2018/01/30 現在 |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 2学期 /Second Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
青木 滋之 |
担当教員名 /Instructor |
青木 滋之 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/23 |
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授業の概要 /Course outline |
西洋哲学は、philosophiaというギリシア語の原語が示すように、「知を愛する」ことから始まった。哲学には、定石とも言える透徹した思考パターンがあり、それらは歴史に揉まれながら古典という形で現在にまで伝えられてきている。哲学には、こうした歴史的発展を時系列で追っていく学び方と、テーマごとに問題提示や解決方法を考えていくやり方の二通りがあるが、この概論では後者のスタイルを採用する。その限りで、前者も参照していく予定である。 17世紀に近代自然科学が興って以来、哲学から諸科学が巣立っていった。その後の自然科学の発展・専門分化が進み、現代および近未来においては、あらゆる問いが科学的に答えられるかのような装いを呈している。しかし、哲学という営みが古代ギリシアで生まれてから、現代に至るまで議論され続けている問題群もれっきとして存在している。近代自然科学の発生と共に生まれた哲学的問題というのもある。では、哲学は2500年もの間まったく進歩がなかったのか、あるいはいずれ科学に解消されていく類のものなのか。こういったことを考えるのも哲学の一部である。 そして、本概論が取り上げるテーマに限っても、哲学的問いというのはほとんど解決された例がない。だから、哲学を学ぶにあたって大事なのは、決定的な答えを期待することではなく、新しい観点や思考法を学ぶことを通じて、自分の世界を広げていくことであろう。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
・授業で取り上げるテーマについて、主要な立場を理解し、明確に述べることができる。 ・各テーマについて、自分の経験や考えに基づきながら、1つの立場を選び取り、そのプロセスをしっかり説明することができる。 |
授業スケジュール /Class schedule |
・哲学の起源と展開(2コマ) ・懐疑論と認識論(2コマ) ・外界世界と観念論(2コマ) ・現代の心身問題(3コマ) ・人生に意味はあるのか(3コマ) ・西洋哲学と日本/哲学は進歩するのか(3コマ) ※「西洋哲学と日本」については、キャンパス外でのフィールドワークを兼ねた講義を予定 |
教科書 /Textbook(s) |
教科書は指定せず、ハンドアウトを配布する。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
クラス内でのミニクイズ(30%)、レポート(30%)、定期試験(40%)により評価する。詳細は授業始めに通知する。 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
指し当たっては以下のものが初学者にも読みやすく、推奨できる。 T.ネーゲル(岡本裕一郎・若松良樹訳)『哲学ってどんなこと?』, 昭和堂, 1993 B.ラッセル(高村夏輝訳)『哲学入門』, ちくま学芸文庫, 2005 その他の参考図書は、授業中に通知する。 |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 1学期 /First Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
青木 滋之 |
担当教員名 /Instructor |
青木 滋之 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/03/03 |
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授業の概要 /Course outline |
「君の話は論理的におかしい」だとか、「いや、それはこれから論理的に出てこないよ」等と、我々はごく日常的に“論理”について語っている。しかし、論理的に正しいとか間違っているというのは、一体どんなことなのだろうか? この講義では、論理についての学問である論理学のイロハを学び、受講者の論理的思考力、厳密に考える力を養いたい。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
この講義を受講した後に、受講生は -自然言語の文章を人工言語により形式化し、演繹的な論理的正しさを判定することができる -述語論理を理解し、適当な文を量化して妥当性などを判定できる -真理表あるいはタブローを用いて、命題論理において、妥当性・トートロジー・矛盾の判定が行える。 -演繹的推論と帰納的推論の違いを、きちんと説明することができる -議論の構造を理解し、主張と根拠との違いや、推論の働きを述べることができる。 -我々が陥りがちな思考の歪み(バイアス)や論理的な誤謬について説明することができる。 |
授業スケジュール /Class schedule |
-論理学とは、論理的に正しいとは(2コマ) -命題論理、述語論理の導入(5コマ) -ヴェン図による解法(2コマ) -帰納的推論と議論の構造 (3コマ) -バイアスと論理的誤謬 (3コマ) |
教科書 /Textbook(s) |
教科書は指定しない。ハンドアウトを配布する。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
毎回の授業後の宿題(30%)と、定期試験(70%)により評価する。詳細は授業始めに通知する。 |
履修上の留意点 /Note for course registration |
SGUの授業であり、授業はすべて英語で行う。やる気のある日本人学生の参加も歓迎する。 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
戸田山和久『論理学をつくる』, 名古屋大学出版, 2000 W.C.サモン『論理学』, 培風館, 1987 Stephen Toulmin / Richard Rieke / Allan Janik, Introduction to Reasoning (2nd edition), Macmillan, 1984 その他の参考図書は授業で通知する。 |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 4学期 /Fourth Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
菊地 則行 |
担当教員名 /Instructor |
菊地 則行 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/24 |
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授業の概要 /Course outline |
人間の心の世界は、その「広さ」と「深さ」ゆえに「小宇宙」に例えられる場合がある。私たち一人ひとりが持っている「小宇宙」は、個人が誕生し死をむかえるまで発展しつづけ、発展の時々に様々な輝きを放つ。その発展と輝きはそれぞれ個性的であるが、同時に私たちみんなに共通する法則を持っている。では、そのような「小宇宙」を自分が持っていることに気づいている人や、その成り立ち、働きについて正しく知っている人がどれだけいるだろうか。 そこで、この講義を、「小宇宙」つまり心の世界を知り、私たち人間の素晴らしさと可能性に初めて、あるいは改めて気づく機会にしたい。ただし、心の世界に接近する道は数多くある。ここでは経験科学(事実に裏打ちされた考え方)の道から接近する。特に、人間は「種(進化)の歴史」、「社会の歴史」、「個の歴史」の3つの歴史の統一として生きているという視点から、心の世界の成り立ちと働きの特徴を講義する。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
脳の機能や社会・文化と関連づけながら心理機能の特徴を理解できるようになる。 |
授業スケジュール /Class schedule |
【第1回】 Ⅰ.心(ココロ)をなぜ科学するのか -心理学を学ぶ意義- 【第2回】 Ⅱ.心を科学するとは -心理学の定義- 【第3回】 Ⅲ.人間の3つの歴史とは -心理の成り立ち- 【第4、5回】 Ⅳ.内・外界からの情報を処理するとは(その1) -認知的過程としての心理Ⅰ:感覚・知覚- 【第6、7回】 Ⅴ.内・外界からの情報を処理するとは(その2) -認知的過程としての心理Ⅰ:注意・記憶- 【第8、9回】 Ⅵ.人間独自の心理(意識)とは -認知的過程としての心理Ⅱ:思考と言語- 【第10、11回】 Ⅶ.感情はどんな働きをするのか -感情と認知- 【第12、13回】 Ⅷ.ヒトはどのようにして人間になっていくのか -発達- 【第14、15回】 Ⅸ.現在、心の何が問題か -現代社会における心理学的諸問題- |
教科書 /Textbook(s) |
使用しない |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
レポート80%と出席20% |
履修上の留意点 /Note for course registration |
ない 履修規程上の先修条件:なし |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
