先端情報科学研究センター(CAIST)開設を発表

角山茂章学長は1月16日、県庁で記者会見を開き、新年度4月1日に「先端情報科学研究センター」 (英語名:Research Center for Advanced Information Science and Technology、 略称:CAIST、読み方:カイスト)を設立することを表明しました。センター内に重点研究テーマごとに「クラスター」と呼ばれる研究チームを立ち上げ、 本学の持つ先端情報科学を基盤に社会の多様なニーズに応える研究を推進、他大学や企業、研究機関等、外部との連携も積極的に進めながら、地域産業の振興と 新産業の創出に寄与する研究の拠点化を図っていきます。
第1段階として4月に宇宙情報科学クラスターを立ち上げ、以後、地域環境クラスター、医療工学クラスターが順次活動を開始していきます。各クラスターには講座の 枠を越えて教員を配置する予定です。
宇宙情報科学クラスターはこれまでの技術開発実績をベースに、情報地質、地図情報システム(GIS)・画像解析の分野で引き続き深宇宙探査を支援するソフトウェアを 供給し、さらには、宇宙開発から確立した技術をハイテク産業に活用することに より地域産業との連携を推進していきます。
地域環境クラスターは会津地域の局所的気象予測に取り組み、提供する予測データを農作物の被害防止策、災害防止策に活用し、地域の農業振興や生活の快適性 向上に貢献していきます。
医療工学クラスターは福島県の医療用機械器具製造業(製造品出荷額全国第4位)の発展を支援し、医学と情報工学が複合する多彩な分野で 活躍する人材の育成などを目指します。
各クラスターの説明は、画像をクリックしてご覧下さい。