会津大学学報 第11号 平成14年3月


目次

学内の新制度
  A 特別研究員制度創設 
  B 博士後期課程担当教員資格審査基準
  C 研究室等の各種責任者の指定手続き
県立大学のあり方検討会
会津大学産学イノベーションセンター
JABEE試行審査
ウェブサイト管理小委員会始動
会津大学改革委員会設置
教員人事
学会、イベント情報
  ・会津大学産学連携フォーラム
  ・会津大学入学試験
  ・会津大学大学院入学試験
  ・第2回参与会
  ・学会情報


学内の新制度
会津大学特別研究員制度創設
平成14年度から試行的に本学のポストドクターのための特別研究員制度を実施することとなりました。この制度は、将来、本学の教員として活躍が期待できる人材を常勤特別職の身分で雇用するものです。雇用期間中に学外研究機関における研修が条件になりますが、研究費、海外出張経費などが客員研究員と同様に措置されます。

会津大学大学院コンピュータ理工学研究科博士後期課程担当教員の資格審査基準

平成14年度以降大学院を担当する教員の資格審査について、手続き等を定めた学内規程及び具体的な資格審査基準を定めました。資格審査基準では、研究上の業績を査読付論文のみならず特許や作品も評価で、また、教育研究上の指導能力を教育歴ばかりではなく企業等における経験やこれまでの学生への指導実績で評価することとしています。基本的には、研究業績や教育研究上の指導能力で判定をすることになりますが、社会的に評価の高い賞やそれまでの研究活動の成果なども考慮するとしたところが特徴となっています。

研究室等の各種責任者の一括指定手続き
学内施設の各室ごとの室管理責任者、盗難予防責任者及び火災予防責任者の指定手続きについて、各講座・センター等の代表者からの申請に基づき、一括して行うことが平成14年1月23日開催の定例教授会で了承されました。
学長による調整を経て、3月下旬には指定書が交付され、各室に掲示されることになります。なお、本手続きは、今後も年度ごとに行われます。

県立大学のあり方検討会
平成14年1月31日、副知事を座長とする「県立大学のあり方検討会」が福島県庁で開催され、大学を取り巻く環境が急速に変化している中で、県立大学の一層の活性化、大学の地域貢献のあり方や人材育成、研究機関としての役割などについて、設置者である県と会津大学、県立医科大学の学長、事務局長が意見交換を行いました。

会津大学産学イノベーションセンターにリニューアル
「会津大学マルチメディアセンター」は平成7年4月の開設以来、主にマルチメディアの拠点として機能してきましたが、新たに専任の教員及び事務組織を置くなど産学連携の拠点としての機能を大幅に強化し、平成14年4月1日より「会津大学産学イノベーションセンター(UBIC)」としてリニューアルオープンする予定です。ここでは、共同研究や起業化のための各種情報を収集・発信し、産学連携のコーディネートをするなど、地域・企業へ開かれた産学連携の総合窓口をめざします。

JABEE試行審査
会津大学はJABEE(日本技術者教育認定機構)の試行審査を受けました。JABEE自身が審査基準や審査方法の妥当性を検証するために行ったものです。1月15、16日には本審査と同様の実地調査が行われました。若干の指摘事項がありましたが、本審査ならば3年間有効の認定に相当するというコメントがありました。


ウェブサイト管理小委員会始動
現在の本学ウェブページを見直し、より効果的な広報手段として活かしていくために、広報・出版委員会の下部組織であるウェブサイト管理小委員会が始動し、ホームページの管理、運営について検討を重ねています。この小委員会は、学長から指名されたメンバーで構成され、ここで議論された内容は、小委員会のウェブページに掲載して学内にも公開されています。
url: http://www.u-aizu.ac.jp/restricted/wsa/wsa_en.htm(英語)
url: http://www.u-aizu.ac.jp/restricted/wsa/wsa_jp.htm(日本語)

会津大学改革委員会設置
新しい時代によりふさわしい会津大学となるために、平成14年9月30日を時限とする会津大学改革委員会を設置しました。企画運営室を事務局として8小委員会(基礎教育、学部コンピュータ理工学専門教育、大学院教育、研究支援、産学連携・地域貢献、国際化、制度見直し、横通し)を設け、審議を開始しました。

教員人事
採用
コンピュータソフトウェア学科
コンピュータグラフィックス学講座
教授
Gennadiy Nikishikov
ロシア、平成13年12月1日

客員教員
総合数理科学センター
客員教授
Issai Kantor
ロシア
平成13年12月1日〜平成14年2月28日

コンピュータソフトウェア学科
ソフトウェア工学講座
客員研究員
Ying-Hong Wang
台湾
平成14年1月1日〜平成14年3月31日

期間延長
コンピュータハードウェア学科
コンピュータ論理設計学講座
客員教授
Vyacheslav Tuzlukov
ベラルーシ
平成14年2月1日〜平成14年3月31日

昇任
コンピュータソフトウェア学科
コンピュータネットワーク学講座
教授 程 子学
日本、平成14年2月1日

退職
コンピュータソフトウェア学科
情報基礎論講座
教授  Qian Ping Gu
中国、平成14年2月3日

学会、イベント情報
会津大学産学連携フォーラム開催
1月28日、会津大学産学連携フォーラムが、本学マルチメディアセンターを主会場とし、郡山市にある福島県ハイテクプラザをギガビットネットワークで結んで行われました。今回は、「知的クラスターの形成に向けて」〜"知"による中小企業活性化支援〜をテーマに、大学の研究内容を中小企業等に広く紹介し、現実的な産学連携の足がかりを見いだすことを目的としました。会津及び郡山会場合わせて180人の参加を得、活発に質疑がかわされるなど盛況の内に行われました。また、交流会では、参加企業と本学教員とが積極的に情報交換を行う姿が見受けられました。

会津大学入学試験
推薦入学者選抜試験が、13年12月1日(土)行われ、募集定員48名のところ88名が受験(受験倍率1.8)しました。受験者数全体と女性数は過去最多でした。
また、前期日程試験が14年2月25日に、後期日程試験が3月12日に行われます。志願状況は、前年対比で前期76人減、後期28人減となり、ともに過去最低となりました。特に、前期日程の東京会場での落ち込み(104人減)が著しくなっています。

会津大学大学院入学試験
大学院入学者選抜試験が14年2月2日(土)に行われました。その結果、博士前期課程に15名、博士後期課程に5名が合格しました。13年8月に実施した第1回の合格者を合わせると、14年4月に入学する大学院生は、前期課程67名、後期課程7名となる予定です。
なお、全合格者のうち学外出身者数は、前期課程4名となっています。

平成13年度第2回参与会
新しい構成員による2回目の参与会が、去る2月21日に東京都内で開催されました。
今回は、本学の将来構想や教員へのインセンティブ等を中心に、活発な審議が行われ、池上学長をはじめ部局長等の出席者は、貴重な助言・提言を得ることができました。

会情報
1.Lectures by Prof. A. Varlamov
Professor Victor Ryzhii, March 7-11, 2002
2.Friendly Lecture Program in Higher Education
Assistant Professor Mohamed Hamada, March 19, 2002

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March 2002