2024年度 シラバス学部

人文・社会

2024/11/09  現在

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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  3学期 /Third Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
網谷 祐一
担当教員名
/Instructor
網谷 祐一
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
なし
更新日/Last updated on 2024/01/17
授業の概要
/Course outline
講義の概要:哲学者は古来、この世界や人間に関わる根本的な問題について議論をしてきた。この科目の目的は、そうした問題の中から有名で重要な問題を取り出して受講者と一緒に考えていくことである。これにより哲学で歴史的にどのようなことが問題になってきたかを知ると同時に、こうした問題に正面から向き合うことで、受講者は込み入った問題をきちんと把握しそれについて筋道たてて議論をする力(哲学的に議論する力)が養われる。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

[コンピテンシーコード]C-SP-015, C-SP-011-2, L-HS-001, L-HS-005

(a)授業で扱った哲学的問題について、問題の内容とそれをめぐる論争をおおむね説明できる(b)そうした問題について自分の立場及びその根拠を口頭および文章で明確に表現できる。
授業スケジュール
/Class schedule
1 イントロダクション・哲学とは何か
2 外界についての知識
3 他人の心の問題
4 ひとの同一性
5 功利主義
6 カント倫理学
7 コンピュータは考えることができるか
8 自由意志
9 幸福の哲学
10 ビッグデータ技術の倫理
11 意識の問題
12 科学的実在論
13 ロボットを戦争に使うのは許されるか
14 知識とは何か
教科書
/Textbook(s)
教科書は指定しない。スライドやハンドアウト(プリント)を用いる。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
平常点(授業内クイズ含む、15%)、定期試験(40%)、エッセイ課題(45%)、レスポンスシート(+α)。[比重等変更する際は、授業中に指示する]
履修上の留意点
/Note for course registration
-この科目(「哲学」)は日本語と英語で開講します。日本語科目は第三学期(3Q)に、英語科目は夏季集中講義として開講します。
-授業内容を変更する際は授業中に指示する。
-授業回数の1/3を超えて欠席した者は評価しない。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
-スティーブン・ロー、中山元訳、『考える力をつける哲学問題集』、ちくま学芸文庫
-ジェームス・レイチェルズ、古牧徳生・次田憲和訳、『哲学のアポリア』、晃洋書房
-トマス・ネーゲル、岡本裕一朗・若松良樹訳、『哲学ってどんなこと?』、昭和堂
-ジュリアン・パジーニ、向井和美訳、『100の思考実験』、紀伊國屋書店
-伊勢田哲治、『動物からの倫理学入門』、名古屋大学出版会(以上大学図書館に所蔵あり)


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期集中 /2ndQuarter Intensive
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
中澤 謙
担当教員名
/Instructor
澁澤 尚
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/26
授業の概要
/Course outline
黄河と長江という二大河を中心に育まれた中華文明には、それに相応しい悠久の歴史、思想があり、膨大な文学、文化があります。それらは、いずれの時代をいかように切り取っても、圧倒的な輝き・深さをもって我々に迫ってきます。それは、日本文化の源流、東洋文化の源流です。
 漢文学は、「八宗兼学でなければ一分科をも修め得ない」(すべてのジャンルに習熟していなければひとつも習得できない)といわれ、中学高等学校時代のイメージとは相違し、実学虚学の文理全分野がその対象となる深遠無辺な学問です。例えば、本来の漢文学のなかには医薬学や動植物学、天文学や物理学といった理系分野さえも含まれるのです。李白や杜甫、『論語』や『三国志』は、漢文学のほんの一部分なのです。
 もちろん短期間の講義の中では、理系分野の漢文学に触れる機会はありませんが、諸文化の源流といえる「巫祝」と呼ばれるシャーマン(古代の呪術者)への理解と、それを伝えてきた媒体である「漢字」、そしてそれが思想や文学として花開いた「故事成語」や「漢詩」の世界について具体例を挙げながら学びたいと思います。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる
コンピテンシーコード C-HS-001

①漢文学や日本文学の基礎ともいえる「漢字」の特質について理解する。
②「漢文」の原義や特質について理解する。
③諸文化の源流である古代の「巫祝文化」について理解する。
④「漢詩」や「故事成語」の読解から東洋の思想・文化・歴史について理解する。
授業スケジュール
/Class schedule
1.導入~漢字・漢語・漢文の特徴
2.漢文学の原義と日本語との関係
3.文字の誕生~甲骨文字と金文
4.文字の誕生~巫祝文化
5.文字の誕生~竹簡木簡と帛書
6.中華思想と尚古思想
7.文学における典故
8.故事成語の世界~矛盾と完璧
9.故事成語の世界~諫言と諷刺
10.故事成語の世界~老荘思想
11.漢詩の世界~送別詩
12.漢詩の世界~飲酒詩
13.漢詩の世界~辺塞詩
14.まとめ~音楽歌謡の原義
教科書
/Textbook(s)
授業時間に資料を適宜配付する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
小レポート60%(20%×3回)、試験40%
履修上の留意点
/Note for course registration
毎時板書する事項・内容について、ノートを取ることが求められます。
理系の学生であっても文学的・文化的・芸術的発想はたいへんに重要です。例えば、日本人初のノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹や日本のロケット開発・宇宙開発の父と呼ばれる糸川英夫も、ともに漢文や芸術を愛しました。特に湯川は、その量子力学の着想において、『老子』『荘子』など漢文学の影響を大いに受けたと自身でもたびたび言及しています。この講義からは、単なる教養的知識だけではなく、東洋的な発想や物の見方を学んでください。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
東洋文字文化研究所編『白川静を読むときの辞典』(平凡社、1,800円)


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  3学期 /Third Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
池本 淳一
担当教員名
/Instructor
川延 安直, 小林 めぐみ
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/29
授業の概要
/Course outline
先史時代から現代までの日本美術を、時代・作家・ジャンルを超えた横断的なテーマで取り上げ、編年的な美術史、作家論ではなく、美術をめぐる交流・影響・受容を通して、作品が生まれた背景、受容者層の動向を知り、過去の文化遺産、現代の美術作品を鑑賞する知識や感性を養い、創造的な発想、物事の見方を培う。また、自身が学ぶ会津地域の文化への理解を深めるとともに、アートを通じた社会参画への理解を広げ、講義を通じて得た発想と気づきを各自の研究領域に反映させられることを期待する。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習すること
ができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の
幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外にお
いて効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解
することができる

