会津大学学報 第14号 平成15年3月
目次
産学イノベーションセンター(UBIC)年間活動報告
魏大名教授 文部科学省から補助金獲得
平成17年度以降の入学者選抜試験について
新公式HP公開
電子ジャーナル利用サービスの拡大
教員人事
学会、イベント情報
形状モデリング学講座の魏大名教授が、文部科学省で公募した平成14年度大学等発ベンチャー創出支援事業に採択されました。 プロジェクトメンバーは陳文西講師、マイケルコーエン助教授、武田尚壽医師(武田医院)、有限会社ジークルーです。 研究テーマは「携帯電話による生体モニタリングと健康管理システムの開発」であり、3年以内にベンチャー企業を立ち上げる予定です。 魏教授の今後の活躍に期待します。 コンピュータ理工学部の一般選抜・前期日程試験における大学入試センター試験の「理科」の配点を平成17年度入試より現行50点から100点に変更します。 個別学力検査の英語200点、数学250点と併せ、550点満点となります。 推薦選抜、一般選抜・後期日程試験では変更はありません。 本学ホームページのデザインを一新し、分かりやすく構成し、平成14年12月に公開しました。 本学をより広くPRするために、本学の情報や活動をタイムリーに発信する「ニュース」のページも新設しました。 先生や学生の国際会議、大きな学会等の論文発表、あるいは、学会、コンテスト、大会での入賞など、お持ちの情報がありましたらぜひ、企画広報チームへご連絡ください。
平成14年4月に産学連携の総合窓口として「産学イノベーションセンター(UBIC)」が開設されました。
池上学長がセンター長を務め、角山教授や杉八合・田中両客員教授を配置し、文部科学省から本杉産学連携コーディネーターの派遣を受け、 産学連携の推進や共同研究、起業化のための各種情報の収集・発信を行っています。
下記のような産学連携フォーラムの開催により産学交流を促進しています。
開催月 講演テーマ 講師 10月 「会津大学産学イノベーションセンターが目指すもの」 角山茂章教授 「産学連携の新しい姿」 杉八合勲客員教授 11月 「無線を利用した医療看護システム」 魏大名教授 「仮想遺産デジタル保管システム」 Carl Vilbrandt助教授 「漆の光変化の三次元グラフィクス」 Roman Durikovic講師 「モーションキャプチャー利用の会津伝統芸能DVD」 (有)あいづ・ジャパン 山寺純取締役社長 「モバイルJAVA概論〜ユビキタス社会実現に向けて」 (株)イーバレー 真壁幸一代表取締役 「ベンチャー企業経営」 (株)イーバレー 水野純也取締役 12月 「胃カメラ開発に見る産学連携について」 オリンパス光学工業(株) 寺田昌章取締役常務執行役員 「携帯電話による生体モニタリングと健康管理システムの開発」 陳文西講師 「科学技術振興事業団の研究戦略と技術移転について」 科学技術振興事業団 佐藤友記開発部長 2月 「漆の光変化による色彩変化に関するコンピュータグラフィク」 Roman Durikovic講師 「ITビジネスの実践」 GNF(株) 糸矢清広チーフエンジニア 「東芝の研究開発と産学連携」 (株)東芝 兼本茂主幹 「心臓のPhysiome〜工学と医学の融合」 魏大名教授 3月 「インターネットの過去・現在・未来」 加羅淳教授
URL: http://www.u-aizu.ac.jp/ 2003年1月よりACM (Association of Computing Machinery)のオンラインジャーナルパッケージDigital Libraryの全ての オンラインジャーナル245誌が全文で閲覧可能になりました。 学内向け図書館ホームページ、電子ジャーナルのページよりご利用ください。
http://www-int.u-aizu.ac.jp/official/organization/library/orli11_e.html
http://www-int.u-aizu.ac.jp/official/organization/library/orli11_j.html採用
コンピュータソフトウェア学科言語処理系学講座
客員研究員
Evsey Morozov
ロシア、平成15年1月1日〜平成15年3月31日コンピュータハードウェア学科コンピュータ物性学講座
客員研究員
Vladimir V'yurkov
ロシア、平成15年1月1日〜平成15年3月31日コンピュータソフトウェア学科オペレーティングシステム学講座
客員研究員
Chengfei Liu
オーストラリア、平成15年1月1日〜平成15年3月31日コンピュータソフトウェア学科形状モデリング学講座
客員研究員
Youdong Ding
中国、平成15年1月1日〜平成15年3月31日
"ネットワークシステムにおけるデータベース(DNIS)2002" 開催
会津大学において、第2回DNISワークショップが2002年12月16日から18日の日程で開催されました。 今回のテーマは、「インターネットにおけるインフォメーションインターチェンジ」でした。 今後、医療や公共サービスにおける情報システムは、コンピューティングインフラに依存するようになります。 そのため、モバイルコンピューティング、ウェブベースコンピューティング、情報抽出とその利用などの分野で多くの研究が 行われています。政府機関が、新しい電子政府政策の一環として、教育、医療、情報支援向けの設備拡充計画に乗り出している国も多数あります。 このような背景から、インフォメーションインターチェンジマネージメントという研究分野への関心が高まっています。
会津大学の関係者を対象とした講演とワークショップセッションでは、スタンフォード大学(米国)、 ヒューレットパッカード社研究所(米国)、東京大学、ドルトムント大学(ドイツ)の著名な研究者による特別招待講演が行われました。 また、ワークショップでは、会津地域のコンピュータ産業等企業関係者もプレゼンテーションや討論に参加しました。
11カ国から総勢38人の代表がワークショップに出席しました。本ワークショップのプロシーディングス(会議録)は Springer-Verlag社(ドイツ)により無償出版され、Lecture Notes in Computer Science(LNCS)シリーズの中に掲載されています。Subhash Bhalla 助教授
コンピュータソフトウェア学科データベースシステム学講座会津大学入学試験
コンピュータ理工学部では、推薦入学者選抜を14年12月7日に行いました。 県内高校から76名が受験し、48名が合格しました。 また、一般選抜前期日程試験を15年2月25日に実施しました。 昨年度より57名多い894名の出願があり、会津、東京の2会場で試験を実施し、3月7日に合格発表を行いました。 引き続き、一般選抜後期日程を3月12日に実施します。
大学院入学者選抜試験(15年春季第2回・15年秋季第1回)は15年2月8日に実施しました。 前期課程では23名の受験に対し21名の合格、後期課程では10名全員の合格となりました。卒業論文、修士論文発表会
コンピュータ理工学部卒業論文及び大学院コンピュータ理工学研究科修士論文の発表・審査会が、2月17日から21日にかけて行われました。 発表者数は、学部生が234名、大学院生(修士課程)が61名でした。
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