2017年度 シラバス学部

コンピュータ基礎関連科目

2018/01/30  現在

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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  前期 /First Semester
対象学年
/Course for;
1年
単位数
/Credits
4.0
責任者
/Coordinator
藤津 明
担当教員名
/Instructor
程 同軍, 藤津 明, 出村 裕英, 奥山 祐市, 中村 章人, 平田 成, 周 穎慧, 光永 祐司, 廖 時陽
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2017/01/30
授業の概要
/Course outline
研究室、オフィスでのワークステーションの利用は標準的な環境となっている。
ワークステーションの各種利用方法、タイピング、文書作成、メール、ファイルの管理方法、その他の便利なツールを学ぶ。
インターネットなどのネットワーク利用の作法を学ぶ。
大学生活は学会や業界の研究団体などのプロフェッショナルコミュニティへの入口である。
コンピュータリテラシーで学ぶことは単に学生生活のためだけでなく将来の研究者、職業人としての基礎的技術、マナーを学ぶことに通じる。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
大学生活を送るためのワークステーションを利用した最低限必要な「読み書きそろばん」技術を身につけること。
これには LaTeX や ファイル管理能力等も含まれる。
ニュース、メールなどのコンピュータネットワークの利用法と作法を身につけること。
これにはセキュリティや法律、ネチケット等も含まれる。
授業スケジュール
/Class schedule
講義:
1. What is "Computer/Network Literacy" ?, Directory and Access Controle
2. UNIX, Mail, News and Web
3. Network, WiFi
4. Kanji, Character Encode, Regular Expression
5. Files, How to get information (Man, Info, WWW)
6. Network Etiquette and Moral
7. LaTeX(1: Equation,Tabular,Citation,Itemize)
8. LaTeX(2: Figure), Drawing Tools
9. LaTeX(3: Logical Structure), Slide
10. Copyrights and Law
11. Information Management (File Types, Compress, Backup Method, Browser Setting)
12. Shell Environment (.login, .cshrc)
13. Shell Functions (history, alias, quarting, foreach)
14. Shell programming (Script)
15. Examination(3: Final)

演習:
1. User account and login, Keyboard, Typing(1: Fundamental)
2. Password, X Window System(1), Emacs, Kanji
3. UNIX(1: Commands), Emacs(2: Point, Mark, Region, Buffer), News
4. UNIX(2: Directory, Filtering, Re-direction), X Window System(2)
5. How to Print, E-mail, Typing(4: LaTeX examples)
6. UNIX(3: Commands, Permissions, File system)
7. Convenient Tools(1: Grep and Sed)
8. Examination(1: UNIX), How to get information (Man, Info, WWW)
9. Network Etiquette and Laws(Case study)
10. Convenient Tools(2: Awk)
11. LaTeX(1: Sample, Preview, Fonts, Size, Equation)
12. LaTeX(2: Fonts, Size, Equation, Citation, Figure)
13. Drawing Tools(tgif)
14. LaTeX(3: Tabular, Macro)
15. LaTeX(4: Slide)
16. Graphs(Xmgrace, Mathematica), Images(ImageMagick), Making Report
17. Copyrights(Case study), Octave
18. Examination(2: Network Etiquette, Copyrights and Laws)
19. File Compress, Web Browser Setting, FP(1)
20. File Convert, Backup Method, R
21. Shell Environment, X Window System Environment, FTP(2)
22. Network Resources, Process Management, Internet
23. Shell Commands, Shell Programming(1)
24. Trouble Shooting, How to Report Troubles, Maxima
25. Shell Programming(2), OpenOffice(1)
26. Make, Spell Check, OpenOffice(2)
27. Security
28. E-mail, Calculator, Convenient Tools
教科書
/Textbook(s)
最初の講義にハンドアウトを配布する。
また端末を利用してもハンドアウトを利用できる。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
講義、演習の課題と試験

課題の提出が遅れた場合は減点する。
評価ポイントが高くても、試験に欠席したり、講義や演習の欠席が多い場合は単位を出さない。
履修上の留意点
/Note for course registration
なし
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)

http://web-int.u-aizu.ac.jp/course/lit1/


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  後期 /Second Semester
対象学年
/Course for;
1年
単位数
/Credits
3.0
責任者
/Coordinator
藤津 明
担当教員名
/Instructor
藤津 明, 奥山 祐市, 本田 親寿, 程 同軍, 中村 章人
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2017/03/02
授業の概要
/Course outline
[注意事項] 本科目は、2017年度をもって廃止することが検討されています。
2018年度以降は再履修クラスの開講も予定されていないため、2017年度に単位修
得が出来なかった学生は再履修をすることができません。