講義のテーマごとに紹介するが、心理学の概論書は各自興味に応じて選択してよい。なお、講義で紹介するDVDの参考書としては、次のシリーズがある。 驚異の小宇宙・人体Ⅱ 脳と心1-6、別巻 日本放送出版会 各3,200円 |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 2学期集中 /2ndQuarter Intensive |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
島田 純理 |
担当教員名 /Instructor |
島田 純理 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/03/15 |
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授業の概要 /Course outline |
私たちが日常生活で特に意識することなく使っている自然言語は、意味を音の連なりに暗号化する大変複雑なシステムです。この授業は、自然言語を経験的自然現象と捉えて研究する、言語の科学への入門です。授業では、単に講義を聴くだけでなく多くの演習問題に取り組むことで基本的な知識と考え方を身につけて欲しいと思います。 Natural language, which we use to communicate in everyday life, is a complex system that encodes meanings in sequences of sounds. This course is an introduction to the science of natural language, i.e. the study of natural language as an empirical, natural phenomenon. In this course, students are expected to not only listen to the lecture but also try and solve numerous exercises in class in order to learn basic knowledge and how to do linguistics. |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
言語学の基本を学び、ふだん話している「言葉」を客観的に分析できる視点を身につける。また、言語データを分析することを通して、科学的・論理的な考え方を身につける。 By completing this course, students should acquire the basics of linguistics and an objective viewpoint from which to analyze natural language. Through the practice of analyzing linguistic data, students should also develop their skills in scientific and logical thinking. |
授業スケジュール /Class schedule |
言語学の各分野を順に勉強していきます。We plan to study various subfields of linguistics. 1日目 (Day 1) 導入、音声学、音韻論 (introduction, phonetics, phonology) 2日目 (Day 2) 音韻論(つづき)、形態論 (phonology (continued), morphology) 3日目 (Day 3) 統語論 (syntax) 4日目 (Day 4) 意味論・語用論 (semantics, pragmatics) |
教科書 /Textbook(s) |
配布する英語の講義ノート使用 English lecture notes will be provided. 竹林滋・斎藤弘子「ルミナス英和辞典第2板 つづり字と発音解説」研究社(ISBN:978-4767404127) (ライトハウス英和辞典(研究社)の第4版以降を持っている人は、別冊付録がこれと全く同じものなので購入の必要はありません) |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
持ち帰り課題(70%)と授業参加(30%)による。By a take-home exam (70%) and class participation (30%). |
履修上の留意点 /Note for course registration |
・音声学・音韻論のところで発音記号に馴染めずにつまずく人が大変多いので、受講生は「ルミナス英和辞典 つづり字と発音解説」またはライトハウス英和辞典の付録「つづり字と発音解説」をCD音声を確認しながら事前にしっかり勉強しておいてください。 ・講義ノートが英語で難しいと言う受講生が多いです。自分の使いやすい英語辞書を持参してください。 ・真面目に授業を受けていないと持ち帰り課題が全く解けないことになります。 ・授業中に居眠りをしたりスマホをいじったりしている人は授業不参加と見なされ不合格になります。 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
Akmajian et al. Linguistics: An Introduction to Language and Communication, 6th edition. MIT Press. O'Grady et al. Contemporary Linguistics: An Introduction, 6th edition. Bedford/St. Martin's |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 2学期集中 /2ndQuarter Intensive |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
澁澤 尚 |
担当教員名 /Instructor |
澁澤 尚 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/02/17 |
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授業の概要 /Course outline |
Lecture on ancient Chinese literature and Chinese characters. Also explain about ancient Chinese poetry and story behind the scenes. 黄河と長江という二大河を中心に育まれた中華文明には、それに相応しい悠久の歴史、思想があり、膨大な文学、文化があります。それらは、いずれの時代をいかように切り取っても、圧倒的な輝き・深さをもって我々に迫ってきます。それは、日本文化の源流、東洋文化の源流です。 漢文学は、「八宗兼学でなければ一分科をも修め得ない」(すべてのジャンルに習熟していなければひとつも習得できない)といわれ、中学高等学校時代のイメージとは相違し、実学虚学の文理全分野がその対象となる深遠無辺な学問です。例えば、本来の漢文学のなかには医薬学や動植物学、天文学や物理学といった理系分野さえも含まれるのです。李白や杜甫、『論語』や『三国志』は、漢文学のほんの一部分なのです。 もちろん短期間の講義の中では、理系分野の漢文学に触れる機会はありませんが、諸文化の源流といえる「巫祝」と呼ばれるシャーマン(古代の呪術者)への理解と、それを伝えてきた媒体である「漢字」、そしてそれが思想や文学として花開いた「故事成語」や「漢詩」の世界について具体例を挙げながら学びたいと思います。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
①漢文学や日本文学の基礎ともいえる「漢字」の特質について理解する。 ②「漢文」の原義や特質について理解する。 ③諸文化の源流である古代の「巫祝文化」について理解する。 ④「漢詩」や「故事成語」の読解から東洋の思想・文化・歴史について理解する。 |
授業スケジュール /Class schedule |
1日目:漢字・漢文の世界「文字の誕生」「文学の誕生」~甲骨文・巫祝・中華思想・典故 2日目:故事成語の世界「歴史的成語」「思想的成語」~諫言・諷刺・老荘思想 3日目:漢詩の世界①「送別詩」「辺塞詩」~音楽歌謡の原義 4日目:漢詩の世界②「飲酒詩」、試験 |
教科書 /Textbook(s) |
授業時間に資料を適宜配付する。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
最終日におこなう試験と授業参加状況とによる。 |
履修上の留意点 /Note for course registration |
理系の学生であっても文学的・文化的・芸術的発想はたいへんに重要です。例えば、日本人初のノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹や日本のロケット開発・宇宙開発の父と呼ばれる糸川英夫も、ともに漢文や芸術を愛しました。特に湯川は、その量子力学の着想において、『老子』『荘子』など漢文学の影響を大いに受けたと自身でもたびたび言及しています。この講義からは、単なる教養的知識だけではなく、東洋的な発想や物の見方を学んでください。 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
