会津大学は大学基準協会の大学評価を受けることになります

平成10年度4月28日に開催された自己点検評価委員会において、会津大学
が平成11年度から大学基準協会の評価を受けることについて議決されました。 大学基準協会の評価を受けることになりましたが、大学基準協会の加盟校になるには 今後とも各学科、研究科、センターの教員及び事務スタッフのご協力に基づいて、 一斉努力し、本学の長所を一層伸ばすことを期待されています。

大学基準協会の大学評価には、「加盟判定審査」と「相互評価」の二種類があ
ります。大学が、協会の維持会員校に新たになろうとする際に受けるのが加盟判 定審査でありすでに維持会員校になった大学が、10年毎に定期的に受けるのが 相互評価であります。

大学基準協会の大学評価について

自己点検評価とは、本学が設立の「理念・目的」の実現に向けて、改善・改革 のための努力をしていることを自ら点検し、本学の長所を一層伸ばすとともに問題点 を是正することであります。点検・評価結果を会津大学に限るのではなく、広く 大学関係者同士が相互に評価しあうことにより、自己点検・評価そのものの客観性 と妥当性を確保することが不可欠であります。加えて、社会から本学に付託された 責任を本学が誠実に遂行していることを広く社会に対して証明することが必要 であります。

このための、最も有効な手段として(財)大学基準協会の大学評価を受けることが あります。具体的には、(財)大学基準協会が指定する項目についての報告書を作成 して 協会の評価を受けることであります。現在、全国で212の大学が既に評価を 受けており、国内の大学にとってこの評価を受けることは責務に近いものとなってい ます。

アメリカなどの大学評価制度が定着している国々にあっては、わが国大学基準協会 の維持会員校となっている大学に対しては、従来から積極的な評価がなされてきま した。こうした国々では、協会の維持会員校の学生、卒業生は単位認定や研究助成 、さらには外資系企業等への就職や「永住権」の取得等の面にお
いて、有利な取り扱いがなされています。

大学基準協会の沿革

大学基準協会は、昭和27年に当時の国・公・私立の46大学を発起校として設立 された自立的な大学団体であります。大学基準協会はその発足にあたり、「会員の 自主的努力と相互的援助によってわが国における大学の質的向上を
はかる」という創設趣旨を掲げています。

協会は、協会加盟時における維持会員校としての適格性に関わる資格審査であります 「適格判定制度」を、約45年間にわたり実施してきました。平成8年度から、大学 の自己点検・評価を審査・評価プロセスに組み込んだ新たな大学評価制度をスタート させています。

協会の会員校には維持会員校と賛助会員校の二種類があります。維持会員校と
は、協会内に常設された審査・判定機関の最終判定の後、所定の手続きを経て正 式に会員の地位を得た大学を指し、賛助会員校とは、専ら協会の事業を賛助する 地位にある大学を指しています。