様々なツールやソフトウェアの使い方に慣れ親しむことによってコンピュータの様々な利用法を体験する。特に、コンピュータを使って、情報(データ)を生み出したり、検索、加工、管理するためのツールを学ぶ。また、それらのツールをうまく組み合わせて、情報システムの構築を具体的に実現する。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
* データベースを構築、検索、管理するツールを利用できること。
* HTML文を使ってマルチメディアプレゼンテーションを行なうこと。
* Mathematica を利用してコンピュータ上で数学をすること。
* コンピュータネットワークの状況の把握すること。
* インターネットのセキュリティについて関心を持つこと。
* ポピュラーな簡易スクリプト言語を使用できること。
授業スケジュール
/Class schedule
1. HTML
2. スクリプト言語(perl, java-script)
3. ネットワーク
4. セキュリティ
5. データベース
6. Mathematica
教科書
/Textbook(s)
各トピックス担当の教員がハンドアウトなどを講義で指定する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
HTML レポート 2/14 試験 0
Network レポート 1/14 試験 1/14
Security レポート 1/28 試験 1/28
Perl/Java Script レポート 3/14 試験 0
Database レポート 3/28 試験 3/28
Mathematica レポート 3/14 試験 0

課題の提出が遅れた場合は減点する。
評価ポイントが高くても、試験に欠席したり、講義や演習の欠席が多い場合は単位を出さない。
履修上の留意点
/Note for course registration
なし
履修規程上の先修条件:なし

[注意事項] 本科目は、2017年度をもって廃止することが検討されています。
2018年度以降は再履修クラスの開講も予定されていないため、2017年度に単位修
得が出来なかった学生は再履修をすることができません。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
http://web-int.u-aizu.ac.jp/course/lit2/


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  1学期 /First Quarter
対象学年
/Course for;
1年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
岡 嶐一
担当教員名
/Instructor
岡 嶐一, 宮崎 敏明
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2017/01/30
授業の概要
/Course outline
この講義では、主に新入生に対して、コンピュータについて、さまざまな分野の専門家によるさまざまな観点からの話を提供し、コンピュータ理工学の学問分野の内容と、コンピュータ理工学を学ぶ意義を理解し、コンピュータがあまねく社会に使われている時代に、社会がコンピュータに何を期待しているか、コンピュータがもたらす社会へのリスク等、コンピュータ理工学に期待されていることを多方面から学び、今後の進路設計に役立たせる。他の多くの科目と異なり、本講義ではさまざまな分野の専門家に講義をしていただく。具体的には、学長や学部長、各フィールド・トラックの責任教授の他に、外部の専門家の話を伺う機会も設ける。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
コンピュータ理工学の多くの分野の専門家の話を聴講することにより,学生自身の進路決定のための指針とする。具体的な進路としては,どの フィールド、トラックを選択するか、研究テーマと所属研究室の決定,卒業研究の方向,進学,就職時の分野決定等の参考となるような内容を提供 する。さらに,学習中あるいは今後学習予定の各授業の位置付けを理解し,学習の目的の把握,学習意欲の向上を図る。
授業スケジュール
/Class schedule
具体的な日程等については、 講義予定者の日程を調整して決まり次第発表する。

1 理工学のすすめ(学長)
  コンピュータ理工学の学問分野の内容と、コンピュータ理工学を学ぶ意義を理解する。
2〜6 学部履修ガイド(理事、学部長、各フィールド、トラックの代表教員)履修ガイドの全体概要、ならびに、5フィールド・9トラックの内容を理解する。
7 大学院紹介(専攻長、在学大学院生、大学院卒業生)
  大学院の概要、ならびに、教育プログラムの内容を理解する。
8〜15 産業界の最新状況
  産業界から招いた講師の講演を通して、コンピュータ理工学が社会の中でどう活用されているかの最新状況を学ぶ。
教科書
/Textbook(s)
なし。毎回資料を配布する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
出席点60%、レポート40%
履修上の留意点
/Note for course registration
なし
Formal prerequisites:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
【履修上の留意点】
外部講師を呼ぶ場合が多いので、居眠り、私語等の受講態度については十分注意すること。


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  3学期 /Third Quarter
対象学年
/Course for;
1年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
大津山 公平
担当教員名
/Instructor
大津山 公平, 成瀬 継太郎, 奥山 祐市
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2017/01/30
授業の概要
/Course outline
コンピュータを知る上での基礎的な知識として
・2進数、16進数の基礎と変換
・符号なし整数、符号付整数とその演算
・浮動小数点数の表現
・ブール代数
・論理回路等
を学び、更にコンピュータの心臓部であるCPU(中央処理演算装置)の大まかな動作、その上で実行される命令について学ぶ。