コンピテンシーコード  C-HS-001

①日本美術史の基礎知識を取得する。
②文化遺産、美術作品に向き合う感性を習得する
③日本文化の多様性を理解する
④会津地域の文化を理解する
⑤アートを通じた社会参画について理解し、自身のこととして考える
授業スケジュール
/Class schedule
第1回 美術の見方 作る人・使う人・集める人(川延)
第2回 目の革命 利休からアールブリュットまで(川延)
第3回 暮らしの美 飾る美意識・使う美意識(小林)
第4回 スタイルの変化―縄文土器1万年の変遷史(川延)
第5回 人の姿 あなたは誰?姿とイメージ(川延)
第6回 文様 日本美術にみる祈りと願い(小林)
第7回 狩野派と四条派 巨匠と工房(川延)
第8回 戦争画 戦争とアーティスト(川延)
第9回 アートは誰のもの? 地域とアートとミュージアム(小林)
第10回 印象派は好きですか? 絵画と社会(川延)
第11回 震災とアート 伝える、つくる、提起する(小林)
第12回 白虎隊自刃図 報道から鎮魂へ(川延)
第13回 会津の工芸 漆工芸・漆表現に見る地域の文化史(小林)
第14回 会津の絵画 絵画に見る地域の文化史(川延)
教科書
/Textbook(s)
無し。レジュメを配布
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
小レポート:50%、最終レポート:50%
履修上の留意点
/Note for course registration
無し。


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期集中 /2ndQuarter Intensive
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
中澤 謙
担当教員名
/Instructor
前川 直哉
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/26
授業の概要
/Course outline
 ジ ェ ン ダ ー ・ セ ク シ ュ ア リ テ ィ 研 究 と は 一 言 で 言 う と 、「 性 」 を め ぐ る こ と が ら ( 性 別 、 性 差 、 性 欲 、 性 行 為 な ど ) に つ い て 、 自 然 科 学 で は な く 社 会 科 学 の 側 か ら ア プ ロ ー チ す る 学 問 分 野 で あ る 。 授 業 で は イ ン ト ロ ダ ク シ ョ ン で ジ ェ ン ダ ー ・ セ ク シ ュ ア リ テ ィ 研 究 が 扱 う 領 域 に つ い て 学 ん だ あ と 、「 近 代 家 族 と 女 性・男性 の 就 労 」「 性 を め ぐ っ て 」「 多様な性と性的マイノリティ」 の 三 つ の 大 テ ー マ に つ い て 学 ぶ 。
 「 近 代 家 族 と 女 性・男性 の 就 労 」 で は 、「 男 は 外 で 仕 事 、 女 は 内 で 家 事 ・ 育 児 」 と い う 性 別 役 割 分 業 観 や 、 子 ど も へ の 関 心 、 家 庭 に お け る 愛 情 の 強 調 を 特 徴 と す る 近 代 家 族 に つ い て 学 ぶ 。 そ の 上 で 、 そ う し た 近 代 家 族 を 取 り 巻 く 規 範 が 女 性 の 就 労 を ど の よ う に 妨 げ て い る の か を 考 え 、 ま た ジ ェ ン ダ ー 規 範 が 女 性 の み な ら ず 男 性 の 生 き 方 を も 縛 っ て い る 現 状 に つ い て 学 習 す る 。
 「 性 を め ぐ っ て 」 で は 、 性 の 自 己 決 定 権・性的自由 と い う 考 え 方 に 基 づ き 、 ジ ェ ン ダ ー を 問 わ ず 誰 も が 自 身 の 性 に つ い て 他 者 か ら 侵 さ れ な い 固 有 の 権 利 を 持 っ て い る こ と 、 だ が 実 際 に は ジ ェ ン ダ ー の 非 対 称 を 背 景 に 、 特 に 女 性 の 性 が 男 性 に よ っ て 侵 さ れ る 現 実 が あ る こ と に つ い て 学 ぶ 。 性 別 を 問 わ ず 、 と も に 社 会 を 担 う 一 員 と し て 親 密 な 交 際 を 築 く た め に は 、性的自由に 関 す る 理 解 が 不 可 欠 で あ る 。
「多様な性と性的マイノリティ」 で は 、性的指向と性自認(Sexual Orientation and Gender Identity:SOGI)に関する基本知識とともに、現在の日本社会において性的マイノリティが直面する困難について学ぶ。
 ジ ェ ン ダ ー と セ ク シ ュ ア リ テ ィ は 別 個 の 問 題 で は な く 、 複 雑 に 絡 み 合 っ て い る 問 題 で あ る と い う こ と を 、 一 つ 一 つ 丁 寧 に 解 き ほ ぐ し な が ら 授 業 を 進 め て い く 。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる
コンピテンシーコード C-HS-001

1 ) 近 代 家 族 と 女 性 の 就 労 に つ い て 基 本 知 識 を 習 得 し 、 性 別 を 問 わ ず 誰 も が 自 分 ら し い人 生 を 送 れ る 社 会 を つ く る た め に 自 分 た ち に 何 が で き る か を 考 え る こ と が で き る 。
2 ) 性暴力やセクシュアル・ハラスメントの 現 実 に つ い て 知 り 、 性 の 自 己 決 定 権・性的自由 と い う 考え 方 が な ぜ 必 要 不 可 欠 な の か に つ い て 説 明 で き る よ う に な る 。
3 )性的指向と性自認(SOGI)と性的マイノリティが直面する困難について学び、今後日本はどのような社会を構築していくべきかを考えられるようになる。
授業スケジュール
/Class schedule
★イントロダクション
①ジェンダー/セクシュアリティ論の射程

★近 代 家 族 と 女 性 ・ 男 性 の 就 労
② 近 代 家 族 と 性 別 役 割 分 業 観 : 作 ら れ る 女 ら し さ ・ 男 ら し さ
③ 女 性 の 就 労 と M 字 カ ー ブ
④ 男 性 ホ モ ソ ー シ ャ ル 大 国 ・ 日 本 : 女 性 の 困 難 、 男 性 の 苦 労
⑤ 福 島 県 に お け る ジ ェ ン ダ ー の 現 状 と 課題

★性 を め ぐ っ て
⑥  性的自由と性 暴 力
⑦ セクシュアル・ハラスメント
⑧ 視線の力学の非対称性とボーイズ・ラブ
⑨男性学とCSMM(男性[性]批判研究)

