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パソコン甲子園本選出場おめでとうございます。しかし、ここで立ち止まることなく、今後もお互いに切磋琢磨していきましょう。では、主にプログラミング部門についてお話します。 パソコン甲子園の他にも高校生で参加できる大会は、スーパーコンピューティング・コンテストや、高専生なら高専プログラミングコンテストなどがあります。このように国内にもいくつかコンテストがありますが、せっかくなら世界につながるコンテストを目指してください。 まず、高校生対象の世界につながる大会として情報オリンピックがあります。これはパソコン甲子園と異なり、個人戦です。今年のクロアチア大会では、日本は金メダル1個と銅メダル2個を獲得しました。今高1、高2の皆さんは、今年12月にインターネット経由で行われる予選を勝ち抜き、本選、合宿を勝ち抜くと来年のエジプト大会に出場できます。 大学生になると、国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM/ICPC=Association for
Computing Machinery/International Collegiate Programming Contest)があります。3人1チームということを除けば、パソコン甲子園と仕組みはほぼ同じで、5時間で8〜10題の問題に挑みます。ただし、英語の使用が原則です。インターネットで国内予選が行われ、予選を通過した25〜40チームと外国チーム5〜10チームが集うアジア地区予選を経て、世界大会へ出場します。今年は、地区予選で日本が1〜3位を独占しました。また、今年は世界大会も日本で開催されました。日本はまだ、世界大会で1位になったことがなく、7位が最高で、今年は14位という結果でした。また、以前のパソコン甲子園参加者で、今年地区予選まで駒を進め、「来年は世界大会を目指します」と意気込む学生もいますので、ここにいる皆さんにもぜひ頑張ってもらいたいと思います。 デジタルコンテンツ部門参加の生徒については、マイクロソフト主催のIMAGINE CUPというコンテストがあり、これも世界大会につながっています。 最後に、パソコン甲子園本選大会に来たということはすごいことで、皆さんは日本のトップレベルにいます。しかし、これに安住するのではなく、世界のトップを目指しましょう。 |
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