このシラバスは我々教員と履修する学生のとの間の契約である。我々は履修生の下記項目の習得に責任を持つが、履修生は真摯に学ぶ態度を持って履修する事が要求される。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
本コースの目的と達成目標は以下の通りである(コース受講後には以下の能力を取得、または説明出来る事が期待される)
・2進数の表現を理解する
 →2進数による整数(符号なし、符号あり)と浮動小数点数の表現を理解出来る。さらに2進、10進、16進数表現の整数の相互変換と、2進数の数(整数、浮動小数点)の演算(加算・減算・乗算)を行う事が出来る。
・論理式と論理回路を理解する
 →論理式の変形や真理値表によって論理式の証明が出来る
 →論理式に基づき、簡単な論理回路を作成出来る
・アセンブリ言語と命令を理解する
 →・アセンブリ言語にて、配列要素の加算等の簡単なプログラムを組む事が出来る
・基礎的なRISCプロセッサの動作を理解する
 →基礎的なRISCプロセッサであるMIPSプロセッサの非常に簡単なハードウェアの構成を理解し、代表的な命令がその上で実行される時の流れを説明出来る
授業スケジュール
/Class schedule
以下のように、13回の講義に付加して途中2回のコンピュータ演習を実施する。
なお、スケジュールや講義ハンドアウトページの変更がある場合もあるので、授業開始後のガイダンスにて説明する予定である。

第1回:概説/数(1)
・コンピュータシステムの概念と構成
・簡単な歴史
・数(2進/10進/16進)について
・基数の変換

第2回:数(2)
・2進数の加算
・負の数の表現=補数
・2進数の減算

第3回:浮動小数点
・浮動小数点数(単精度、倍精度)の二進数表現
・浮動小数点数の演算

第4回:命令(1)
・計算機の言葉=命令(Instruction)
・命令形式
・オペランド(命令に必要なデータ):レジスタ,メモリ
・ロード・ストア命令
・加算・減算命令

第5回:命令(2)
・アドレッシングモード
・分岐命令
・例題による命令の動作
・SPIMシミュレータの基礎

第6回:命令(3)・論理演算
・レジスタ退避・復元
・スタック
・アセンブラ
・例題による命令の動作
・論理演算
・ブール代数
・論理ゲート
・論理式の回路化

第7回:演算
・論理回路
・真理値表から論理式への変換
・マルチプレクサ
・算術論理演算回路(ALU)
・加算器

第8回:シフト・乗算
・論理シフト・算術シフト
・乗算

第9回:プロセッサの動作(1)
・システムの中枢としてのプロセッサ
・データパスと制御
・PC/レジスタ/ALU/メモリ
・命令の流れ -- ADD/ORI
・制御信号

第10回:プロセッサの動作(2)
・先週の復習
・命令の流れ -- LW/SW・BEQ

第11回:プロセッサの動作(3)
・プロセッサのまとめと復習
・制御信号の回路化
・単一クロックサイクルと複数クロックサイクル
・パイプライン

第12回:性能
・なぜ性能が必要なのか
・性能の定義
・様々な性能尺度(実行時間/応答時間/スループット)
・クロック
・CPI(Clock Per Instruction)
・ベンチマーク=性能評価プログラム

第13回:メモリ
・メモリ階層・キャッシュメモリ・SRAM・主記憶・DRAM・仮想記憶・
・フラッシュ半導体メモリ・磁気ディスク


上記授業に加え、途中に二回演習を行い、全15回の授業とする。(演習は演習室にてコンピュータを利用して行う)

第1回演習(第8回と第9回講義の間)
・基本的アセンブラプログラムを作成、SPIMシミュレータにより、命令単位にシミュレートする
・レジスタ・メモリなどのCPU資源の挙動を理解する
第2回演習(第9回と第10回講義の間)
・前回より少し難しいアセンブラプログラムを作成する
・算術演算(整数、浮動小数点)、論理演算(マスクやシフトなど)を体験する
・加算ループによる乗算アルゴリズムの実装を行う
教科書
/Textbook(s)
コンピュータシステム概論ハンドアウト(売店にて販売)
実践によるコンピュータアーキテクチャ 中條・大島 数理工学社

ハンドアウト・教科書は必ず授業開始までに購入しておくこと
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
以下の3項目により評価する。
・授業中のクイズ 30%
・演習レポート(2回) 20%
・期末試験 50%
なお、クイズは出席確認も兼ねており、授業数の2/3以上の出席がないと学務規定により期末試験を受ける事が出来ない。