★多様な性と性的マイノリティ
⑩性的指向と性自認(SOGI)
⑪性的マイノリティが直面する困難
⑫解放運動とパレード
⑬LGBTブームを超えて
⑭まとめと振り返り
教科書
/Textbook(s)
な し 。毎回の 授 業 時 に レ ジ ュ メ を 配 布 す る 。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
講義中のワーク・小テスト 20点×3回、最終テスト 40点
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
・ 男 女 共 同 参 画 統 計 研 究 会 編 『 男 女 共 同 参 画 統 計 デ ー タ ブ ッ ク 2015: 日 本 の 女 性 と 男 性 』 ( ぎ ょ う せ い 、 2015 年 )
・ 岩 田 正 美 ・ 大 沢 真 知 子 編 著 『 な ぜ 女 性 は 仕 事 を 辞 め る の か : 5155 人 の 軌 跡 か ら 読 み 解 く 』 (青 弓 社 ラ イ ブ ラ リ ー 、 2015 年 )
・ 角 田 由 紀 子 『 性 と 法 律 ― ― 変 わ っ た こ と 、 変 え た い こ と 』 (岩 波 新 書 、 2013   年 )
・森山至貴『LGBTを読みとく:クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書、2017年)
・石田仁『はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで』(ナツメ社、2019年)
・ 前 川 直 哉 『 男 の 絆 : 明 治 の 学 生 か ら ボ ー イ ズ ・ ラ ブ ま で 』 (筑 摩 書 房 、 2011 年 )
・前川直哉『〈男性同性愛者〉の社会史:アイデンティティの受容/クローゼットへの解放』(作品社、2017年)
・ 杉浦郁子・前川直哉『「地方」と性的マイノリティ:東北6県のインタビューから』(青弓社、2022年)

実務経験有り:2015年より4年間、福島県男女共同参画審議会委員を務め、福島県の男女共同参画プランの改訂等に携わってきた。この経験をもとに「福島県におけるジェンダーの現状と課題」について教授する。


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期 /Second Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
小暮 克夫
担当教員名
/Instructor
小暮 克夫
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/24
授業の概要
/Course outline
人類が長い年月をかけて築いてきた「市場」制度の機能について学習します。経済学は、家計と企業の意思決定や特定の産業の価格や生産の分析を行う「ミクロ経済学」と経済全体の動きと失業や産出量、経済成長、物価水準、インフレーションといった集計された変数に焦点を当てる「マクロ経済学」の分野から成ります。本授業では、主にミクロ経済学の基礎理論について学習します。経済実験も取り入れ、理論を実証的にも検討していきます。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

[コンピテンシーコード]
C-SP-011-2, C-SP-015, C-HS-001, C-HS-004, C-HS-007

経済学の諸概念を理解し、経済学的なものの見方を通じて、経済現象を理解することができる。経済政策を批判的に検討できるようになる。
授業スケジュール
/Class schedule
1. イントロダクション
2. 経済学的な考え方(2コマ)
3. 需要、供給、価格(2コマ)
4. 需要・供給分析の応用(3コマ)
5. 市場と効率性(3コマ)
6. 不完全市場(2コマ)
7. まとめ
教科書
/Textbook(s)
ダロン・アセモグル(著), デヴィッド・レイブソン(著), ジョン・リスト(著), 岩本 康志(監訳), 岩本 千晴(翻訳) (2020)『アセモグル/レイブソン/リスト 入門経済学』東洋経済新報社
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業への参加姿勢(20%)、課題(20%)、期末試験(60%)


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期 /Second Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
池本 淳一
担当教員名
/Instructor
池本 淳一
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/24
授業の概要
/Course outline
 社会学とは近代社会における社会の仕組みと社会問題を探求する学問です。本講義では社会学における基本的な知見と調査方法を学びますが、社会問題を自らの問題として理解するために、プレゼンテーションを積極的に取り入れています。また授業の後半では、社会学における代表的な調査法の一つである質的調査について、グループワークを通じて学んでいきます。これらの座学とアクティブラーニングを通じて、本講義では現代社会についての理解を深めていきます。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

[コンピテンシーコード]
C-HS-001、C-HS-009、C-HS-010
社会学の基礎的な理論と知識、及び現代的な社会問題を理解し、社会学的知見に基づいた独自の見解が持てる。
授業スケジュール
/Class schedule
1.社会学の古典①
2.社会学の古典②
3.現代社会論―メディアとゲームの視点から①
4.現代社会論-メディアとゲームの視点から②
5.現代社会論―メディアとゲームの視点から③
6.社会調査の起原と概要
7.質的調査① 社会的ニュースによる仮説の提示
8.質的調査② 自由記述による質問制作
9.質的調査③ 予備調査
10.質的調査④ 半構造化されたインタビュー
11.質的調査⑤ インタビュー調査
12.質的調査⑥ 仮説の検討
13.質的調査⑦ まとめとプレゼンテーション準備
14.プレゼンテーション
教科書
/Textbook(s)
なし。レジュメを配布する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
課題及びプレゼンテーション等 100%
履修上の留意点
/Note for course registration
授業に積極的に出席していない学生はプレゼンテーションへの参加を認めないことがあります。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
なし


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期集中 /2ndQuarter Intensive
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
中澤 謙
担当教員名
/Instructor
水鳥 能伸
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/02/14
授業の概要
/Course outline
本講義では、憲法の意義からはじめて、その特性、立憲主義という考え方や人権保障の歴史を学んだ上で、日本国憲法における人権の保障と国を治める仕組みの関連性と全体像を理解していきます。

授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる
コンピテンシーコード C-HS-001

本講義では、日本国憲法における人権の保障と国を治める仕組みの関連性と全体像を理解することが目的です。
到達目標としては、次の4点のを設定します。
⒈日本国憲法における人権保障を理解した上で、その全体像について論理的に説明できる。
⒉日本国憲法における国を治める仕組みを理解した上で、その全体像について論理的に説明できる。
⒊人権の保障と国を治める仕組みとの関連性を論理的に説明できる。
⒋ 日本国憲法の成立過程を正確に理解できる。 
授業スケジュール
/Class schedule
1. 受講ガイダンス / 憲法の意義・特性・内容
2. 日本国憲法の制定過程(その1):象徴天皇制
3. 日本国憲法の制定過程(その2):戦争放棄
4. 日本国憲法成立の法理/日本国憲法の基本原理(その1):国民主権
5. 日本国憲法の基本原理(その2):平和主義
6. 日本国憲法の基本原理(その3-①):基本的人権の尊重と個人主義
7. 日本国憲法の基本原理(その3-②):自由権
8. 日本国憲法の基本原理(その3-③):自由権
9. 日本国憲法の基本原理(その3-④):自由権
10. 日本国憲法の基本原理(その3-⑤):法の下の平等
11. 日本国憲法の基本原理(その3-⑥):法の下の平等
12. 統治の仕組み(その1-①):権力分立
13. 統治の仕組み(その1-②):権力分立
14. まとめ 
教科書
/Textbook(s)
阪本昌成編著『謎解き 日本国憲法(第3版)』(有信堂、2024年)
ISBN:978-4-8420-1087-8 
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
到達目標の1〜4の達成度に応じて評価をおこないます。単位を取得(合格(C以上))するためには、
⒈日本国憲法における人権保障を理解した上で、その全体像について概ね6割以上を論理的に説明できる。
⒉日本国憲法における国を治める仕組みを理解した上で、その全体像について概ね6割以上を論理的に説明できる。
⒊ 国を治める仕組みと人権の保障との関連性について一応合理的といえるレベル論理の矛盾なく説明できる。
⒋ 日本国憲法の成立過程を一応合理的といえるレベルで説明できる。
成績を評価する手段としては、期末試験と確認テスト(and/or課題)とを用います。
成績評価に占める割合は、期末試験70点、確認テスト(and/or課題)30点、を目安にします。 
履修上の留意点
/Note for course registration
新聞・雑誌・ネット情報等に目を通し、憲法が日常生活にどのように関わってくるか考えておいてください。


