会津大学学報 第13号 平成14年11月


目次
産学イノベーションセンターの始動
サンクトペテルブルグ電気工科大学来学
会津ジャパンプロジェクトにウェストバージニア大学の学生が参加
サンクトペテルブルグ電気工科大学及びサンクトペテルブルグ光学・精密機械大学との交流協定締結
大学教員の営利企業役員等の兼業許可取扱い
会津大学HP改訂
教員人事
学会、イベント情報
  • コンピュータサイエンスサマーキャンプ 2002
  •   
  • UBICの教員がそろいました
  • 公開講座
  •   
  • ASIA-PEPM 2002(9月12日〜14日)、FLOPS 2002(9月15日〜17日)開催

  • 産学イノベーションセンターの始動

    産学イノベーションセンター教授
    角山 茂章
     産学イノベーションセンター(UBIC: University-Business Innovation Center)が、マルチメディアセンターから改組されてこの4月に発足しました。既に杉八合、田中両客員教授が着任されており、私が9月に参加させていただくことで学長の構想を実行に移すメンバーがそろいました。ここでは、会津大学の教員、職員が一体となって、教育と研究・開発の段階から社会・経済ニーズを意識した産学連携を進めていくための支援をさせていただきます。
    10月15日にはUBICのお披露目としてのフォーラムを開きましたが、今後は地元の方たちの交流と共に、教員、学生の方々に対しての産学連携も支援し、福島県や地元の会津若松市が熱望しているベンチャー企業の育成のお手伝いをさせていただきたいと思います。日本全体が成熟期に入り、新たな産業活性化と雇用創出の必要性が叫ばれ、様々な大学で産学連携の動きがありますが、十分な成果は出ていない状況です。会津大は来年創立10周年を迎える若い大学ですが、その分風土は自由闊達であり、先生方のご指導で学生中心のベンチャーが果敢に企業家へと挑戦しています。ただ、当然ではありますが、大変若いベンチャー企業であり、これらの企業が更に発展するには、社会ニーズのマッチングなど、先生方のご指導のもと立ち向かっていかなければならないことが大変多いように思えます。
    UBICの役目は社会と教員、学生の連携を図り、ベンチャー企業が発展していくのを支えることです。それを行うには、一般の方に分かりやすい表現で先生方や学生の皆さんから貴重な情報を頂くことが欠かせません。
    是非ご協力を宜しくお願いいたします。

    サンクトペテルブルグ電気工科大学来学

     5月20日から24日まで、ロシアのサンクトペテルブルグ電気工科大学の一行が本学を訪問しました。6月に予定された本学との交流協定締結を前に本学を視察すること、日本の大学の教育及び経営システムを調査することなどが目的でした。来学中は、サンクトペテルブルグ電気工科大学による講演会やロシア出身の本学教員との交流会などが行われました。

    会津ジャパンプロジェクトにウェストバージニア大学の学生が参加

     6月中旬から8月中旬までの約2ヶ月間にわたり、米国ウェストバージニア大学の学生4人とプエルトリコ大学の学生1人が塩川町にホームステイをしながら、コンピュータ芸術学講座のカールビルブラント助教授のもとで共同研究を行いました。学生達は、2台のレーザースキャナーとデジタルカメラを用い、会津の歴史的、文化的価値のある建造物のデータを処理しデジタルアーカイブを作成しました。このプロジェクトは、来年以降も続きます。
    (企画運営室講師 山内 和昭)

    サンクトペテルブルグ電気工科大学及びサンクトペテルブルグ光学・精密機械大学との交流協定締結

     6月23日から28日の日程で池上学長、マラコフスキー教授らがロシアを訪問し、サンクトペテルブルグ電気工科大学及びサンクトペテルブルグ光学・精密機械大学と国際交流協定を締結しました。協定には、教育、研究の情報交換や教員、学生の相互交流、両大学との共同研究、図書、出版物の提供などが盛り込まれており、期限は3年となっています。

    大学教員の営利企業役員等の兼業許可取扱い

     福島県は、県立大学教員の営利企業役員等の兼業許可についての取り扱いについて定めました。これは、福島県における産学連携を推進し、科学技術振興、新産業創出を図る必要があること等から、県立大学の教員が研究成果活用企業(営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社等で、大学教員の研究成果を活用する企業)の役員等の職を兼ねる場合における許可についての手続きなどを定めたものです。詳しくは、総務課総務係へお問い合わせください。