[履修上の留意点]
履修にあたっては以下の事を厳重に守らなければならない。
・授業・演習には遅刻・欠席しない事。全実施回数の1/3以上欠席した者は定期試験を受ける事が出来ない(つまり放棄となる)。遅刻に関してもしかるべきペナルティを与えるものとする。
・演習課題・クイズ・定期試験などで不正行為(他者の課題のコピー、試験のカンニング等)を行った場合は、学則に従って当該期履修科目全ての単位を没収する。
履修上の留意点
/Note for course registration
先修科目:なし
重要な関連項目:後期に受講するプログラミングCのアドレスやポインタの知識は、この授業においても非常に重要である。
履修規程上の先修条件:なし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
本コースのウェブページは以下の通りである
学外から
http://www.u-aizu.ac.jp/course/csI/
学内WSでは以下を使用する事(より新しい情報や、成績情報等こちらのURLでしか見れない情報がある)
file:///home/course/csI/public_html/2016/welcome.html


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  前期 /First Semester
対象学年
/Course for;
2年
単位数
/Credits
3.0
責任者
/Coordinator
束原 恒夫
担当教員名
/Instructor
出村 裕英, 束原 恒夫, 北道 淳司, 本田 親寿, 大藤 建太, 朱 欣, 中島 有
推奨トラック
/Recommended track
CF,SD,VD,VH,RC,BM
履修規程上の先修条件
/Prerequisites
NS1 or NS2

更新日/Last updated on 2017/01/23
授業の概要
/Course outline
実際の電気現象に触れる本学で最初の機会であり、学生によってはこれが最後の実験となる。
抵抗計測、ハイパス・ローパスフィルタおよび共振回路を例にとって、電気回路の基礎と計測機器の取扱方法を学ぶ。
最後に、コンピュータ論理演算の基礎となるデジタル信号がアナログ回路からどのように生み出されるかを体験する。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
本科目を履修して身に付けることは次の通りである。
(知識)
・次元解析、計測値の統計的取扱、誤差伝搬、グラフの描き方等を学んで、データの定量的評価・解析が行えるようになる。
・受動素子と交流の取扱、回路方程式(オームの法則、キルヒホフの法則、重ねあわせの理)。
・ハイパス・ローパスフィルタ、共振回路を理解し、ラジオなどの仕組みが分かる。
(態度・習慣)
・準備や実験中の作業分担およびレポートの執筆を通じて、段取りの仕方、計画的かつ効率的な行動、きちんとした記録の大切さを学ぶ。
・盲目的な追試ではなく、実験結果を合理的に解釈できるだけの科学的素養と態度を身につける。
(技能)
・実験ノートおよび技術レポートが書けるようになる。
・直流・交流の基礎的な回路方程式が解けるようになる。
・電気回路に関わる基礎的な実験器具・測定器が扱えるようになる。
授業スケジュール
/Class schedule
第1単元 直流回路の座学と実験
 第01週 他科目との関係、成績評価方法、SI単位系、次元解析、誤差伝搬、基本統計量
 第02週 受動回路素子3種の導入、ブレッドボード・テスターの使い方、オームの法則、直並列接続
 第03週 誤差の統計的取扱方法、グラフの描き方、対数グラフの導入、キルヒホッフの法則、重ねあわせの理
 第04週 実験とは何か、実験ノートの書き方、レポートの書き方、抵抗測定の実験
第2単元 交流回路の座学と実験
 第05週 複素数、交流の表現方法、
 第06週 複素インピーダンスの導入、オシロスコープ・ファンクションジェネレータの導入
 第07週 抵抗分圧測定、素子特性の観察と計測
第3単元 RC回路周波数特性測定(フィルタ)
 第08週 RC回路の導入、ハイパス・ローパスフィルタについて、ボード線図、 
 第09週 周波数特性の測定
 第10週 過渡応答特性の測定
第4単元 LCR回路特性測定(共振)
 第11週 LCR回路の導入、直列共振・並列共振について、リアクタンス線図、寄生抵抗
 第12週 直列共振回路の測定
 第13週 並列共振回路の測定
第5単元 総合演習
 第14週 ラジオ(変調と検波の原理、並列共振;同調回路)、
      Inverterを用いたFlip-Flop(メモリの原理)とリング発振器(クロック生成)の実験
 第15週 総合課題演習
教科書
/Textbook(s)
エッセンシャル電気回路 - 工学のための基礎演習
 森北出版
 ISBN-10: 4627735618
 ISBN-13: 978-4627735613
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
各単元レポート、クイズ、期末試験それぞれ40%、10%、50%で合算する。

実験は座席指定の2人1組で行い、1人ずつが単元ごとに実験レポートを提出する。オプション実験等でボーナス加算もある。レポートの期限を守れなかったものは減点される。時間外追加実験は、教員の許可のもとで行える。

期末試験欠席、2単元以上のレポート未提出、履修規定にある出席数以上に欠けた場合は、単位を与えられない。但し、欠席届が出されたうえで相応の理由と認められた場合は、授業実施時間の分母から該当週数を減じる。すなわち、履修規定で3分の1を超える欠席という規定の分母が15週から該当週だけ差し引かれる。
履修上の留意点
/Note for course registration
先修科目は、NS1力学もしくはNS2電磁気学