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期集中 /2ndQuarter Intensive
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
中澤 謙
担当教員名
/Instructor
吉高神 明
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/26
授業の概要
/Course outline
本講義の目的は、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、転換期を迎えている今日の世界と日本を理解するための分析視角と考察枠組みを学ぶことにある。この場合、2011年3月11日の東日本大震災以後の日本を取り巻く国内・国際情勢に焦点を当てつつ、授業を行なう。「国際関係論」は理系学生にとっては聞きなれない学問分野であるが、政治、経済、外交、安全保障の問題についての基礎的知識のない学生にも配慮しつつ、授業を展開する予定である。授業は原則的に講義中心で行うが、リサーチ実習、グループ討論、個人発表なども積極的に取り入れていきたい。また、学生の学習意欲を高めるため、新聞やニュースで注目を集めている時事問題の解説にも十分な時間を取りたいと考えている。
キーワード:「グローカル」、「東日本大震災・福島第一原発事故」、「東アジアのダイナミズム」、「日本のICT戦略」、「クール・ジャパン」、「ダークツーリズム」、「ウィズコロナ(アフターコロナ)時代の地方・若者・仕事」
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる
コンピテンシーコード C-HS-001

本講義の目的は、新型コロナウイする感染拡大を踏まえ、転換期を迎えている今日の世界と日本を理解するための分析視角と考察枠組みを学ぶことにある。この場合、2011年3月11日の東日本大震災以後の日本を取り巻く国内・国際情勢に焦点を当てつつ、授業を行なう。「国際関係論」は理系学生にとっては聞きなれない学問分野であるが、政治、経済、外交、安全保障の問題についての基礎的知識のない学生にも配慮しつつ、授業を展開する予定である。
授業の終了段階での到達目標:
1.国際関係論の分析視角と考察枠組みについて、一定の理解を有するようになる。
2.転換期世界と日本の現状と課題について、体系的に理解できるようになる。
3.現在関心を集めている国際問題について、自分なりの説明と分析を行えるようになる。
授業スケジュール
/Class schedule
夏季集中講義の全体テーマ:「新型コロナウイルス感染拡大禍における転換期世界の考察枠組みと分析視角」
1.新型コロナウイルス感染拡大禍における転換期世界の考察枠組み①
2.新型コロナウイルス感染拡大禍における転換期世界の考察枠組み②
3.新型コロナウイルス感染拡大禍における転換期世界の考察枠組み③
4.新型コロナウイルス感染拡大禍における転換期世界の考察枠組み④
5.変化する世界の中の福島:焦点としての「クール・ジャパン」①
6.変化する世界の中の福島:焦点としての「クール・ジャパン」②
7.変化する世界の中の福島:焦点としての「クール・ジャパン」③
8.変化する世界の中の福島:焦点としての「クール・ジャパン」④
9.3.11からの復興と「ダークツーリズム」①
10.3.11からの復興と「ダークツーリズム」②
11.3.11からの復興と「ダークツーリズム」③
12.3.11からの復興と「ダークツーリズム」④
13.「転換期世界」と「今ここにいる自分」をつなぐ視点①
14.「転換期世界」と「今ここにいる自分」をつなぐ視点②
教科書
/Textbook(s)
授業の際に、必要に応じてプリントを配布する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業の最終成績は、以下の基準に基づいて決定する。
出席小レポート・授業への貢献状況  :20点
授業の際に出される諸課題      :30点
最終レポート            :50点
履修上の留意点
/Note for course registration
ニュースや新聞等を通じて、現在の世界と日本が直面している重要課題について、一定の知識を有しておくことが望ましい。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
自学自習に有益なインターネット・サイトは、以下の通りである。
首相官邸:http://www.kantei.go.jp
外務省:http://www.mofa.go.jp/mofaj
総務省統計局統計センター:http://www.stat.go.jp/data/guide/index.htm


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期 /Second Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
中澤 謙
担当教員名
/Instructor
沖 和砂, 中澤 謙
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/02/02
授業の概要
/Course outline
保健学は、人間の健康を維持増進するための学問並びにその実践体系のことです。本講義では、公衆衛生の立場から保健の基礎を学びます。公衆衛生では健康な人間を含めた集団を対象とし、行政や組織を通して社会全体の健康の増進を図り、一人ひとりの生活の質向上を目指します。

授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

[コンピテンシーコード]
C-SP-016,
C-LA-002,C-HS-001,C-HS-013

授業の目的
この授業では、保健の基本的な知識を体系的に学んでいきます。

到達目標
1.健康と体力、公衆衛生の基礎的な知識を有している。
2.1. について自らの言葉で体系的に説明することができる。
授業スケジュール
/Class schedule
単元1.健康と体力
1回 体力の捉え方
2回 健康の捉え方
3回 生活習慣と健康
4回 環境適応能
5回 心の健康把握
6回 体力と健康のかかわり
7回 到達度テスト1

単元2 公衆衛生の基本
8回 公衆衛生・疫学
9回 地域・母子・高齢者保健
10回 感染症対策
11回 産業保健・精神保健
12回 保健医療統計
13回 食品衛生・栄養
14回 到達度テスト2
教科書
/Textbook(s)
秀和システム 上地 賢/安藤 絵美子/雜賀 智也 著
メディカルサイエンスシリーズ「図解入門 よくわかる公衆衛生学の基本としくみ」
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業における学習意欲、参加態度
到達度テスト
レポート
履修上の留意点
/Note for course registration
授業前にテキストを購入しておくこと。
授業回数の1/3を超えて欠席した者は評価しない。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
化学同人 近藤雄二 編
はじめて学ぶ健康・スポーツ科学シリーズ 「衛生学 -健康な環境づくりを支援する-」


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期 /Second Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
網谷 祐一
担当教員名
/Instructor
網谷 祐一
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
なし
更新日/Last updated on 2024/01/17
授業の概要
/Course outline
現代社会の繁栄は科学技術の成功なしにはあり得ない。その一方で原子力発電やゲノム編集など、現代科学はさまざまな社会的問題を突きつけている。本科目ではそうした自然科学の本質を歴史的に振り返る。具体的には科学の歴史を古代ギリシアから遡る一方現代の科学および科学者が置かれている問題についても素描する。これによって受講者は科学のたどってきた道およびその現在地を理解することができる。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