東洋文字文化研究所編『白川静を読むときの辞典』(平凡社、1,800円) |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 1学期 /First Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
懸田 弘訓 |
担当教員名 /Instructor |
懸田 弘訓 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/30 |
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授業の概要 /Course outline |
信仰を起源とする芸術は、絵画・彫刻・音楽・舞踊・演劇・建築などの多彩な分野に発展し、さらに日本では書道・茶道・華道・武道など、道徳や儀礼をも含む「道」としての芸術も生れた。そして、コンピューターはテレビや映画などの映像分野にとどまらず、音楽・絵画・建築、さらには文化財の保護にも活用され、今や不可欠のものになっただけでなく、その発展も著しい。 本講義では、国内外の主な芸術について、その歴史をたどりながら、厳選した映像資料を用いて美の本質や構造などを学ぶとともに、コンピューターを活用するにあたっての理念と可能性を考察する。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
①芸術の歴史とその背景を学び、芸術史の概観を把握できるようになる。 ②芸術の本質を理解し、人と芸術との関わりを理解できるようになる。 ③美の背景にある情報の質や構造、特質などを把握できるようになる。 ④芸術作品などの制作にコンピューターを活用するにあたっての具体的な理念を把握し、その課題と可能性を考察できるようになる。 |
授業スケジュール /Class schedule |
1回目 人間の行動様式と芸術~日本人と欧米人の基本的行動の相違と特 質 2回目 美意識と芸術~芸術の根底をなす日本人の感受性と美意識 3回目 「美学」と「芸術学」~芸術の定義の変遷と分類、および最新の芸術とその主たる表現技法を学ぶ。 4回目 音楽における日本の美~日本人の音楽における美意識と作品の本質を探る。 5回目 日本の伝統芸能における美の諸相~歌舞伎と文楽人形浄瑠璃の歴史と構造を学び、表現法の特質を探る。 6回目 音楽における西洋の美~欧米人の音楽における美意識と作品の本質を探る。 7回目 日本絵画の美~日本絵画の美の本質を、棟方志功の「板画(はんが)」と浮世絵から探る。 8回目 西洋絵画の美~西洋絵画の歴史と美の本質を、女性像の変遷から探る。 9回目 演劇と映画~チャップリンの映画制作にあたっての理念と技法から彼の先進性を探る。 10回目 芸術とメディア~「メディア時代の予言者」といわれるグレン・グールドの理念と、音楽界におけるメディア利用の現状や今後の可能性を探る。 11回目 作曲・演奏とコンピューター~音楽の創作と演奏におけるコンピューター利用の現状と課題を探る。 12回目 録音・録画とコンピューター~音楽の分野での録音・録画の技術開発の変遷と現状を学び、将来の可能性を探る。 13回目 計量音楽学と計量舞踊学~音楽と舞踊の要素を分析し、コンピューターを用いた再創造の課題を探る。 14回目 文化財とコンピーター~文化財保護の分野でのコンピューター活用の現状と将来の可能性を探る。 15回目 コンピューター・グラフィックの活用~テレビや映画などにおける CGの利用の変遷と現状、ならびに将来の可能性と課題を探る。 |
教科書 /Textbook(s) |
本講義のために作成したプリントを毎時配布する。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
出席(30%)、毎時の小レポート(10%)、期末試験(60%) |
履修上の留意点 /Note for course registration |
①プリントは講義の際にそのつど配布する。やむをえない事情で欠席した場は、次回にも配布する。 ②映像資料をとおして自ら思考することをめざしているために、欠席は極力さけること。欠席はやむを得ない場合を除いて減点とする。 ②講義の妨げになるので、遅刻・途中退室は原則として禁止し、やむを得ない場合を除いて欠席とする。 ③講義中の私語は厳禁する。ただし、講義手法や内容に関した意見や質問は、講義中でも大いに歓迎する。積極的な発言を期待している。 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
履修上の留意点 ①プリントは講義の際にそのつど配布する。やむをえない事情で欠席した場は、次回にも配布する。 ②映像資料をとおして自ら思考することをめざしているために、欠席は極力さけること。欠席はやむを得ない場合を除いて減点とする。 ②講義の妨げになるので、遅刻・途中退室は原則として禁止し、やむを得ない場合を除いて欠席とする。 ③私語は禁止する。ただし、講義に関した質問や意見は、講義中でも大いに歓迎する。積極的な発言を期待している。 参 考 ①参考図書 『芸術学ハンドブック』 神林恒道ほか編 勁草書房 『芸術学』 渡辺 護著 東京大学出版会 『講座 美学』(全5巻) 今通友信編著 東京大学出版会(本校図書館に収蔵) これ以外は、講義でそのつど紹介する。 ②リンク先 E-mail kaketah@khaki.plala.or.jp ③オフィスアワーは、講義中に知らせる。 |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 2学期集中 /2ndQuarter Intensive |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
前川 直哉 |
担当教員名 /Instructor |
前川 直哉 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/30 |
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授業の概要 /Course outline |
ジ ェ ン ダ ー ・ セ ク シ ュ ア リ テ ィ 研 究 と は 一 言 で 言 う と 、「 性 」 を め ぐ る こ と が ら ( 性 別 、 性 差 、 性 欲 、 性 行 為 な ど ) に つ い て 、 自 然 科 学 で は な く 社 会 科 学 の 側 か ら ア プ ロ ー チ す る 学 問 分 野 で あ る 。 授 業 で は イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン で ジ ェ ン ダ ー ・ セ ク シ ュ ア リ テ ィ 研 究 が 扱 う 領 域 に つ い て 学 ん だ あ と 、「 近 代 家 族 と 女 性 の 就 労 」「 性 を め ぐ っ て 」「 同 性 愛 の 日 本 近 現 代 史 」 の 三 つ の 大 テ ー マ に つ い て 学 ぶ 。 「 近 代 家 族 と 女 性 の 就 労 」 で は 、「 男 は 外 で 仕 事 、 女 は 内 で 家 事 ・ 育 児 」 と い う 性 別 役 割 分 業 観 や 、 子 ど も へ の 関 心 、 家 庭 に お け る 愛 情 の 強 調 を 特 徴 と す る 近 代 家 族 に つ い て 学 ぶ 。 そ の 上 で 、 そ う し た 近 代 家 族 を 取 り 巻 く 規 範 が 女 性 の 就 労 を ど の よ う に 妨 げ て い る の か を 考 え 、 ま た ジ ェ ン ダ ー 規 範 が 女 性 の み な ら ず 男 性 の 生 き 方 を も 縛 っ て い る 現 状 に つ い て 学 習 す る 。 「 性 を め ぐ っ て 」 で は 、 性 の 自 己 決 定 権 と い う 考 え 方 に 基 づ き 、 ジ ェ ン ダ ー を 問 わ ず 誰 も が 自 身 の 性 に つ い て 他 者 か ら 侵 さ れ な い 固 有 の 権 利 を 持 っ て い る こ と 、 だ が 実 際 に は ジ ェ ン ダ ー の 非 対 称 を 背 景 に 、 特 に 女 性 の 性 が 男 性 に よ っ て 侵 さ れ る 現 実 が あ る こ と に つ い て 学 ぶ 。 性 別 を 問 わ ず 、 と も に 社 会 を 担 う 一 員 と し て 親 密 な 交 際 を 築 く た め に は 、 性 の 自 己 決 定 権 に 関 す る 理 解 が 不 可 欠 で あ る 。 「 同 性 愛 の 日 本 近 現 代 史 」 で は 、 近 年 「 ブ ー ム 」 と も 言 う べ き 取 り 上 げ ら れ 方 を し て い る 性 的 マ イ ノ リ テ ィ の 中 で も 特 に 同 性 愛 に つ い て 、 歴 史 社 会 学 の 手 法 を 用 い な が ら 学 ぶ 。 そ の 上 で 、 昨 今 日 本 で も 議 論 さ れ て い る 同 性 婚 や 同 性 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 制 度 の み で は 同 性 愛 者 の 真 の 解 放 は 実 現 し な い こ と 、 そ の た め に は ジ ェ ン ダ ー の 平 等 が 不 可 欠 で あ る こ と を 習 得 す る 。 ジ ェ ン ダ ー と セ ク シ ュ ア リ テ ィ は 別 個 の 問 題 で は な く 、 複 雑 に 絡 み 合 っ て い る 問 題 で あ る と い う こ と を 、 一 つ 一 つ 丁 寧 に 解 き ほ ぐ し な が ら 授 業 を 進 め て い く 。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