関連科目は、NS4半導体デバイス、M7確率統計学、S2電子回路、S3電子回路特論、A5ロボット工学と自動制御、A8ディジタル信号処理論

履修規程上の先修条件:NS1 力学 または NS2 電磁気学
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
教科書正誤表・ハンドアウト等の資料(学内アクセスのみ)
 http://web-int.u-aizu.ac.jp/course/cselab/ 


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  3学期 /Third Quarter
対象学年
/Course for;
1年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
中村 章人
担当教員名
/Instructor
渡邊 曜大, 中村 章人, スー チュンホワ
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2017/01/30
授業の概要
/Course outline
現在のコンピューティング環境は、スマートフォン、ポータブルPC、デスクトップPC、サーバ、クラスター、クラウド上の仮想マシンなど、様々な種類のエンドポイントから構成されている。これらの機能と性能を発揮し、事故や攻撃を防ぐためには、情報セキュリティとシステム管理の技術が必要不可欠である。

この講義では、情報セキュリティの基本的な概念および技術を学習する。また、最新の技術やツールを紹介するとともに、時事評論を行う。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
- 情報セキュリティに関する理論的・実践的な知識の習得
- ICTシステムのセキュリティを管理するための知識とスキルの習得。
授業スケジュール
/Class schedule
第1回 情報セキュリティの基本概念
- 情報セキュリティの目的
- 基本概念: リスク、脅威、脆弱性、コントロール
- 機密性、完全性、可用性(C-I-A)
- 攻撃側と防御側のパラダイム

第2回 不正アクセスと法律
- 不正アクセスの状況
- 不正アクセスのコントロール
- 情報セキュリティに関連する主な法律

第3回 認証とパスワード
- 認証要素
- パスワード管理
- パスワードクラッキングの分類
- 不正ログインのコントロールと新しい認証方式

第4回 暗号とは
- 暗号の役割,基本的な用語,歴史上の暗号
- 古典暗号の頻度分析による解読
- 古典暗号から現代暗号へ

第5回 公開鍵暗号
- 公開鍵暗号の基礎
- RSA暗号の鍵生成・暗号化・復号

第6回 現代暗号の安全性
- 計算量的安全性および情報量的安全性
- バーナム暗号の情報量的安全性
- ラビン暗号の計算量的安全性

第7回 秘密分散法
- 秘密分散法の基礎
- シャミアの構成法
- 視覚復号型秘密分散法

第8回 暗号プロトコル
- 暗号プロトコルの基礎
- 構成法および安全性

第9回 公開鍵暗号の安全性
- 達成度と攻撃モデル
- 標準的な安全性概念

第10回 ソーシャルエンジニアリング
- 不正アクセスと詐欺
- ソーシャルエンジニアリングの手法と事例
- ビジネスメール詐欺

第11回 脆弱性
- 脆弱性の分類
- 脆弱性の傾向
- 脆弱性管理
- 脆弱性管理の課題と標準

第12回 攻撃と防御1: サービス妨害(DoS)
- DoS攻撃の特徴と分類
- DoS攻撃の手法
- DoS攻撃のコントロール

第13回 攻撃と防御2: ホストのなりすまし
- IPスプーフィング
- ARPスプーフィング
- DNSスプーフィング

第14回 攻撃と防御3: Webアプリケーション
- 攻撃の分類
- ブラウザのコントロール
- 攻撃手法

第15回 ふりかえりとまとめ
教科書
/Textbook(s)
別途指示します
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
試験: 70%
レポート: 30%

参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
講義資料(暗号技術): http://web-int.u-aizu.ac.jp/~yodai/course/IS/welcome.html


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  2学期集中 /2ndQuarter Intensive
対象学年
/Course for;
4年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
苅間澤 勇人
担当教員名
/Instructor
石橋 史朗, 苅間澤 勇人
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2017/01/26
授業の概要
/Course outline
情報の教員免許を取得するのに必要な科目である。情報社会における職業について,社会的視点と個人的視点から検討する。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
情報社会において個人がどのように働き,生活するかについて考えられるようになることを到達目標とする。
授業スケジュール
/Class schedule
第1回 社会的視点(1) 社会の情報化と情報システムの関わり
第2回 社会的視点(2) 情報社会における産業構造
第3回 社会的視点(3) 情報社会における企業活動
第4回 社会的視点(4) 情報社会における職業
第5回 社会的視点(5) 情報産業における職業
第6回 社会的視点(6) 情報社会における職業人の倫理
第7回 社会的視点(7) 情報社会における人材育成
第8回 個人的視点(1) 情報社会における働き方
第9回 個人的視点(2) 情報社会における労働環境
第10回 個人的視点(3) 情報社会における職業生活
第11回 個人的視点(4) 情報社会における職業人のありかた
第12回 個人的視点(5) 情報社会におけるキャリア形成
第13回 個人的視点(6) 情報社会における自己啓発とeラーニング
第14回 情報社会における職業の課題(1) 職業能力開発
第15回 情報社会における職業の課題(2) 学校と社会の接続
教科書
/Textbook(s)
特に指定しない。授業で資料を配付する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
3名の講師からそれぞれにレポートが課され,それを評価する。
履修上の留意点
/Note for course registration
特になし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
特になし