[コンピテンシーコード]C-SP-015, L-HS-001, L-HS-006

科学についての歴史的理解を深める。現在の科学がおかれている社会的・倫理的問題について理解を深める。
授業スケジュール
/Class schedule
1 イントロダクション・科学史とは何か
2 アリストテレスの自然学(1)階層をなす宇宙
3 アリストテレスの自然学(2)さまざまなアノマリ
4 科学革命(1)コペルニクス、ガリレオ
5 科学革命(2)ニュートン
6 化学革命
7 進化論の基礎(1)ラマルク・ダーウィン・メンデル
8 進化論の基礎(2)集団遺伝学と進化総合説の成立
9 制度化された科学と工学の誕生
10 国家・企業と科学者
11 研究不正の歴史
12 コンピュータの歴史 (1)
13 コンピュータの歴史 (2)
14 コンピュータの歴史 (3)
教科書
/Textbook(s)
教科書は指定しない。スライドやハンドアウト(プリント)を用いる。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
平常点(授業内クイズ含む、15%)、定期試験(40%)、エッセイ課題(45%)、レスポンスシート(+α)。[比重等変更する際は、授業中に指示する]
履修上の留意点
/Note for course registration
授業内容等を変更する際は、授業内で指示する。授業回数の1/3を超えて欠席した者は評価しない。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
-中根美千代他、『科学の真理は永遠に不変なのだろうか』、ベレ出版、2013年
-ボウラー、『進化思想の歴史(上)(下)』、朝日選書、1987年
-古川安、『科学の社会史』、ちくま学芸文庫、2018年
-黒木登志夫、『研究不正』、中公新書、2016年
-キャンベル=ケリー,W・アスプレイ、『コンピューティング史: 人間は情報をいかに取り扱ってきたか』、共立出版、2021年
その他適宜授業内で紹介する。


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  3学期 /Third Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
池本 淳一
担当教員名
/Instructor
川口 立喜, 山内 和昭
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/09/04
授業の概要
/Course outline
グローバル化に伴い、異文化及びその多様性を理解することや異文化への寛容性を持つことの重要性が増している。そして、多様な文化が接触する現代社会において課題を発見し、その文化的背景を考察しながら解決していく能力が必要になってきている。
本授業では、会津の歴史と文化の中からいくつかのテーマを取り上げ、それらと自国の文化や歴史との比較を通して、比較文化・文化人類学の視点から文化が個別的側面と普遍的側面とを持つことを理解し、個別文化の価値を認識する能力を養う。また、多様な文化を持つ学生同士のディスカッションを通し、異文化コミュニケーション力や世界への展開力を同時に身に付けていく。
具体的には、会津の風土、文化、歴史、産業、さらには東日本大震災からの福島復興ビジョンを学び、会津や日本についての知識を深める。そして、自国文化と比較しながら会津と自分とのかかわりを明確にすることで、地域アイデンティティを醸成し、それらを活かした世界への展開力を育成していく。
本授業では、担当教員から講義を聞いた後、学生は各自が持ち寄った資料の紹介や自国の文化との違いを説明する。そして、グループディスカッションをもとに話題を発展させたり、新たな資料を作成し、自分たちの考えや意見を発表する。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる
[コンピテンシーコード] C-HS-001
1.自文化との比較を通して、異文化及びその多様性を理解する
2.異文化への寛容性を身に付ける
3.異文化コミュニケーション力と世界への発信力を身に付ける
4.問題発見・解決能力を身に付ける
授業スケジュール
/Class schedule
第1回 会津の歴史概要
第2回 日本の中の会津
第3回 会津の歴史(会津藩と戊辰戦争)
第4回 會津藩校日新館
第5回 会津大学の開学の歴史
第6回 会津大学の歴史
第7回 会津の人物(野口英世や山川健次郎)
第8回 会津の人物(その他)
第9回 会津の伝統産業と伝統工芸
第10回 会津の宗教
第11回 猪苗代湖 十六橋水門と郡山の繁栄
第12回 プレゼンテーション準備
第13回 異文化理解
第14回 プレゼンテーション
教科書
/Textbook(s)
授業の際に、必要に応じてプリントを配布する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業中の課題・宿題:70%
プレゼンテーション:30%
履修上の留意点
/Note for course registration
本授業は英語で行う。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
授業形態:講義


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  1学期 /First Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
網谷 祐一
担当教員名
/Instructor
網谷 祐一, 蛯名 正司, 沖 和砂, 池本 淳一, 小暮 克夫, 小川 千里, 中澤 謙, 苅間澤 勇人
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
なし
更新日/Last updated on 2024/01/16
授業の概要
/Course outline
教養科目の基礎となる技法―情報のインプットである「読む」、情報から自分の主張を組み立てる「考える」、主張の表現である「書く」の3つを論理的に行うことを学ぶ。また、学問を行う上での基本的マナーを身に付けることで、これからの大学生活の基礎を修得する。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

[コンピテンシーコード]L-HS-001, L-HS-002, L-HS-003

・本や文献の内容を理解できる。
・読んだ内容に対して、自分の主張を組み立てることができる。
・正確な日本語で論理的な文章を書くことができる。
・剽窃を避け、適切な引用を行うことができる。
授業スケジュール
/Class schedule
講義と課題を通して、読解力、論理的思考、文章作成をトレーニングする。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
1.論理的に考える(1)
2.論理的に考える(2)
3.論理的に考える(3)
4.論理的に読む(1)
5.論理的に読む(2)
6.論理的に読む(3)
7.論理的に書く(1)
8.論理的に書く(2)
9.論理的に書く(3)
10.論理的に書く(4)
11.論理的に書く(5)
12.学問のマナーを守る(1)
13.学問のマナーを守る(2)
14.まとめ
教科書
/Textbook(s)
配布資料:学習管理システム(LMS)より、各自印刷して持参すること。
教科書:倉島保美 (2012)『論理が伝わる 世界標準の「書く技術」』講談社(ブルーバックス)
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
学生の授業参加と到達目標に応じた課題により評価が行われる。
履修上の留意点
/Note for course registration
教養科目の基本推奨科目(SR)であるため、履修することが望ましい。また、アカデミックスキル2への接続も兼ねている。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
参考図書
戸田山和久 (2012)『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』 NHK ブックス


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  4学期 /Fourth Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
小暮 克夫
担当教員名
/Instructor
沖 和砂, 中澤 謙, 苅間澤 勇人, 蛯名 正司, 小暮 克夫, 池本 淳一, 網谷 祐一, 小川 千里
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/20
授業の概要
/Course outline
特定のテーマについて問題を発見し、設定することを通して、人文・社会科学の認識法の基礎、問題解決型教養の基礎を修得する。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