1 ) 近 代 家 族 と 女 性 の 就 労 に つ い て 基 本 知 識 を 習 得 し 、 性 別 を 問 わ ず 誰 も が 自 分 ら し い 人 生 を 送 れ る 社 会 を つ く る た め に 自 分 た ち に 何 が で き る か を 考 え る こ と が で き る 。 2 ) ジ ェ ン ダ ー 非 対 称 に よ る 女 性 の 性 被 害 の 現 実 に つ い て 知 り 、 性 の 自 己 決 定 権 と い う 考 え 方 が な ぜ 必 要 不 可 欠 な の か に つ い て 説 明 で き る よ う に な る 。 3 ) 同 性 愛 の 日 本 近 現 代 史 に つ い て 学 び 、 な ぜ 同 性 婚 や 同 性 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 制 度 の 導 入 の み で は 不 十 分 な の か に つ い て 説 明 で き る よ う に な る 。 |
授業スケジュール /Class schedule |
Ⅰ . イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン ( 第 1 回 - 第 6 回 ) ・ イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン 近 代 家 族 と 女 性 ・ 男 性 の 就 労 ・ 近 代 家 族 と 性 別 役 割 分 業 観 : 作 ら れ る 女 ら し さ ・ 男 ら し さ ・ 女 性 の 就 労 と M 字 カ ー ブ ・ 男 性 ホ モ ソ ー シ ャ ル 大 国 ・ 日 本 : 女 性 の 困 難 、 男 性 の 苦 労 ・ 福 島 県 に お け る ジ ェ ン ダ ー の 現 状 と 課 題 な ど Ⅱ . 性 を め ぐ っ て ( 第 7 回 - 第 10 回 ) ・ セ ク ハ ラ 、 性 暴 力 、 性 被 害 ・ リ プ ロ ダ ク テ ィ ブ ヘ ル ス / ラ イ ツ ・ 視 線 の 力 学 : ポ ル ノ グ ラ フ ィ と ボ ー イ ズ ・ ラ ブ ・ ト ラ ン ス ジ ェ ン ダ ー が 直 面 す る 困 難 な ど Ⅲ . 同 性 愛 の 日 本 近 現 代 史 ( 第 11 回 - 第 15 回 ) ・ レ ズ ビ ア ン と ゲ イ :「 L G B T 」 と い う 語 の 何 が 問 題 か ・ ネ ッ ト 社 会 と 性 的 マ イ ノ リ テ ィ ・ 同 性 パ ー ト ナ ー シ ッ プ ・ 同 性 婚 と 今 後 の 課 題 な ど |
教科書 /Textbook(s) |
な し 。 授 業 時 に レ ジ ュ メ を 配 布 す る 。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
講義中のワーク・小テスト 20点×3回、最終テスト 40点 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
・ 千 田 有 紀 ・ 中 西 祐 子 ・ 青 山 薫 『 ジ ェ ン ダ ー 論 を つ か む 』 (有 斐 閣 、 2013 年 ) ・ 男 女 共 同 参 画 統 計 研 究 会 編 『 男 女 共 同 参 画 統 計 デ ー タ ブ ッ ク 2015: 日 本 の 女 性 と 男 性 』 ( ぎ ょ う せ い 、 2015 年 ) ・ 岩 田 正 美 ・ 大 沢 真 知 子 編 著 『 な ぜ 女 性 は 仕 事 を 辞 め る の か : 5155 人 の 軌 跡 か ら 読 み 解 く 』 (青 弓 社 ラ イ ブ ラ リ ー 、 2015 年 ) ・ 角 田 由 紀 子 『 性 と 法 律 ― ― 変 わ っ た こ と 、 変 え た い こ と 』 (岩 波 新 書 、 2013 年 ) ・ 堀 あ き こ 『 欲 望 の コ ー ド ― マ ン ガ に み る セ ク シ ュ ア リ テ ィ の 男 女 差 』 (臨 川 書 店 、 2009 年 ) ・ 風 間 孝 ・ 河 口 和 也 『 同 性 愛 と 異 性 愛 』 (岩 波 新 書 、 2010 年 ) ・ 前 川 直 哉 『 男 の 絆 : 明 治 の 学 生 か ら ボ ー イ ズ ・ ラ ブ ま で 』 (筑 摩 書 房 、 2011 年 ) |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 前期・後期 /1st, 2nd Semester |
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対象学年 /Course for; |
1年 |
単位数 /Credits |
1.0 |
責任者 /Coordinator |
青木 滋之 |
担当教員名 /Instructor |
青木 滋之, 菊地 則行, 長谷川 弘一, 清野 正哉, 中澤 謙, 苅間澤 勇人, 石橋 史朗, 吉良 洋輔 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/03/02 |
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授業の概要 /Course outline |
[注意事項] 本科目は、2017年度をもって廃止することが検討されています。 2018年度以降は再履修クラスの開講も予定されていないため、2017年度に単位修 得が出来なかった学生は再履修をすることができません。 文章表現法は日本人の学生が日本語のレポートを論理的に書くために設けられている。情報のインプットである「読む」、情報から自分の主張を組み立てる「考える」、主張の表現である「書く」の3つを論理的に行うことを学ぶ。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
この授業の目的と到達点は以下の通り。 ・本や文献の内容を理解できること。 ・読んだ内容に対して、自分の主張を組み立てることができること。 ・レポートや小論文などで正確な日本語で論理的な文章を書ける能力を身につけること。 |
授業スケジュール /Class schedule |
教員ごとに文章表現法の目的に即した課題を設定する。課題を通して、読解力、論理的思考、文章作成をトレーニングする授業とする。学生が作文などの課題に取り組み、教員がそれを添削したり、学生同士で批評しあったりしながら進められる。 具体的には、配属された各クラス担当教員の指示に従うこと。 |
教科書 /Textbook(s) |
資料を配付し、その他に必要であれば担当教員が指定。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
基本的には、学生の授業参加と授業内の課題により評価が行われる。 教員によっては、期末試験や期末レポートを課す場合もある。 |
履修上の留意点 /Note for course registration |
[注意事項] 本科目は、2017年度をもって廃止することが検討されています。 2018年度以降は再履修クラスの開講も予定されていないため、2017年度に単位修 得が出来なかった学生は再履修をすることができません。 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 1学期・4学期 /1st & 4th Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
清野 正哉 |
担当教員名 /Instructor |
清野 正哉 |
推奨トラック /Recommended track |
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履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/27 |
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授業の概要 /Course outline |
社会と法の関わりについて、具体的な事例を題材として、そこでの法的な考え方、法的アプローチについて学んでもらうことを目標とする。 また、コンピュータに関わる法、インターネットと法、著作権法を中心とした知的財産権に関わる法についても積極的に取り上げ、実践的な講義を行うことを考えている。 また、実務的に取り組んでいるコンテンツビジネス(アニメ、ゲーム、映画映像等)についてのライセンス処理、ファンド創生等の最先端のお話しをする予定である。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
現在、あらゆる分野でコンプライアンスが重要視されている。ICTの技術開発、研究開発の実務においても、しかりである。 こうしたことから、本講義では、学生に対して、コンプライアンスの視点とバランス感覚を有する判断能力を育成することを目的としている。 |
授業スケジュール /Class schedule |