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  2学期 /Second Quarter
対象学年
/Course for;
1年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
清野 正哉
担当教員名
/Instructor
清野 正哉, - -
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2017/01/27
授業の概要
/Course outline
In this course, lectures and discussions will be conducted through presentation of specific solutions and problem-solving thought processes for problems which have occurred or are expected to occur in the digital network information society from the perspective of computer ethics. In conducting this course, education from a practical perspective and case studies will be emphasized through the introduction of special lectures given by faculty members and professionals who are actually playing active roles in the field of computer ethics. In addition, general knowledge as well as legal knowledge related to information will be incorporated into the course content. Therefore, students of the University of Aizu will be strongly encouraged to take this course as the field of computer ethics is an area indispensable for the information-based society in the future.
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
Both technology and security depend on humans.
This course is aimed at fostering of students who have a good sense of balance, through education from a practical point of view, including consultations with IT-related companies, engineering companies, security companies, etc.
授業スケジュール
/Class schedule
1. Characteristics and problems of information society
2. Why is computer ethics being addressed now? What is “computer ethics”?
3. Computer ethics and social norms/rules
4. Academic fields and rules related to information
5. Problems and rules regarding digital networks and content (1)
6. Problems and rules regarding digital networks and content (2)
7. Information technology and ethics (1)
8. Information technology and ethics (2)
9. Computer ethics and security (1)
10. Computer ethics and security (2)
11. Case studies (e.g., Problems related to employees’ personal privacy in relation to information management by companies)
12. Case studies (e.g., Problems related to personal information and privacy in relation to business development by security companies)
13. Computer ethics and self-help (1)
14. Computer ethics and self-help (2)
15. Summary
教科書
/Textbook(s)
情報倫理(中央経済社) の改訂版として「情報社会の法・ルールと倫理」(中央経済社)を使用
教科書がなくても、授業でノートがしっかりととれれば対応可能。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
Student attitudes in class (class attendance, etc.), Final examination
etc.
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
Jurisprudence
Constitution of Japan


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  1学期 /First Quarter
対象学年
/Course for;
4年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
岩瀬 次郎
担当教員名
/Instructor
岩瀬 次郎
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites
(L1 or L2) & L4

更新日/Last updated on 2017/01/27
授業の概要
/Course outline
利用者の求めるITシステムはどのように構築したらよいのか、一定の期間で、与えられた費用で計画通りに開発するために必要な技術は何か。当講義ではグローバルIT企業で実践されているシステム開発とプロジェクトマネジメント技術の基本を学習する。IT業界のビジネス環境と技術の動向、ITエンジニアに必要なスキルとキャリアも学習し、IT関連産業を目指す学生にその指針を提供する。グローバル化の進む日本のプロジェクトの実態とITエンジニアに求められる資質(コンピテンシー)についても紹介する。授業は講義が中心であるがテーマにより演習や課題レポートを果たす。  

授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
システム開発とプロジェクトマネジメント技術の基本を学習し、IT業界のビジネスと技術の動向、ITエンジニアのスキルとキャリア事例を学習することにより、将来ITエンジニアを目指す上での基本を修得する。
到達目標;
1. システム開発について、要求分析、設計、プログラミング、テストの基本プロセスと技法を理解する。
2. システム開発を成功裏に完了するために必須となるプロジェクトマネジメント技術の基本を理解する。
3. IT業界のビジネスと技術の動向、ITエンジニアのスキルとキャリア事例も学習し、今後IT業界、IT関連への進路、キャリアを考える上での基礎知識を得る。