【コンピテンシーコード】
C-HS-004

人文・社会科学的認識法を基礎として問題に学問(科学)的アプローチができる。
授業スケジュール
/Class schedule
教員はそれぞれの専門を活かしたテーマを提示する。
クラスごとに以下のような予定で授業を行う。
1.テーマの学習(1)
2.テーマの学習(2)
3.文献・資料の検索法
4.問題の発見・設定(1)
5.問題の発見・設定(2)
6.問題の発見・設定(3)
7.問題の発見・設定(4)
8.問題の発見・設定(5)
9.問題へのアプローチ(1)
10.問題へのアプローチ(2)
11.問題へのアプローチ(3)
12.問題へのアプローチ(4)
13.まとめ・発表(1)
14.まとめ・発表(2)
教科書
/Textbook(s)
資料を配付し、その他に必要であれば担当教員が指定する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業目的に即して課されるレポート等により評価が行われる。
履修上の留意点
/Note for course registration
アカデミックスキル1を履修済みであることが望ましい。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
適宜、授業中に指示する。


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  3学期 /Third Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
池本 淳一
担当教員名
/Instructor
池本 淳一
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/24
授業の概要
/Course outline
 地域社会学とは地域社会における社会構造と地域課題を探求する学問です。本講義では地域社会が現在直面している地域課題やICTによる地域貢献について学びますが、それらを自分自身の「地元の問題」として理解するために、授業ではプレゼンテーションを取り入れています。
 具体的には、この講義では前半は地域課題として、「空き家問題」の背景と現状を学んだ後、「地元の空き家問題」とその解決について発表してもらいます。後半は、ICTによる地域貢献として、デジタルゲーム(特に社会問題の解決のための「シリアスゲーム」)やデジタルクラフト(3Dプリンター、レーザーカッター、電子工作)を用いた地域貢献の事例や課題について学んだ後、ICTを用いた「地元の地域課題」の解決について発表してもらいます。これらの座学とアクティブラーニングを通じて、本講義ではICTと地域社会の関係性についての理解を深めていきます。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

[コンピテンシーコード]
 C-HS-001、C-HS-011、C-HS-012
 
 地域社会学の基礎的な理論と知識、及び地域課題を理解し、かつ、ICTによる地域貢献について、地域の現状に基づいた独自の見解が持てる。
授業スケジュール
/Class schedule
第1回 消滅する地方
第2回 地方創生の政策
第3回 空家問題の構造と背景
第4回 空家の所有者たち
第5回 空家再生
第6回 あなたの「地元」の空家分析
第7回 空家問題への提言
第8回 発表とブラッシュアップ
第9回 デジタルゲームとデジタルクラフトによる地域貢献①
第10回 デジタルゲームとデジタルクラフトによる地域貢献②
第11回 デジタルゲームとデジタルクラフトによる地域貢献③
第12回 あなたの「地元」の地域課題
第13回 ICTを用いた地域課題解決への提言
第14回 発表とブラッシュアップ
教科書
/Textbook(s)
なし。レジュメを配布する。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
課題及びプレゼンテーション等 100%
履修上の留意点
/Note for course registration
授業に積極的に出席していない学生はプレゼンテーションへの参加を認めないことがあります。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
「RESAS - 地域経済分析システム」https://resas.go.jp/#/13/13101



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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  3学期 /Third Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
小暮 克夫
担当教員名
/Instructor
小暮 克夫
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/24
授業の概要
/Course outline
人類700万年の発展について学習します。まず、他の動物には見られない人間特有の社会性について理解を深めます。次に、近代以前の社会に目を向けて、人類社会の発展に多大な影響を与えた出来事(光と影)について学習します。それから、近代以降の社会に目を向けて、国家が経済的に発展・衰退するメカニズムや、その過程で抱える様々な社会・経済・政治的問題について多角的に検討していきます。最後に、これからの未来に目を向けて、ICTが社会・経済・政治発展に与える影響について考えていきます。会津大学の学生が広い視野を持って社会で活躍できることを意図した授業です。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

[コンピテンシーコード]
C-SP-011-2, C-SP-015, C-HS-001, C-HS-004, C-HS-007, C-HS-008

人間の社会性について理解できるようになる。経済発展と格差・不平等について理解を深めることができる。経済発展のメカニズムを理解し、経済発展を促進するための政策について議論できるようになる。ICTが経済発展に与える影響についても議論できるようになる。
授業スケジュール
/Class schedule
1. イントロダクション
2. 人間の社会性:利己性、利他性、集団性(1)
3. 人間の社会性:利己性、利他性、集団性(2)
4. 道具の発明と心の変化
5. 農耕の始まりと争いの激化
6. お金と個人
7. 経済制度:資本主義と共産主義
8. 政治制度:民主制と独裁制
9.   経済成長(1)
10. 経済成長(2)
11. 経済成長(3)
12. 経済成長(4)
13. 人的資本
14. ICTと経済発展
教科書
/Textbook(s)
講義資料を配布する予定です。
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業への参加姿勢(20%)、課題(20%)、試験またはレポート(60%)
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
参考書:
ダロン・アセモグル(著), デヴィッド・レイブソン(著), ジョン・リスト(著), 岩本 康志(監訳), 岩本 千晴(翻訳) (2020)『アセモグル/レイブソン/リスト 入門経済学』東洋経済新報社
ダロン アセモグル(著), ジェイムズ A ロビンソン(著), 鬼澤 忍(翻訳) (2013)『国家はなぜ衰退するのか(上)(下): 権力・繁栄・貧困の起源』早川書房
ユヴァル・ノア・ハラリ(著), 柴田裕之(翻訳) (2013)『サピエンス全史(上)(下)文明の構造と人類の幸福』河出書房新社
黒崎卓, 栗田匡相 (2016)『ストーリーで学ぶ開発経済学: 途上国の暮らしから考える』有斐閣ストゥデイア


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  前期 /First Semester
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
小川 千里
担当教員名
/Instructor
小川 千里
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/11
授業の概要
/Course outline
あらゆる職場,職種,働き方において,人間関係の構築,取引先との折衝,顧客対応など,ビジネスにおける人との関わり合い,すなわち心理学的アプローチによる「コミュニケーション能力」の重要性は極めて高いと言えます。この講義では,主として職場環境でのコミュニケーションの取り方(交渉やプレゼンテーションなど)について,ビジネス領域で心理学的に検討されてきた成果を踏まえて実践的に学びます。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
[コンピテンシーコード] C-HS-016, C-HS-019, C-HS-025

(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
[コンピテンシーコード] C-HS-001, C-HS-014, C-HS-015, C-HS-017, C-HS-018

(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる
[コンピテンシーコード] C-HS-023, C-HS-024