    会津大学HP改訂

     6月上旬に本学のトップページ、入試情報、学部概要などを改訂しました。さらに、本学ホームページを分かりやすく、見やすくするため、デザインを刷新するべく、ウェブサイト管理小委員会と小委員会事務局が中心となって検討を進めています。その状況は、下記のURLから公開していますので、ご覧ください。
    http://www.u-aizu.ac.jp/restricted/wsa/report_en.htm
    http://www.u-aizu.ac.jp/restricted/wsa/report_jp.htm

    教員人事

    採用

    語学研究センター
    助教授
    Martha Cummings
    アメリカ、平成14年6月1日

    産学連携センター
    教授
    角山 茂章
    日本、平成14年9月1日

    客員研究員(客員教授)
    森 俊二
    日本、平成14年6月17日〜平成14年10月31日

    産学連携センター 客員研究員(客員教授)
    杉八合 勲
    日本、平成14年7月1日〜平成15年3月31日

    語学研究センター
    講師
    三宅 良美
    日本、平成14年10月1日

    コンピュータソフトウェア学科
    マルチメディアシステム学講座
    講師
    出村 裕英
    日本、平成14年11月1日

    非常勤

    産学連携センター非常勤講師(客員教授)
    田中 伸明
    日本、平成14年7月1日〜平成15年3月31日

    配置換え

    コンピュータソフトウェア学科
    ヒューマンインターフェース学講座
    助教授 
    Jie Huang
    中国、平成14年6月1日

    部局長就任

    大学院コンピュータシステム学専攻主任就任
    教授 Victor Ryzhii
    平成14年8月1日

    総合数理科学センター長就任
    教授 佐川 弘幸
    平成14年8月1日

    コンピュータハードウェア学科長就任
    教授 黒田 研一
    平成14年11月1日

    学会、イベント情報

    CSSC 2002
     コンピュータサイエンスサマーキャンプ2002が、今年8月に、会津大学を会場に開催されました。6回目となる今年は、日中国交正常化30周年を記念して、中国湖北省から中学生30名が参加し、国内の中高生の受講生120名と一緒にコンピュータプログラミングを学びました。期間中はさまざまな交流プログラムが行われ、日本と中国の受講生の国際交流の場となりました。
    UBICの教員がそろいました
     産学イノベーションセンター(UBIC)の専任教授に元日本混相流学会会長の角山茂章先生が選任されました。スタンフォード大学から杉八合勲先生、竹田総合病院から田中伸明先生、イグドラシルプラン顧問の林隆史先生、会津若松市IT戦略懇話会のメンバー豊泉洋先生、著作権の専門家清野正哉先生、そしてこれら6名の先生のまとめ役がセンター長である池上徹彦学長です。
    ※イグドラシルプラン・・イグドラシル(世界樹)は、北欧の神話に登場する巨木で、その根が大地に張り巡らされるイメージから情報通信網が福島県の隅々まで届く「ハイクオリティ電子社会ふくしまの創造」を目標としている県の電子社会推進計画。
    公開講座
     平成14年度会津大学公開講座が、今年6月から半年間にわたって開催されました。今年度は、英語に関するもの、コンピュータに関するもの、社会科学に関するもの、と幅広い内容の10講座でした。受講生のみなさんは、講師の講義に熱心に耳を傾けていました。10講座合わせて延べ425人の受講生が参加しました。

    ASIA-PEPM 2002(9月12日〜14日)、FLOPS 2002(9月15日〜17日)開催
     プログラミング言語とその処理系実装技術に関する2つの国際シンポジウムが開催されました。ASIA-PEPM2002はプログラムを効率の良いプログラムに変換する技術、特に部分計算と呼ばれる技術の基礎理論と実装についての、FLOPS 2002は関数型、論理型、関数論理融合型言語の基礎理論および効率の良い実装技術についての研究発表の場です。
    両会議で延べ80人以上の研究者が出席し、そのうち半分は海外からの参加でした。
    両者で30件程度の質の高い研究発表と7件の招待講演が行われました。特に、部分計算のパイオニアである早大の二村教授,関数型言語の研究をリードするP. Wadler教授などこの分野の著名な研究者による招待講演は両会議の質の高さを示すものでした。
    また、バンケットや休憩時のコーヒー、菓子などの手配をSLSに依頼しましたが、その内容はヨーロッパでの国際会議で供されるものと比べてもひけをとらず、この点でも参加者はたいへん満足していました。

    (コンピュータソフトウェア学科講師 鈴木大郎)

    Copyright (c) 2002 by the University of Aizu

    cl-plandget@u-aizu.ac.jp
    November, 2002