国際会議よりレポート

A. Taubin教授より


システムデザインへの同時実行性の応用に関する国際会議の報告

CSD 98 会議はいくつかの目的を念頭に置きながら誕生しました。一方で、巨大で複 雑なシステムをモデル化し、分析、合成、分類等を行うために、理論およびアルゴリ ズムを開発する研究者がいます。もう一方では、そのようなシステムの設計の課題に 日々取り組む問題を抱えている研究者がおります。

CSD 98イベントの目標の一つは、国内の研究および産業センターに対し、同時実行性 の理論の方法論を促進することでした。ほとんどの日本の電子機器業者(NEC, NTT, 三菱,富士通等)は、この学会に参加させるために代表者を送ってきました。このプ ログラムに関する彼らの反応はかなり肯定的なものでした。

会議1日目および2日目の前半の間、高度な題目に関し、招待された10名の研究者 による指導が行われました。招待者の講演で使われたスライドは、主要な会報とは 別にプリントされ配布されました。

技術的なプログラムは、提出された52の論文の中から、会報への掲載のために選ば れた23の論文を含んでおりました。各論文は4、5人のプログラム委員またはプロ グラム委員によって推薦された審査員等によって匿名の上審査されました。(CSD98 会報の中に67人の審査員の一覧があります。)

会議の技術的なプログラムはとても集中的なものでしたが(1日10時間)、我々は また楽しい文化的なプログラムも行いました。

シンポジウムへの参加者の合計は北アメリカから8名、ヨーロッパから18名、日本は 50名、産業界からは23名でした。