・日常に加え職場におけるコミュニケーションの心理学的な知識を理解し,説明することができる
・コミュニケーションの学術的知識を理解して,実践的にコミュニケーションをとることができる
・組織で起こる人間関係の課題について探求し,自らの考察を加えて適切なコミュニケーション方法を提案できる
授業スケジュール
/Class schedule
1. イントロダクション(職場でのコミュニケーション)
2. 自己紹介と自己理解
3. 傾聴と感情
4. 非言語コミュニケーションとグループ
5. ソーシャライジング    ■ ミニレポート
6. 職場環境とリーダーシップ
7. 説得
8. 交渉
9. プレゼンテーション
10. ビジネスライティング
11. ミーティング     ■ ミニレポート
12. 電話やヴァーチャルでのコミュニケーション
13. ダイバーシティとコミュニケーション
14. プロジェクト研究発表,講義内容のまとめ
教科書
/Textbook(s)
指定しない
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
コミュニケーション実践への参加                 40%
ミニレポート                          20%
プロジェクト研究の成果物(概要レポート提出とプレゼンテーション)40%
履修上の留意点
/Note for course registration
進捗状況により授業計画を変更する場合があります。適時連絡しますのでご留意ください。
第1,8講でプロジェクト研究(第14講)の概要を説明します。プロジェクト研究の準備を随時進めてください。
第14講の発表数が多くなる場合,プレゼンテーションの評価を「概要レポートのみ」に替えることがあります。
講義中のコミュニケーション実践,グループワークを行う際に配慮が必要な場合,事前にご相談ください。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
「コミュニケーションの教科書/DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー」,ハーバード・ビジネス・レビュー編集部/ダイヤモンド社,2018
「経営組織」金井壽宏,日経BPマーケティング,1999
Communicating in Business English, (Bob Dignen,Compass Publishing,2003)
「ホワイトボードでできる解決志向のチーム会議―未来につながる教育相談」佐藤節子編著,図書文化,2021
このほか,講義中に随時紹介します。


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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期 /Second Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
小川 千里
担当教員名
/Instructor
小川 千里
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/11
授業の概要
/Course outline
企業を取り巻く経営環境は日々変化していきます。特に,競争相手の動き,技術革新や災害などにより,変化は急速で突然だと感じることもあります。よって,企業はその存続や成長のため,環境変化や競争相手との関係に対応し,未来に向かって進むために経営戦略が必要となります。この講義では,企業が競争社会を生き抜いていくために検討されてきた戦略の理論を概説します。また,理論の理解とともに,様々な現実の経営現象や課題との関連性をわかるようにするために,映像教材等を使用した事例の紹介,ロールプレイやディスカッションも行います。これらを通じて,経営戦略に関する諸現象を学術的理論に結び付けて検討できるように進めます。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
[コンピテンシーコード]C-HS-016, C-HS-022

(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
[コンピテンシーコード]C-HS-001, C-HS-014, C-HS-015

(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる
[コンピテンシーコード]C-HS-020, C-HS-021

・経営戦略に関わる基礎的な理論を理解し,説明することができる
・企業戦略で起こる課題を,学習した諸理論と関連付けて説明できる
・組織で起こる課題について,自身の問題意識と関連付けて探求し,考察を加えて解決策を提案できる
授業スケジュール
/Class schedule
1. イントロダクション(経営戦略とは)
2. 経営環境① 業界の構造
3. 経営環境② 取り巻く環境 
4. 事業戦略① 競争戦略
5. 事業戦略② 製品のライフサイクルとその戦略  ■ミニレポート
6. 事業戦略③ 市場の位置とその戦略
7. 事業戦略④ 資源アプローチ(リソース・ベースト・ビュー)と事業システム
8. 企業戦略① 事業ドメイン
9. 企業戦略② 成長戦略(多角化とシナジー)
10. 企業戦略③ 資源配分(PPMの枠組みと意義)  ■ミニレポート
11. 企業戦略④ 実務家講演と討議
12. 戦略と組織① 組織文化と戦略
13. 戦略と組織② 企業変革
14. 講義内容のまとめ  
教科書
/Textbook(s)
指定しません
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
ミニレポート                                                                              20
講義内での討議(ロールプレイ、ディスカッション)への参画    30
定期試験                                                                                                50
履修上の留意点
/Note for course registration
事前・事後学習に各30分程度充てることを勧めます。
[事前](30分)教科書の該当ページの記載がある場合は読んでおくことが望ましい。気になる用語があれば,各自で調べてみてください。
[事後](30分)講義内容をノートにまとめる。各回での専門用語を説明してみる。講義を通じて感じたこと,気づいたことを言葉にしてみる。関連する組織現象の資料を収集し,考察する。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
『一からの戦略論』(嶋口充輝・内田和成・黒岩健一郎,碩学社/中央経済社,2016年)
『経営戦略論 新版』(石井淳蔵・加護野忠男・奥村昭博・野中郁次郎,有斐閣,1996)
『ゼミナール経営学入門 新装版』(伊丹敬之・加護野忠男,日本経済新聞出版,2022)
このほか,講義中に随時紹介します。

・講義担当者の実務経験あり(民間企業での戦略遂行)
・招聘講師の実務経験あり(事業所での戦略立案と遂行)




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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  3学期 /Third Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
小川 千里
担当教員名
/Instructor
小川 千里
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/11
授業の概要
/Course outline
本講義では起業に関わる学術的理論と方法,およびベンチャー企業の事例について学ぶとともに,みなでビジネスプラン作りをしていきます。
初めに,起業と社会の関わりと必要性,アントレプレナーシップ(起業家精神),起業のマネジメントに関する理論や概念を概説したのち,ビジネスプランを作っていくプロセスとプレゼンテーションの方法を学びます。具体的には,起業と社会との関わり,起業のマネジメント,起業の成長と多様なスタイル,ベンチャービジネスの実際と事例検討,そしてビジネスプランの作成と発表です。様々なベンチャービジネスの理論や事例,および地域や社会背景などの特徴との関連性を分かりやすくするために,国内外の各地域から生まれた起業について,画像や映像教材等を使用して紹介したり,みなでフィールド調査を通じた情報収集を行います。可能であれば,起業家の方にゲストスピーチをしていただけるようにします。また,グループ研究(ビジネスプランの検討と作成)を通じて,体験的・実践的に理解できるよう促します。これらのことを通じて,起業に関する諸現象を,関連する学術的理論と地域の特徴を踏まえて検討していけるように進めます。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
[コンピテンシーコード]C-HS-016, C-HS-022

(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
[コンピテンシーコード]C-HS-001, C-HS-014, C-HS-015

(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる
[コンピテンシーコード]C-HS-020, C-HS-021