1. What is “the law”? 2. Relations between the state and the law 3. The law and the law of the local government 4. The application of the law and the interpretation of the law 5. Relations between the family, society and the law 6. Contract society, dealing society and the relations of the law 7. Relations between the punishment and the law 8. Informative society and law 9. Relations between the leading science and technology (cloned human being and genome etc)、and the law 10. The role of the intellectual property law 11. What is “the copyright law”? 12. Internet and law (general remarks) 13. Internet and law (each argument) 14. Summary, complement 15. Summary, complement |
教科書 /Textbook(s) |
スマートフォン時代の法とルール(中央経済社) レジュメ等のプリント毎回配付 別途指示します。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
授業態度(出席等)、期末試験 |
履修上の留意点 /Note for course registration |
1.情報倫理 2.憲法 Formal prerequisites:None |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
情報倫理(中央経済社) |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 4学期集中 /4thQuarter Intensive |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
澤 亮治 |
担当教員名 /Instructor |
澤 亮治 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/30 |
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授業の概要 /Course outline |
(授業は英語で行われます。) 現代の経済学の主要分野であるミクロ経済学とマクロ経済学のうち、特にミクロ経済学に関する入門の講義になります。現実の経済は主として人々の3つの活動から成り立っています。それらの活動とは、モノをつくること(生産)、モノを使うこと(消費)、そしてモノをやりとりすること(交換)です。これらの活動は、人々が自発的にモノを生産し、売り買いし、消費する市場経済と呼ばれるシステムで支えられています。この授業では市場経済のシステムと、市場経済のもとで人々が生産および消費活動をどのように行っているかを学びます。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
個々(消費者や企業)の活動から全体(市場)を予測するという経済学の問題意識は、様々な分野で応用が可能です。経済学を通して、研究にむけた応用力を身に付けましょう。 |
授業スケジュール /Class schedule |
1. 経済学とは 経済学またミクロ経済学とは何か、およびコースの概要をお話しします。 2. 供給と需要 価格の変化とモノの生産量と消費量の変化を、需要と供給のグラフを使い分析します。 特に人々の個別のモノを売る・買うという行動の結果として、需要と供給のグラフの交点で価格が決まる仕組みの解説を行います。 3. 市場と効率性 人々が自由にモノを売り買いできる市場が最も効率的であることを解説します。また、最低賃金など市場が効率的に働かない制約について学びます。 4. 弾力性 弾力性は価格や所得の変化に対する人々の反応を知るための指標です。需要の価格弾力性や需要の所得弾力性などの様々な弾力性について学びます。 5. 消費者余剰と生産者余剰 消費者余剰および生産者余剰と呼ばれる、消費者および生産者が市場から受け取る便益について学びます。これらの余剰は需要曲線と供給曲線から計算できます。 6. 生産者 供給のグラフは多くの生産者(企業)の生産量の総計です。ここでは、供給グラフの裏側にいる各企業が生産量をどう決めるのかを解説します。 7. 消費者 需要グラフの裏側には多くの消費者がいます。ここでは、各消費者が商品をいくつ買うか(消費量)をどう決めるのかを解説します。 8. 独占市場と寡占市場 企業が一つもしくは数えるほどしか存在しない市場を競争的でない市場と呼びます。市場が競争的でない場合に、モノの価格、取引の量、市場の効率性などがどう変化するかを学びます。 |
教科書 /Textbook(s) |
「Principles of Microeconomics 7th Edition」 *6,500円程度(洋書です。) こちらの教科書がないと、授業内での課題等ができませんので、 以下の期間内に売店で予約をして、履修者は必ず購入して下さい。 ・期間:12月7日(水)~1月12日(木)20:00厳守 *1月13日以降の申込み及び予約の取り消しは、 一切受付けませんので、注意して下さい。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
・期末試験:70%、授業内クイズ: 10%、宿題:20% ・期末試験は全ての講義内容を出題範囲とします。試験は持ち込みは不可とします。 ・宿題は約2回実施する予定です。 |
履修上の留意点 /Note for course registration |
授業は英語で行われます。 履修規程上の先修条件:なし |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 1学期・2学期 /1st & 2nd Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
吉良 洋輔 |
担当教員名 /Instructor |
吉良 洋輔 |
推奨トラック /Recommended track |
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履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/30 |
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授業の概要 /Course outline |
本講義では、会津大生にとって卒業後に役に立つと思われる分析概念を社会学およびその隣接領域から厳選して、解説し自力で運用するトレーニングを行います。社会学の特徴は、長い歴史の中で独自に発達させてきた分析概念(社会の見方や考え方)にあります。授業スケジュール欄の各回タイトル「○○:なぜ××なのか?」のうち、「○○」の部分が分析概念にあたります。これらを学べば、「なぜ××なのか?」に対応する社会現象を、学ぶ前には思いつかないような切り口から見つめることができるようになるでしょう。 例えばWikipediaで記事を編集する行為は、社会学では社会的ジレンマと呼ばれます。社会的ジレンマとは、ある行為が行われれば社会の多くの人に便益がもたらされるが、実行した人は損をする状況です。つまり、Wikipediaが充実すれば手軽に知識を引き出すことができてみんなハッピーになりますが、自分で時間を割いて編集し知識を付け加えるかとなると、面倒なのです。自然に考えれば、他の人がやってくれると期待して、自分ではWikipediaを編集しないはずです。しかし現実には、多くの編集者が存在します。つまり、社会的ジレンマを乗り越えるための、何らかの社会的仕組みがあるのです。これに対して考えられる一つの仮説は、「Wikipediaの中に一種のコミュニティが形成されており、それが社会的ジレンマを解決している」というものです。つまりコミュニティの中では、より良い記事を多く投稿した者に称賛や社会的地位が与えられていて、それが利他的行動の動機になっているのです。したがって、投稿者コミュニティを健全な形で盛り上げることは、Wikipediaや、他の同じような構造を持つWebサービスの運営者にとって、死活問題だと予想されます。 扱う分析概念は、大きく分けて、「(上記のWikipediaの例のような)インターネット・サービス上での人間行動の予測と理解」、「資本主義社会を生き抜くために必要な投資」、「国際社会の高い多様性に対応てきるリベラルな価値観」の3つのフィールドに関わるものを選びました。それぞれの分析概念について、解説する講義と、自力で運用できるようになるための演習(小課題)を行います。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
本講義の目的は、受講者が分析概念を使いこなして、日常生活の常識では思いつかないような社会の見方ができるようになることです。具体的な到達水準は、次の二つの両方です。 (到達目標1)毎回の授業で扱う分析概念のすべてについて、理解して他の人へ口頭で説明ができるようになる。 (到達目標2)扱った分析概念のひとつ以上について、自分で見つけた現実の社会現象に対して応用し、メカニズムを詳細に分析できるようになる。 |
授業スケジュール /Class schedule |