授業スケジュール
/Class schedule
I. システム開発の実態
1. システム開発の動向
2. ITエンジニアのスキルとキャリア
II. システム開発プロセス
3. ソフトウェアエンジニアリング
4. 開発プロセス
5. 要件定義
6. システム設計I システム方式の設計
7. システム設計II ユーザーインターフェース、DB設計
8. 実装、テスト
III. プロジェクトマネジメント
9. プロジェクトとは
10. プロジェクトの計画
11. プロジェクトマネジメント 進捗管理
12. プロジェクトマネジメン リスク管理
IV. キャリアと育成
13. まとめ
教科書
/Textbook(s)
指定なし。毎回資料を直前に配布(ソフトコピー配布)。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
・筆記試験(選択式、記述式)1回, 課題レポート4題(期限1週間)、出席率(含む参加態度)により総合的に評価。評価配分の目安:最終試験50%, 課題40%, 出席10%
・出席が規定の条件を満たさない者は評価しない。
・課題レポート提出が遅れた場合遅れ度合いによって減点とする。
・私語等の受講態度不良の場合は減点とする。
・遅刻と途中退室の場合は出席とみなさない。
履修上の留意点
/Note for course registration
プログラミング、ソフトウェア開発の経験は当講義の理解を容易にする。

参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
L4 コンピュータシステム概論  
「ソフトウェアエンジニアリング講座1,2」(岩瀬、内藤他著 日経BP社)   




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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  2学期 /Second Quarter
対象学年
/Course for;
2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
髙橋 成雄
担当教員名
/Instructor
髙橋 成雄
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites
L1 or L2

更新日/Last updated on 2017/01/30
授業の概要
/Course outline
高度情報化社会と呼ばれる昨今において,情報のディジタル化の成果物は生活のあらゆるところに浸透してきている.音楽や映像などのいわゆるマルチメディアコンテンツやそれらのインターネットを介した配信はもちろん,携帯端末によるコミュニケーションや,オンラインショッピング,ICカードなどによる電子マネーの活用も,ディジタル情報技術の産物である.ここでは,そのようなデジタル情報として実現されるマルチメディアの特徴,構成要素,処理や通信技法の基礎を学ぶことで,我々の現在の生活がどのようにディジタル技術に支えられているかを理解するとともに,今後のマルチメディアのあるべき姿を見通すための知識を得ることを目指す.さらに,この授業のあとに展開される,ディジタル処理のさまざまな専門的授業への道標を提供する.
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
本授業の目的は,マルチメディアのディジタル表現,マルチメディアを構成するディジタル端末やシステム,マルチメディアコンテンツを編集する基本的な技法,マルチメディアのインターネットにおける役割とそれに関連する提供されるサービス,さらに我々の生活に根ざしたマルチメディア技術などを理解することにある.
授業スケジュール
/Class schedule
* ガイダンス
* マルチメディアシステムの基礎: アナログとディジタル,知覚
* マルチメディアの構成要素: テキスト,音,画像,映像
* ディジタル端末: CPU,記憶装置,キャッシュ,入出力装置,OS
* インターネット: プロトコル,IPアドレス,LAN,DNS, wifi,
* メディア処理: ファイル形式, マルチメディアコンテンツの編集システム
* コンテンツ制作: コンテンツデザイン,プログラミング,データベース
* 周波数解析: フーリエ解析,ウェーブレット,信号と画像の周波数解析
* インターネットにおけるサービス: WWW,電子メール,コミュニケーションツール,SNS
* Webサイトの構築と運用: ウェブ設計とプログラミング,ウェブサーバ管理
* 情報理論の基礎: 情報源符号化と通信路符号化
* インターネットビジネス: オンラインショッピング,金融サービス,コンテンツビジネス,広告
* 携帯端末: 携帯電話,パケット通信,電子決済
* 生活におけるマルチメディア: 情報家電,デジタル放送,ロボット,高度道路交通システム
* セキュリティと著作権保護: ネットワークセキュリティ,知的財産権,個人情報保護
教科書
/Textbook(s)
特に指定しない
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
期末試験(50%),適宜実施する小テスト,出席状況等(50%)で総合的に判断する。
履修上の留意点
/Note for course registration
特になし
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
入門マルチメディア CG-ARTS協会 編

http://www.u-aizu.ac.jp/~shigeo/course/mms/ (高橋 成雄)


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  4学期 /Fourth Quarter
対象学年
/Course for;
1年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
黒川 弘国
担当教員名
/Instructor
黒川 弘国, アン トゥアン ファン, 荊 雷, コン タン チョオン, 程 子学
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2017/01/30
授業の概要
/Course outline
コンピュータネットワークに関する最初の科目です。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
本科目はコンピュータネットワークの基本コンセプト、基本的な設計と動作に関する内容であり、受講者が本科目を通じてコンピュータネットワーク構造、プロトコルおよびデータ通信などの基本原理を理解することになります。勉強の対象はこの世界で最も大きい且つ典型的なコンピュータネットワーク「インターネット」です。
この科目はコンピュータネットワークの使用・構築・実装およびそれの商業的な側面については触れません。
授業スケジュール
/Class schedule
第1回. コンピュータネットワーク概論(1)
第2回. コンピュータネットワーク概論(2)
第3回. TCP/IPの基礎知識
第4回. データリンク層
第5回. IPプロトコル(1)
第6回. IPプロトコル(2)
第7回. 復習
第8回. 中間テスト
第9回. TCP/UDP(1)
第10回. TCP/UDP(2)
第11回. TCP/UDP(3)
第12回. IP層関連プロトコル
第13回. アプリケーション層プロトコル
第14回. セキュリティ+物理層
第15回. 復習
第16回 達成度確認試験
教科書
/Textbook(s)
「マスタリングTCP/IP 入門編」第5版
「Computer Networking a top-down approach」
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
- 出席、小テスト : 20%
- ホームワーク: 20%
- 中間試験 : 30%
- 期末試験 : 30%


