視覚障害者向け講演会「音で聞く、手で触れるかぐやプロジェクト」の開催

視覚障害者とコンピュータ勉強会「あい&あい」(代表:杉山雅英(会津大学教授)、加藤豊)が主催する視覚障害者 向け講演会「音で聞く、手で触れるかぐやプロジェクト」は、平成20年7月20日(日)午後1時から会津大学産学イノベーション センター3Dシアターを会場に、視覚障害者とその家族など県内各地から50名が参加して開催されました(共催:会津大学)。
加藤代表の挨拶に続き、本学の出村裕英准教授が自身が関わる月周回衛星かぐやプロジェクトの説明や月の不思議などを紹介 しました。
講演会が行われたこの日は、アポロ11号が月に着陸した記念日でもあり、参加者は起伏のある月球儀に触れたり、ムーンベル (月面の高さのデータを音程に変換し音を奏でるプログラム)を聞きながら、クレーターの形や「静かの海」(人類初の月着陸を 成功させた場所)を確認するなど、月への理解を深めました。

かぐやプロジェクト、moon bellについては、下記URLをご参照下さい。

JAXAかぐやプロジェクト
http://www.kaguya.jaxa.jp/

会場の様子

講演する出村准教授

起伏のある月球儀
 

会津大学の研究チームは月周回衛星かぐやプロジェクトに参加し、かぐやの観測データを解析して全月面の電子地図作成 などに取り組んでいます。昨年9月14日には本学を会場にかぐや打ち上げライブ中継が開催されました。

かぐや観測データの解析を開始
http://www.u-aizu.ac.jp/official/news/news119_j.html
かぐや打ち上げライブ中継
http://www.u-aizu.ac.jp/official/news/news92_j.html