新年を迎えて

学長 野口 正一 平成13年1月4日

21世紀という新しい世紀を迎えた記念すべき年の初めに当たり、教職員並びに 学生諸君の御多幸をお祈り申し上げますとともに、日頃のご支援とご協力に対 して、心から感謝申し上げます。

昨年は9月に皇太子同妃両殿下のご視察を賜り、本学の特長である「国際性」 「地域性」をご理解いただくとともに対外的にも本学の存在を大いにアピール することができました。

また、12月に開催された産学連携フォーラムでは元文部大臣有馬朗人氏をお招 きし、本学に対する並々ならぬ期待の言葉を頂戴したことは記憶に新しいとこ ろであります。

さて、「IT革命」の進展は、時間や空間の観念を大きく変え、経済、産業、 教育など社会生活のあらゆる分野に大きな恩恵をもたらし、これまでにない規 模の交流・競争の時代が到来しております。一方、高度な科学技術によって複 雑化した現代社会では、皮肉なことに科学技術による負の側面も顕在化しつつ あることを忘れてはなりません。

この意味で21世紀は、高度な科学技術と社会との調和をどのように図っていく かを十分に認識することが必要となる時代であると言えます。研究者自らが知 識や考え方をわかりやすく社会に伝えるとともに大学において創造・蓄積され た知識を産学連携を通して積極的に、社会へ還元することがより一層重要にな ると考えられます。

会津大学では従来から他に先んじて地域貢献や産業界との連携の強化に取り 組むとともに国際的に活躍できる人材の育成に努めてきたところでありますが、 21世紀を迎え、本学に対する各界の期待と信頼は一層、強いものになることが 予想されます。

本学として、地元、福島県はもとより国内外の関係者の本学に対する期待に応 えるべく全力を尽くす覚悟でおりますので、皆様におかれましてもこれまで以 上に教育研究並びに勉学に精励されますようお願いいたしまして、新年のあい さつといたします。