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特徴に基づくボリューム分解インタフェース

研究内容

CT や MRI,さらにはシミュレーションのデータなど, 内部構造を伴う3次元ボリュームデータを解析する機会は, 頻繁に生じます. 本研究では, そのような3次元構造の中で入れ子構造に着目し, 外側から内側に皮を剥ぐように, ボリュームデータを分解することができるインタフェースを作成しました. 下図の周辺は,酸素原子のエネルギー分布のデータを用いて, ボリューム構造を分解した例です. このインタフェースでは, このような分解操作を自動的にアニメーションで表示することはもちろん, ユーザーがボリュームデータや,3次元構造を表す骨格木を介して, ボリューム分解を対話的に行うことができます.
酸素原子の3次元内部構造を考慮にいれたボリューム分解の例
Nucleon 00 Nucleon 01 Nucleon 02 Nucleon 03
Begin-End Nucleon 02 Nucleon 04
Nucleon 10 Nucleon 05
Nucleon 09 Nucleon 08 Nucleon 07 Nucleon 06

参考資料

システムが自動的に生成するボリューム分解のアニメーション [WMV] ユーザが対話的にボリューム分解を行う例 [WMV]

参考文献

  • S. Takahashi, I. Fujishiro, and Y. Takeshima, "Interval Volume Decomposer: A Topological Approach to Volume Traversal," in Proceedings of Visualization and Data Analysis 2005, (at San Jose, USA), SPIE Vol. 5669, pp. 103-114, January, 2005. [PDF]
  • 高橋 成雄, 藤代 一成, 竹島 由里子: 「レベルセットグラフに基づく区間型ボリューム分解」 情報処理学会 グラフィクスとCAD研究会 研究報告 2004-CG-115-3, pp. 11--16, July, 2004.
    (情報処理学会グラフィクスとCAD研究会GCAD賞受賞)

Last modified on Fri Jun 16 JST 2006