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領域分割に基づく地下鉄路線図注釈ラベル配置

Hsiang-Yun Wu, Shigeo Takahashi, Chun-Cheng Lin, and Hsu-Chun Yen

11th International Symposium on Smart Graphics (Smart Graphics 2011)

研究内容紹介

近年書店で見かけるような手描きの旅行ガイドマップには, 観光スポットやレストランなどの駅周辺情報が, 鉄道路線図の隙間に注釈ラベルとして埋め込まれている. これらの旅行ガイドマップでは, 図1(b)にあるように注釈ラベルと境界にそって綺麗に配置することが一般的に行われている. しかしながら, 従来の注釈ラベル配置法は, 注釈をつける対象の駅などのランドマークになるべく近く注釈ラベルと置こうとするため, 特に地下鉄路線図などのネットワーク状の地図情報に対しては, 図1(a)のように注釈ラベルにスペースを効率よく割り当てることができない. 本研究では, このような地下鉄路線図などのネットワークに対する注釈レベル配置法を, 領域分割を利用することで実現した.

(a) できる限り画像ラベルをランドマークの近くに置く (b) 地図領域の境界にラベルを綺麗に配置する


本アルゴリズムでは, 地図領域を地下鉄路線図を中心に3つの領域に分解し, 内側から順に地下鉄路線図のみ,駅名などのテキストラベル,サムネイル画像などの画像ラベルと特定の置くことにする. また, それぞれの領域においては注釈ラベルのタイプによって異なるポテンシャル場が定義されており, そのポテンシャル場を参照ことで, テキストラベルは駅になるべく近く, 画像ラベルは地図領域の境界に綺麗に並べて配置することができる.


地下鉄路線図部分を順次太らせて行くことでし、ラベルを置く領域をその種類ごとに決めていく



実際の注釈ラベルの配置に関しては, 注釈ラベルの置く順番を遺伝子配列としてコード化して, 新しい遺伝アルゴリズムを定式化することで実現される. 個々の注釈ラベルの配置に関しては,交差がない条件下において, 貪欲法に従って探索を行っている.
 
  
与えられた地下鉄路線図(左)から計算される領域分割と注釈ラベル配置(右)



テキストラベルや画像ラベルを注釈付けられる駅の重要さに応じて拡大縮小する機能や, 地下鉄路線図自体を自由に拡大縮小したり位置を変更する機能も実装することができる.
 
  
画像ラベルを駅に応じて拡大縮小したり(左),地図全体をzoom in/out することもできる(右)




論文 & ビデオ

Hsiang-Yun Wu, Shigeo Takahashi, Chun-Cheng Lin, and Hsu-Chun Yen, A Zone-Based Approach for Placing Annotation Labels on Metro Maps, to appear in Proc. of 11th International Symposium on Smart Graphics (SG 2011), Lecture Notes in Computer Science (LNCS), Bremen, Germany, July 18-20, 2011. Paper-preprint (PDF, 5.3MB), Video (MOV, 19MB)