニスの歴史1
5. テニスの歴史2
6. サッカーの歴史
7. バスケットボール、バレーボールの歴史
8. スポーツ文化総論
9. プレゼンテーション1(現代の様々な社会問題 をテーマとする)
10.プレゼンテーション2
11.ヒトの身体の不思議
12.筋肉のしくみとストレッチング
13.脳の働きと神経系
14.右利き・左利き
15.生活習慣と疾病
教科書
/Textbook(s)
配布資料(担当者作成)
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
出欠席(30)
レポート(40)
プレゼンテイション(30)
履修上の留意点
/Note for course registration
なし
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
なし


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開講学期
/Semester
2014年度/Academic Year  前期・後期 /1st, 2nd Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
青木 滋之
担当教員名
/Instructor
青木 滋之
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2014/09/27
授業の概要
/Course outline
現代自然科学の歴史的なルーツとは何なのだろう? この講義では、学生が自然科学の歴史的発展についての見通しを得つつ、周りの学生とのディスカッションを通じ自分なりの視点を持つことを期待する。15コマの講義で科学史のすべてを扱うことはできないので、受講生からのフィードバックを活かしながら、いくつか重要な節目となるトピックを掘り下げる形で進めていきたい。扱うトピックは、古代ギリシアにおける科学の始まり、17世紀の科学革命、19世紀の科学の組織化・専門化とダーウィンの進化論、20世紀の地球科学の成立、などである。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
この講義を受講した後に、受講生は
-今日の自然科学の歴史的ルーツを述べることができる。
-パイオニアニングな科学者の創造的態度について、ケース・スタディに基づき説明することができる。
-周りの学生とのディスカッションを通じて、科学の歴史の見方について自分なりの視点を論じることができる。
授業スケジュール
/Class schedule
1. イントロダクション ― 科学とは何か
(科学史を学ぶ始めに、科学とは何か、なぜ科学史を学ぶのか、についてポパーの反証主義を手がかりに導入を行う。また、ウィッグ史観の是非について討議する。)
2. 科学の始まり(1) イオニア学派
(科学の歴史は、古代ギリシアのイオニア学派から始まったとされている。なぜそう言えるのだろうか、イオニア学派の意義について一緒に考える。)
3. 科学の始まり(2) アリストテレスから中世へ
(アリストテレスは当時の学問を集大成して、堅牢な自然哲学の体系を作り上げた。それが中世にまで継承され、学問が硬直化していく様を確認する。)
4. 科学革命(1) コペルニクス革命
(現在誰もが知っている、地動説という考えはどのようにして生まれたのだろうか。また、コペルニクスが一人で「革命」を起こしたわけではないことも学ぶ。)
5. 科学革命(2) 有限宇宙から無限宇宙へ
(コペルニクスの考えが、ブルーノら他の自然哲学者に波及していく様を確認する。また、科学と宗教との対立を、ブルーノの刑死やガリレオ裁判を通して一緒に考える。)
6. 科学革命(3) 自然の数学化
(現代科学の数理的手法の生みの親である、ガリレオ、ケプラー、デカルトらの仕事を通覧しながら、「自然という書物は数学で書かれている」という考えについて討議する。)
7. 科学革命(4) ニュートン的総合
(ニュートンは「私が遠くを見ることができるのならば、それは巨人の肩の上に乗っているからだ」と述べているが、ニュートンの業績のどこが偉業であるのかを一緒に考える。)
8. 19世紀の生物学(1) ダーウィンの進化論1
(ダーウィンが進化論を着想したきっかけとは何だったのか、若きダーウィンの経験を紐解きながら、進化論のような革新的なアイデアが生まれる背景について学ぶ。)
9. 19世紀の生物学(2) ダーウィンの進化論2
(ダーウィンの進化論は、激しい賛否両論を巻き起こした。「科学者」という言葉が生まれた当時の論争を見ながら、科学の方法とは何なのかを一緒に考える。)
10. 20世紀の生物学 進化総合説
(ダーウィンの自然選択説はやがて下火になったが、20世紀になり遺伝学と結びつき復活した。現代進化学の基礎となる進化総合説がどのように生まれたのかを学ぶ。)
11. 19世紀の地球科学
(地球科学の重要なルーツは19世紀の地質学の確立にある。ライエルの斉一説を中心に、地球に関する科学がどのように生まれたのかを学ぶ。)
12. 20世紀の地球科学(1) 大陸移動説
(現代の地球科学の父と言われるウェゲナーが、どのようにして大陸移動説を思いついたのか、また一度捨てたアイデアをどのように復活させたのかを確認し、そこから何が学べるのか討議する。)
13. 20世紀の地球科学(2) プレートテクトニクス革命
(20世紀前半には捨てられた大陸移動仮説は、20世紀中葉からの古地磁気の発展や海洋底の探査により劇的に復活する。PT革命がどのように起こったのか、1960年代当時の証拠をもとに一緒に考える。)
14. コンピュータ科学(1) アバカスからバベッジまで
(まず、コンピュータ「科学」の歴史が、発見ではなく発明の歴史であることを確認した後、先史・古代の時代から19世紀のバベッジまでの発展史を通覧する。)
15. コンピュータ科学(2) 最初のコンピュータ
(どれが「最初」のコンピュータと呼べるものなのか、それはコンピュータの定義による。幾つかの説を紹介した後、クラス討議を通じて受講者が自分の考えを持つよう促したい。)
教科書
/Textbook(s)
教科書は指定しない。ハンドアウトを配布する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
クラス内でのミニクイズ(45%)、レポート(30%)、および定期試験(25%)により評価する。詳細は授業始めに通知する。
履修上の留意点
/Note for course registration
なし。
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
この講義と相性が良いものとして、
朝永振一郎『物理学とは何だろうか(上下)』, 岩波新書, 1979
上田誠也『新しい地球観』, 岩波新書, 1971
中根美知代ほか『科学の真理は永遠に不変なのだろうか ―サプライズの科学史入門―』, ベレ出版, 2009
ほか、授業中に紹介する。