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開講学期
/Semester
2017年度/Academic Year  2学期集中 /2ndQuarter Intensive
対象学年
/Course for;
2年 , 3年 , 4年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
吉岡 廉太郎
担当教員名
/Instructor
吉岡 廉太郎, 川口 立喜
推奨トラック
/Recommended track
履修規程上の先修条件
/Prerequisites

更新日/Last updated on 2017/01/30
授業の概要
/Course outline
便利で新しいものを生み出す力を創造力といいます。特に、独創的な発想や新しいアイデアを生み出すために欠かせない能力です。誰でも革新的な創造をする素質を持っていますが、創造力を発揮するには、創造が行われる手順(プロセス)や手法についての理解が欠かせません。また、創造活動の性質上、それらの理解だけでなく実践を通して創造の感覚を体感することが欠かせません。
 この授業では、創造活動の初学者に対して、取り組みやすいテーマを取り上げ、創造のプロセスを体験し、創造活動の性質を理解してもらうための講義と実践演習を行います。初学者でも取り組めるようにグループで学習します。実践演習では、実在する課題からテーマを選択し、グループごとに新しく有益な解決策・アイデアを提案します。
 夏期休暇の5日間で実施する集中講義です(平成29年度は8/21-25に実施します)。テーマによっては学外の施設に泊まり込んで合宿形式で実施することもあります。基本的には5日間すべての出席が必要です。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
1. 創造のプロセスを理解し、創造活動の特徴と留意点について説明できるようになる。
2. 創造力の有効性を理解し、創造力を向上するための取り組みができるようになる。
3. 簡単なテーマについて、創造的発想ができるようになる。
授業スケジュール
/Class schedule
Session 1: 立ち上げ
 チーム内のメンバーと顔合わせを行い、チーム活動の環境を構築する。
Session 2: 計画立案
 課題(テーマ)の説明を聞き、要求を理解し、活動の計画を立てる。
Session 3: 創造力の基礎
 創造活動を促進する要因と阻害する要因を理解する。
Session 4: 創造力の実践法
 創造に必要な手順と活動を具体例を通して理解する。
Session 5: 情報収集
 課題(テーマ)に関連する情報を収集する。
Session 6: 情報分類
 分類手法を用いて情報を分類して整理し、理解を深める。
Session 7: 情報収集と分類の反復
 作成した分類から情報の過不足を考察し、情報の収集と分類を繰り返す。
Session 8: アイデア候補の検討
 完成した分類をもとに複数のアイデアを構築する。
Session 9: アイデアの検証
 複数のアイデア候補を比較検討し、一つに絞り込む
Session 10: アイデアの外化
 絞り込んだアイデアを評価できるように形にする。
Session 11: アイデアの評価
 形にしたアイデアを使ってシミュレーションや外部評価を行い、フィードバックを得る。
Session 12: アイデアの改善
 フィードバックを参考にアイデアの修正を検討し、改善する。
Session 13: 評価と改善の反復
 必要に応じて、Session 10-12を反復して繰り返し、アイデアを錬磨する。
Session 14: 説明資料作成
 アイデアを効果的に説明する方法の検討と説明資料を作成する。
Session 15: 成果発表
 チームで構築したアイデアを発表し、質疑等を通して自分達のアイデアを説明するとともに自己評価を行う。
教科書
/Textbook(s)
※必要に応じて講義資料を配付する
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
以下の項目で評価する
1. 各レビューでの発表40%
2. 成果物 40%
3. 出欠、貢献度等 20%
※各学生の貢献度は活動への取り組み姿勢と各セッションのレビューの内容で確認する
履修上の留意点
/Note for course registration
この授業で学んだ内容を実践して確実に身につけるには、以下の科目も履修することが望ましい。
・開発プロセス入門(ベンチャー体験工房6前期)
・開発プロセス実践(ベンチャー体験工房6後期)
・ソフトウェアスタジオ
・理工系学生のための国際理解
・理工系学生のための地域イノベーション
この授業はenPiTプログラムの科目の一つです。


このページの内容に関するお問い合わせは学生課 教務係までお願いいたします。

お問い合わせ先メールアドレス:sad-aas@u-aizu.ac.jp