・起業論に関わる基礎的な理論を理解し,説明することができる
・起業家精神について理解し,自らの創造性の涵養に役立てる
・起業のアイデア発見に努め,それを学習した諸理論と関連付けて検討し,説明できる
・社会で起こっている諸問題のうち,自身の問題意識と関連付けて探求し,考察を加えてビジネスプランを提案できる
・聞き手にわかるようにプレゼンテーションできる
授業スケジュール
/Class schedule
1. 起業と社会との関わり①:アントレプレナーシップとイノベーション
2. 起業と社会との関わり②:起業戦略と社会的インパクト
3. 起業のマネジメント① 現代社会における起業
4. 起業のマネジメント② 企業のマーケティングと販路開拓
5. 起業のマネジメント③ 企業の組織づくりと人材育成
6. 起業のマネジメント④ 企業の資金調達と財務管理
7. ベンチャーの成長と多様なスタイル① スタートアップから企業成長段階へ
8. ベンチャーの成長と多様なスタイル② サービス系のベンチャービジネス,社会起業とその方法   ■中間報告
9. ベンチャーの成長と多様なスタイル③ 知的財産とベンチャー
10. ベンチャービジネスの実際①:起業の危機管理,企業の役割と社会的責任
11. ベンチャービジネスの実際② ビジネスプランの必要性と実際
            
12. ベンチャービジネスの実際③ さまざまな支援者(参考書) 
13. ベンチャービジネスの実際③ ビジネスプランのプレゼンテーションをよりよく伝えるには?(参考書) 
14. ビジネスプランの発表:起業家によるフィードバック 講義のまとめ
教科書
/Textbook(s)
指定しない
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
・プロジェクト実践への参加                                           50%
・プロジェクト研究(ビジネスプラン)の成果物:
        (概要レポート提出と発表) (中間報告を含む)50%
履修上の留意点
/Note for course registration
経営戦略論を事前に履修していることが望ましい。履修していない場合は,次のテキストを事前に読んでおいてください。Basic of Management Strategy (English Edition), Kurihara, K. and Gemba, K., 2019. または, 『ミドルが書いた日本の経営―和英対訳』(加護野忠男, 関西生産性本部, 1984)

進捗状況により授業計画を変更する場合があります。適時連絡しますのでご留意ください。
計画の中のケースは,紹介する事例の例を挙げていますが,随時増やして紹介することがあります。
第1講でグループ研究(ビジネスプランの検討と作成)の概要を説明します。講義の各回の内容に基づいて,プロジェクト研究を随時進めてください。第6講でフィールド調査と発表の方法についてのレクチャーを行います。調査計画や発表準備の参考にしてください。
第14講の発表には,起業家の方が発表にフィードバックをされるようにします。また,発表グループ数が多くなる場合,プロジェクト研究の評価を「概要レポート提出のみ」に替えることがあります。講義中のロールプレイ,グループワークを行う際に配慮が必要な場合,事前にご相談ください。
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
『アントレプレナーシップ教科書』(松重和美監修,中央経済社,2016)
『ベンチャー経営論』(長谷川博和,東洋経済新報社,2018)
『地域創生イノベーション』(忽那憲治・山田幸三,中央経済社,2016)
『ゼミナール経営学入門 新装版』(伊丹敬之・加護野忠男,日本経済新聞出版,2003)
『起業1年目の教科書』(今井孝,かんき出版,2015)
このほか,講義中に随時紹介します。

・講義担当者の実務経験あり(民間企業での戦略遂行)
・招聘講師の実務経験あり(事業所での事業開発と遂行、財務)



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開講学期
/Semester
2024年度/Academic Year  2学期 /Second Quarter
対象学年
/Course for;
1年 , 2年
単位数
/Credits
2.0
責任者
/Coordinator
陳 姿因
担当教員名
/Instructor
陳 姿因
推奨トラック
/Recommended track
先修科目
/Essential courses
更新日/Last updated on 2024/01/25
授業の概要
/Course outline
この授業では、心理言語学の基本を理論と実務の両面から学びます。毎回の授業は講義と実習の二部構成となります。心理言語学の基本的な考え方を実験例を通じて学びながら、JavaScript言語(PCIbexサーバー経由)を用いて実験内容をカスタマイズし、収集したデータをR言語による統計分析することを体験します。
授業の目的と到達目標
/Objectives and attainment
goals
[対応する学習・教育到達目標]
(B) 社会環境、技術等の変化に対応して、生涯にわたって自発的に学習することができる
(D) 人間社会を地球的な視点から多面的にとらえ、自然と人間との共生、人類の幸福・健康・福祉について考えることができる
(E) 文書、口頭、情報メディアなどを通じて、自らの思考・判断を国の内外において効果的に表現し、他者に伝えるとともに、他者の発信した情報や意見を理解することができる

[コンピテンシーコード]
C-HS-001, C-HS-004, C-SP-012

[授業の目的と到達目標]
(a) 理論言語学、心理言語学、および自然言語処理の基本的な違いを理解する。
(b) 心理言語学で一般的に使用される方法論と実験設計を学習する。
(c) PCIbexを使用したオンライン実験の全体の流れを把握し、JavaScriptを用いて刺激文を書き換えるなどの基本操作を習得する。
(d) R言語を使用して基本的な統計分析とグラフ作成を行うスキルを獲得する。
授業スケジュール
/Class schedule
Class 1:導入
Class 2-3:心理言語学 <統語論編1> / PCIbexサーバー
Class 4-5:心理言語学 <統語論編2> / 実験の構造
Class 6-7:心理言語学 <音声学編1> / 刺激作成
Class 8-9:心理言語学 <音声学編2> / Rプログラミング言語
Class 10-11:視線運動測定 / グラフ作成
Class 12-13:脳電位測定 / 統計分析
Class 14:全体復習とディスカッション
※ 授業内容は必要に応じて調整されることがあります
教科書
/Textbook(s)
講義資料を配布する予定です
成績評価の方法・基準
/Grading method/criteria
授業における参加態度(30%)
課題提出(30%)
試験またはレポート(40%)
履修上の留意点
/Note for course registration
英語開講
参考(授業ホームページ、図書など)
/Reference (course
website, literature, etc.)
・心理言語学の全体像をつかむためのハンドブック
Rueschemeyer, Shirley-Ann, and M. Gareth Gaskell (eds), The Oxford Handbook of Psycholinguistics, 2nd edn, Oxford Library of Psychology (2018; online edn, Oxford Academic, 10 Sept. 2018),
https://academic.oup.com/edited-volume/34648

・PCIbex マニュアル
<英語> https://doc.pcibex.net/basic-tutorial/
<日本語> https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/pcibex-tutorial/

・R テュートリアル
<英語> http://r-tutorial.nl/
<日本語> https://www.f.waseda.jp/takezawa/math/joho/r.pdf


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お問い合わせ先メールアドレス:sad-aas@u-aizu.ac.jp