一流大学は一流学生から

学生部長 太田光一

本年四月より開設された大学院博士(後期)課程に11名の学生が入学し、学部240名、博士前期課程(いわゆる修士)57名と合わせて、ことしの新入生は308名となりました。

大学は文字通り、学(学問 学習)の場、学ぶ所、高校や中学とは比べ物にならないくらい学ぶ所です。当たり前のこのことが、日本の大学では建前にすぎない状態がずっと長く続いていました。学生はどう見ても受験勉強時代ほどには学習しないのが実態だったのではないでしょうか。「受験」勉強から解放された途端、勉強そのものまで忌避してしまったのです。

教授の側も、学問研究に専念するほどには、学生をやりがいのある本物の学習に誘う事にはあまり力を注いでこなかった気がします。

建物、設備はすでに会津大学は超一流です。研究面でも一流を目指して努力しています。ぜひ学生諸君も、学歴や偏差値にとどまらない一流学生をめざすべく頑張ってほしいものです。