1. 授業内容の解説:なぜ会津大生が社会学を勉強する必要があるのか? 2. 行為と意思決定:なぜ教室の前の方の席は空くのか? 3. 社会的交換:なぜAirbnb・Uber・ヤフオクは広く成功できたのか? 4. ディスカッションの作法:どうすればあなたの「コミュ力」は上がるのか? 5. 情報の非対称性:なぜ「街コンはオワコン」と日刊SPA!に書かれてしまったのか? 6. 社会的ジレンマ1:なぜWikipediaを編集する人は足りていないのか? 7. 社会的ジレンマ2:それでもなぜWikipediaの編集をする人がいるのか? 8. 社会調査と統計:なぜたった1000人への調査で日本全体の内閣支持率が分かるのか? 9. 格差と資本1:なぜ貧富の差が生まれるのか? 10. 格差と資本2:なぜコーチ・カーターはバスケ部員の大学進学にこだわったのか?(120分の映画を見ます) 11. シグナリングと人的資本:なぜ君たちは会津大学に入学できてラッキーなのか? 12. 社会規範と価値:なぜブラック企業は従業員を死ぬまで働かせることができるのか? 13. 社会的構築:なぜ海外で音を立ててラーメンを食べると白い目で見られるのか? 14. 差別・偏見とジェンダー:なぜ会津大学の男女比率は大きく歪んでいるのか? 15. 社会シミュレーション:なぜ海外では「文系・理系」の区分が消えつつあるのか? |
教科書 /Textbook(s) |
使用せず(資料配付) 参考書を授業内で紹介します。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
小課題(小レポート等、45%):主に到達目標1を評価します。下記のリストを参照。全てA4で2ページ以内。 ・期末レポート(50%):主に到達目標2を評価します。小課題のうち◎のついたものの中から一つを選び、考察を深めて発展させます。 ・ディスカッションなどへの貢献 (5%):円滑な授業運営に協力したことを評価します。 昨年度の小課題のリスト(変更の可能性あり、詳細は授業内で指示します) ○教室の前の方の席が空くメカニズムを、M. Weberの「社会的行為の4類型」に即して考えなさい。 ○オンラインの個人間取引サービスで何か購入して感想を書きなさい(お金がかかります)。 ○Wikipediaの記事のどれかを編集して感想を書きなさい(絶対にルールを守ること)。 ◎社会的ジレンマ・囚人のジレンマ・情報の非対称性のそれぞれについて、現在問題が発生している、またはそれらが未然に防がれているオンラインサービスを探しなさい。 ○集団的自衛権に関する世論調査の結果が新聞社ごとに大きく食い違った理由を考えなさい。 ◎映画「コーチ・カーター」の中から、普通の資本・人的資本・文化資本・社会関係資本のそれぞれについて、登場する場面を発見しなさい。 ◎東急電鉄のポスターが主張する「電車の中で化粧をする女性はみっともない」という社会規範・価値観はどのようにして発生したと思われるか、合理的選択理論と構築主義の視点から理由を考えなさい。 ◎「予言の自己成就」の身近な事例を探しなさい。 |
履修上の留意点 /Note for course registration |
・授業内で一部ディスカッションを行うので、積極的に参加すること。他の履修者の学習に良い影響を与えれば、あなた自身の学習成果とは別に、成績へ加味します。 ・出欠は確認しませんが、ほぼ毎回出席して小課題を提出する必要があります。また、それなりにややこしい分析概念が毎回登場します。理解しようと努力すれば高得点が、手を抜けば低い得点(または落単)が返ってくるようにコースは設計されています ・履修規程上の先修条件:なし |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
・授業資料などを公開するホームページを開設する予定です。詳細は授業内に述べます。 |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 2学期・3学期 /2nd & 3rd Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
清野 正哉 |
担当教員名 /Instructor |
清野 正哉 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/27 |
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授業の概要 /Course outline |
諸外国に比べ詳細な人権に関する規定を設けている日本国憲法の現代社会における意義とその役割について、具体的な事例を題材に講義していきたい。 また、ネットが個人・家庭・社会へとますます浸透していく中で、そこでの個人の権利がどのように保障されていくべきか、あるいは国家はどのようなコントロールを個人・社会に向けていくべきか、という問題についての憲法的考え方を講義の中で提示していきたい。 なお、国会法制局での実務経験と現在も国会審議のお手伝いしている立場からの実務的な憲法の考え方についても伝えていきたい。 担当教員は、かつて公務員試験の憲法の試験委員をしていた関係、将来、教員、公務員試験予定者は受講を。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
コンピュータサイエンスを学ぶ者だからこそ、インターネット社会における人権とその社会システムを学ぶことは重要である。 そこで、本講義では、本学のコンピータサイエンスに関係する憲法学の領域を中心に、憲法の考え方、人間・技術者としての人権を中心とした考え方を学生に学んでもらうことを目的としている。 |
授業スケジュール /Class schedule |
1. What is “Constitution of Japan”? 2. The historical development of Constitution of Japan 3. Meiji Constitution and Constitution of Japan 4. Three principles of Constitution of Japan (Sovereignty of the people, The principle of the pacifism, The principle of respect for fundamental human rights) 5. Sovereignty of the people and the Emperor 6. The meaning of the principle of the pacifism 7. The need of the security of the fundamental human rights 8. The 13th article of Constitution of Japan and the 14th article of Constitution of Japan 9. Each argument of the fundamental human rights, Mental freedom 10.Each argument of the fundamental human rights, Economic freedom and Physical freedom 11. The principle of the separation of power and the modern development The best organization of the sovereign right, The parliamentary system 12. The unconstitutionality legislation examination right of the court 13. The role of the local administration at a period of decentralization 14. Modern problem in Constitution of Japan, Internet society and Constitution of Japan 15. Summary |
教科書 /Textbook(s) |
国会とは何か(中央経済社) レジュメ等のプリントを毎回配付 その都度指示 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
授業態度(出席等)、期末試験等 参考(授業ホームーページ、図書など) |
履修上の留意点 /Note for course registration |
Formal prerequisites:None |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
情報倫理(中央経済社) |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 2学期集中 /2ndQuarter Intensive |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
吉高神 明 |
担当教員名 /Instructor |
吉高神 明 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/30 |
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授業の概要 /Course outline |
The objective of this course is to acquaint students with conceptual framework and perspectives to understand contemporary Asia in the context of International Relations. 本講義の目的は、転換期を迎えている今日の世界と日本を理解するための分析視角と考察枠組みを学ぶことにある。この場合、2011年3月11日の東日本大震災以後の日本を取り巻く国内・国際情勢に焦点を当てつつ、授業を行なう。「国際関係論」は理系学生にとっては聞きなれない学問分野であるが、政治、経済、外交、安全保障の問題についての基礎的知識のない学生にも配慮しつつ、授業を展開する予定である。授業は原則的に講義中心で行うが、リサーチ実習、グループ討論、個人発表なども積極的に取り入れていきたい。また、学生の学習意欲を高めるため、新聞やニュースで注目を集めている時事問題の解説にも十分な時間を取りたいと考えている。 キーワード:「東日本大震災・福島第一原発事故」、「東アジアのダイナミズム」、「日本のICT戦略」、「BOPビジネス」、「官民連携」、「クール・ジャパン」、「ダークツーリズム」、「今、ここにいる自分」 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
