GrADSで複数の時刻のnetCDFファイルを一気に開く方法

GrADSでnetCDFファイルを開く場合、ctlファイルは必要なくて、gradsnc等を 使ってsdfopenで開けば良い。しかし、netCDFファイルが一日ずつとか、一年 ずつとか分れていて多数存在する場合、これらをいちいちsdfopenで開いて 変数をファイル番号付きでアクセスするのは大変面倒になる。このような 場合は、netCDFファイルをまとめて開くためのctlファイルを書くのがよい。

netCDFファイルの開き方についての解説ページ
Data descriptor fileの内容についての解説ページ

例えば、京大で配布されている気象庁MSMの気圧面解析値のnetCDFファイル なら、 %m2%d2.nc という規則のファイル名で一日ずつ別ファイルになっている。 これを一ヶ月分開くようなctlファイルは以下のようになる。
MSM_p.ctl
ctlファイルを作って、 DTYPE netcdf 指定をして、netCDFファイルを open ***.ctl コマンドで開く事になる。XDEF, YDEFや、格納されている 変数名などの指定は、READMEなどを参照するなり、netCDFファイルから ncdumpで読み取るなりして明示的にctlファイル中に与えなければなら ない。また、各変数の持つ次元をVARSセクション内に与える。


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