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プローブ

オシロスコープへ信号を入力するには、通常プローブを用いる。プロー ブは抵抗とコンデンサーから構成されており、「入門」24項に等価回路が 示されている。本実験で使用するオシロスコープ本体の入力インピー ダンスは1M$\Omega$であるので、ここでは1M$\Omega$入力端子用電圧プローブを使う。これは、電圧減衰比 10:1のもので、入力信号を1/10にしてオシロスコープの入力へ伝える。 しかし、この実験で使用するオシロスコープ本体の中では、減衰比を自動的に検出し、もと の感度に表示しなおす機能を持っているので、表示された電圧の値につい ては、補正を必要とせず、そのまま使用してもよい。
10:1のプローブを使うと、入力インピーダンスは、10M$\Omega$ と大きくなっ ている(注:ディジタルマルチメータの($\Omega$)ボタンを押し、抵抗測 定モードにしてから、直接、入力インピーダンスを測定してみれば確認で きる)。また、入力容量減少のため立ち上がり特性が向上するなどの利点 がある。



Kenichi Kuroda
2000-06-23