本講義の目的は、転換期を迎えている今日の世界と日本を理解するための分析視角と考察枠組みを学ぶことにある。この場合、2011年3月11日の東日本大震災以後の日本を取り巻く国内・国際情勢に焦点を当てつつ、授業を行なう。「国際関係論」は理系学生にとっては聞きなれない学問分野であるが、政治、経済、外交、安全保障の問題についての基礎的知識のない学生にも配慮しつつ、授業を展開する予定である。 授業の終了段階での到達目標: 1.国際関係論の分析視角と考察枠組みについて、一定の理解を有するようになる。 2.転換期世界と日本の現状と課題について、体系的に理解できるようになる。 3.現在関心を集めている国際問題について、自分なりの説明と分析を行えるようになる。 |
授業スケジュール /Class schedule |
夏季集中講義の全体テーマ:「転換期を迎えたアジアと日本の現状と課題の考察」 授業では、以下のようなテーマを扱う予定である。 1.転換期を迎えた世界、アジア、日本を考察するためのフレームワーク 2.よりよい世界に向けた取り組み:「BOPビジネス」の可能性 3.変化する世界の中の日本:焦点としての「クール・ジャパン」 4.3.11からの復興と「ダークツーリズム」 |
教科書 /Textbook(s) |
授業の際に、必要に応じてプリントを配布する。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
授業の最終成績は、以下の基準に基づいて決定する。 出席・授業への貢献状況 :20点 授業の際に出される諸課題 :30点 最終レポート :50点 |
履修上の留意点 /Note for course registration |
ニュースや新聞等を通じて、現在の世界と日本が直面している重要課題について、一定の知識を有しておくことが望ましい。 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
自学自習に有益なインターネット・サイトは、以下の通りである。 首相官邸:http://www.kantei.go.jp 外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj 総務省統計局統計センター:http://www.stat.go.jp/data/guide/index.htm |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 1学期・3学期 /1st & 3rd Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
中澤 謙 |
担当教員名 /Instructor |
中澤 謙, 長谷川 弘一 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/12/28 |
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授業の概要 /Course outline |
保健体育の目的は、心と体を一体としてとらえ健康・安全についての理解と運動の合理的な実践を通して積極的に運動に親しむ資質や能力を育てるとともに、健康の保持増進のための実践力の育成と体力の向上を図り、明るく豊かな生活を営む態度を育てるところにあります。本講義では、人間の文化や発育発達に沿った適切な運動の経験と心身のかかわりについての理解を深め、生涯にわたって明るく豊かな生活を営む態度を醸成していきます。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
1stQ 1.人間生活における精神的、かつ身体的健康の保持増進に必要な手段と知識を習得している 2.基礎的なトレーニング理論を理解している 3.積極的な人間生活を送るための態度を養うことができる 3rdQ 1.人間生活における精神的、かつ身体的健康の保持増進に必要な手段と知識を習得している 2.社会的に健康であるという意義と意味について、体育史的視点による歴史的背景からヒトの営みの健全性について考える機会を得ることで、自己の考えを構築することができる 3.積極的な人間生活を送るための態度を養うことができる |
授業スケジュール /Class schedule |
1stQ 1 保健体育の目的 2 公共の福祉と個人の健康観 3 公衆衛生と不活動 4 到達度テスト① 5 筋肉と関節の基本的な仕組み 6 エネルギー供給系 7 反射と随意運動 8 到達度テスト② 9 乳幼児期の運動と発育発達 10 児童期の運動と発育発達 11 発育発達に沿ったスポーツ活動の留意点 12 到達度テスト③ 13 スポーツにおける動機付け 14 運動技能の習得と実力発揮 15 運動による健康の増進 3rdQ 1 ガイダンス 2 古代ギリシャの体育と現代的意義 3 古代ローマおよび中世の体育 4 テニスの歴史1 5 テニスの歴史2 6 サッカーの歴史 7 プレセンテーション1(現代の様々な社会問題をテーマとする) 8 プレゼンテーション2 9 プレゼンテーション3 10 ヒトの身体の不思議 11 筋肉のしくみとストレッチング 12 脳の働きと神経系 13 右利き・左利き 14 インフルエンザとウイルス 15 生活習慣とその予防 |
教科書 /Textbook(s) |
資料配付 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
1stQ 到達度テスト(75%)、 期末試験(25%) 3rdQ レポート(40%)、プレゼンテーション(40%)、出欠席(10%)、テスト(10%) |
履修上の留意点 /Note for course registration |
1stQと3rdQで授業スケジュールが異なります |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
1stQ 1.木村文勝『少子高齢化の恐怖を読む』中経出版 2.宮下充正『年齢に応じた運動のすすめ』杏林書院 3.矢富直美『認知症予防のアクティビティ』ひかりのくに 4.近藤光夫『幼児のこころと運動-その発達と指導-』教育出版 5.渡部弥生他『原著で学ぶ社会性の発達』ナカニシヤ出版 6.中込四郎『よくわかるスポーツ心理学』ミネルヴァ書房 7.杉原隆『運動指導の心理学』大修館書店 8.ヴァンデンオウェール編『体育教師のための心理学』大修館書店 9.ベスH・マーカス『行動科学を活かした身体活動・運動支援』大修館書店 10.エドワード・L・デシ『人を伸ばす力』新曜社 11.秋田喜代美『学びの心理学』放送大学叢書 3rdQ 1.テニスの文化史 ハイナー・ギルマイスター(大修館) 2.人体生理学 猪飼道夫 (大修館) |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 3学期 /Third Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
青木 滋之 |
担当教員名 /Instructor |
青木 滋之 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/23 |
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授業の概要 /Course outline |
現代自然科学の歴史的なルーツとは何なのだろう? この講義では、学生が自然科学の歴史的発展についての見通しを得つつ、自分なりの視点を持つことを期待する。15コマの講義で科学史のすべてを扱うことはできないので、いくつか重要な節目となるトピックを掘り下げる形で進めていきたい。扱うトピックは、古代ギリシアにおける科学の始まり、17世紀の科学革命、19世紀の科学の組織化・専門化とダーウィンの進化論、近代科学の日本への移植、などである。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
この講義を受講した後に、受講生は -今日の自然科学の歴史的ルーツを述べることができる。 -先進的な科学者の創造的態度について、ケース・スタディに基づき説明することができる。 -科学の歴史の見方について自分なりの視点を論じることができる。 |
授業スケジュール /Class schedule |
1. イントロダクション ― 科学とは何か(1コマ) 2. 科学の始まり(2コマ) 3. 科学革命(4コマ) 4. 19世紀の生物学:ダーウィンの進化論(3コマ) 5. 近代科学の日本への移植[キャンパス外での講義]/20世紀の地球科学(3コマ) 6. 科学の歴史とその見方(2コマ) |
教科書 /Textbook(s) |
教科書は指定しない。ハンドアウトを配布する。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
クラス内でのミニクイズ(30%)、レポート(30%)、定期試験(40%)により評価する。詳細は授業始めに通知する。 |
履修上の留意点 /Note for course registration |
SGUの授業であり、授業はすべて英語で行う。やる気のある日本人学生の参加も歓迎する。 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
