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これまで時間の関数として電圧信号を表示するための機能を説明してきたが、
これと異なり縦軸と横軸にそれぞれ異なった信号を供給して、図形を描き
たい場合が生ずるので、通常の時間掃引とX-Y掃引の切り替えができるよ
うになっている。例えば、ダイオード実験で、ダイオードの電圧--電流特
性を直接観察するために、電圧をX軸に、電流をY軸に入力する。また、時間
的に変化する2つの量をX、Y軸に入力することにより、X-Y掃引で描かれ
る図形をリサージュ図形と呼んでいるが、この図形から二つの信号間の周
波数比や位相差を読みとることができる。
なお、このX-Y動作については、電気回路I 実験機器操
作ガイドNo.1オシロスコープの使い方6項、および「入門」47項を参照
のこと。
Kenichi Kuroda
2000-06-23