この講義と相性が良いものとして、 朝永振一郎『物理学とは何だろうか(上下)』, 岩波新書, 1979 上田誠也『新しい地球観』, 岩波新書, 1971 中根美知代ほか『科学の真理は永遠に不変なのだろうか ―サプライズの科学史入門―』, ベレ出版, 2009 ほか、授業中に紹介する。 |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 3学期・4学期 /3rd & 4th Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
吉良 洋輔 |
担当教員名 /Instructor |
吉良 洋輔 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/30 |
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授業の概要 /Course outline |
近年、計算機シミュレーション(特にエージェント・ベースト・モデル)は、自然科学だけではなく、社会科学でも用いられるようになっています。例えば、なぜ多くの国で人種や国籍によって居住地域が分離するのか、なぜ人間は利害が対立する状況でも協力するのか、といった問いに対し、シミュレーション研究は鋭い示唆を与えています。この授業では、社会科学におけるシミュレーション・モデルを授業内でいくつか紹介し、受講者はそれらを自分で作成します。 この授業の究極的な目的は、文系理系という区分にとらわれることなく、コンピューターが活躍できる場面を探す姿勢を身に着けてもらうことです。コンピューターは、学術やビジネスの様々な分野に応用できます。そして、一見するとコンピューターと関係がなさそうな分野でほど、応用に成功した場合に大きなリターンが得られます。この授業では、そのようにして学術的に大きな成功を収めた古典的なモデルを自分の手で再現し、かつての「ブルーオーシャン」の雰囲気を体感します。 また、社会科学のシミュレーションでは、現実の複雑な社会現象や人間行動を、単純なモデルに落とし込む能力が要求されます。この能力は、社会シミュレーションだけではなく、情報システム全般の設計を行う時にも役立ちます。また、授業内で課される演習の中で手を動かしCのコードを書くことは、プログラミングの技術を定着させるうえでも役にも立つでしょう。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
(到達目標1)社会シミュレーションの中で用いられる数値計算手法を習得する。 (到達目標2)複雑な社会現象や人間行動を単純モデルによって考察できるようになる。 |
授業スケジュール /Class schedule |
※演習の進行状況によっては、スケジュールが大幅に変更される可能性があります。 1. オリエンテーション:講義計画の解説及び事前の知識・プログラミング技術の把握 2. モデル構築の方法:なぜ学生たちは教室の後ろの方にばかり座ろうとするのか? 3. Shellingの分居モデル(解説):なぜ人種や国籍で居住地が分離するのか? 4. Shellingの分居モデル(演習):概念「セルオートマトン」を知る 5. Shellingの分居モデル(演習):シミュレーションの完成・提出 6. 二次元格子の囚人のジレンマ(解説):なぜ人々の相互協力は難しいのか? 7. 二次元格子の囚人のジレンマ(演習):学習・模倣・進化 8. 二次元格子の囚人のジレンマ(演習):シミュレーションの完成・提出 9. 流行・感染のネットワーク(解説):なぜインフルエンザで学級閉鎖するのか? 10. 流行・感染のネットワーク(演習): Rでネットワーク可視化する 11. 流行・感染のネットワーク(演習):様々なネットワーク構造を作る 12. 流行・感染のネットワーク(演習):シミュレーションの完成・提出 13. 長期的関係と協調の進化モデル(解説):なぜ「一見さんはお断り」されるのか? 14. 長期的関係と協調の進化モデル(演習):手法「遺伝アルゴリズム」を知る 15. 長期的関係と協調の進化モデル(演習):進化させた戦略のトーナメント大会 |
教科書 /Textbook(s) |
使用せず(資料配付) 参考書として、ギルバート&トロイチュ著「社会シミュレーションの技法」日本評論社 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
・プログラム提出(50%):主に到達目標1を評価します。 ・期末レポート(50%):授業で紹介したモデルのいずれか一つにあなたが考えた新機能を追加し、それが現実社会に対して持つ意味について考察します。主に到達目標2を評価します。 |
履修上の留意点 /Note for course registration |
・前期にP01「プログラミング入門」の内容をほぼ理解し、かつ、後期にはP02「プログラミングC」を並行して意欲的に取り組みつつ、この授業を履修することを強く推奨します。上記2科目と難易度を揃えつつ演習を行うため、各履修者は、Cを用いてループ演算・2次元配列の操作・外部テキストファイルの読み書きを行うプログラムを、独力で実装することになります。履修者数次第では、教員が個別のアドバイスをほとんどできないこともありえます。プログラムが完成しなければ、いかなる理由でも単位は取得できません。 ・「社会学」を履修していることが望ましいです。必須ではありませんが、していた方がこの授業をもっと楽しむことができるでしょう。 |
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開講学期 /Semester |
2017年度/Academic Year 4学期 /Fourth Quarter |
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対象学年 /Course for; |
1年 , 2年 |
単位数 /Credits |
2.0 |
責任者 /Coordinator |
程 子学 |
担当教員名 /Instructor |
程 子学, 川口 立喜 |
推奨トラック /Recommended track |
- |
履修規程上の先修条件 /Prerequisites |
- |
更新日/Last updated on | 2017/01/30 |
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授業の概要 /Course outline |
グローバル化に伴い、異文化及びその多様性を理解することや異文化への寛容性を持つことの重要性が増している。そして、多様な文化が接触する現代社会において課題を発見し、その文化的背景を考察しながら解決していく能力が必要になってきている。 本授業では、会津の歴史と文化の中からいくつかのテーマを取り上げ、それらと自国の文化や歴史との比較を通して、比較文化・文化人類学の視点から文化が個別的側面と普遍的側面とを持つことを理解し、個別文化の価値を認識する能力を養う。また、多様な文化を持つ学生同士のディスカッションを通し、異文化コミュニケーション力や世界への展開力を同時に身に付けていく。 具体的には、会津の風土、文化、歴史、産業、さらには東日本大震災からの福島復興ビジョンを学び、会津や日本についての知識を深める。そして、自国文化と比較しながら会津と自分とのかかわりを明確にすることで、地域アイデンティティを醸成し、それらを活かした世界への展開力を育成していく。 本授業では、担当教員から講義を聞いた後、学生は各自が持ち寄った資料の紹介や自国の文化との違いを説明する。そして、グループディスカッションをもとに話題を発展させたり、新たな資料を作成し、自分たちの考えや意見を発表する。また、最終回では各自「ICTを用いた会津への提案」をまとめ、プレゼンテーションを行う。 本授業は、本学のスーパーグローバル大学(SGU)事業のICTグローバルプログラムの一つと位置付け、留学生を対象に開講するが、日本人の学生の履修も可とする。 |
授業の目的と到達目標 /Objectives and attainment goals |
1.自文化との比較を通して、異文化及びその多様性を理解する 2.異文化への寛容性を身に付ける 3.異文化コミュニケーション力と世界への発信力を身に付ける 4.問題発見・解決能力を身に付ける |
授業スケジュール /Class schedule |
第1回 イントロダクション(比較文化とアイデンティティについて) 第2回 日本の中の会津(概要、位置、地形、風土、交通について) 第3回 会津の四季と人々の生活 第4回 会津の歴史(会津藩と戊辰戦争) 第5回 會津藩校日新館と会津大学の開学 第6回 会津の教えと儒教 第7回 会津の人物(野口英世や山川健次郎など) 第8回 會津藩校日新館見学 第9回 会津の食文化とB級グルメ 第10回 会津の伝統産業と伝統工芸 第11回 会津の観光(会津の観光ガイドを作る) 第12回 会津農書とICT(会津IT農書) 第13回 会津大学と会津大学発ITベンチャー企業 第14回 東日本大震災からの復興 第15回 プレゼンテーション(ICTを用いた会津への提案) |
教科書 /Textbook(s) |
授業の際に、必要に応じてプリントを配布する。 |
成績評価の方法・基準 /Grading method/criteria |
事前課題(含む発表):30% 授業内での活動(含む参加態度):40% 最終のプレゼンテーション:30% |
履修上の留意点 /Note for course registration |
本授業は英語で行う。 |
参考(授業ホームページ、図書など) /Reference (course website, literature, etc.) |
なし |