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実験ノート

120D
実験においては、事前も途中も事後も必要に応じてすぐに克明に ノートをとることが必要である。実験中に気が付いたり、疑問に思った ことなどすべて記入しておく。
220D
ありあわせの紙やレポート用紙、ルーズリーフ等散逸しやすいも のではなく、必ず綴じてあるノートを用いる。データ記録のため、数値 を表にしたり、簡易にグラフ化したりするためには、3〜5mm方眼のノー トが便利である。
320D
記入する時は、一行おきにしておくと、後から書き込みや訂正が 容易にできるので、便利である。
420D
前のデータを計算が誤りと思って修正する時は、消しゴムで消し てはいけない。線を引いておいてから空欄に訂正を記入し、何を、どの ように訂正したかを後で分かるようにしておくことが必要である。途中 で失敗した実験の結果も同様に残しておく。
520D
ノートに記入すべき主な内容は、グラフを除いて左のページに記 入する。右のページは関連する計算、グラフなどを描いたり、あるいは グラフ用紙に描いたグラフを張り付けたりする。したがって、空欄のと ころが多くなるが、惜しみなく使う気持ちで良い。
620D
複数の人と共同して実験する場合でも、ノートは各自独立に作り 記録すること。
720D
測定結果について、グループ内で確認、検討した後で、器具の片 付けをすること。

実験ノート記載事項:

1.
日時、天候
2.
測定の目的
3.
測定法、測定条件
4.
使用装置名、および番号
5.
測定値、単位
6.
測定中の観測事項
7.
共同実験者の氏名
8.
計算経過も残しておく。

実験結果の整理、解析を実験終了後直ちに行ない、ノートにまとめる。そ れをもとに個別に討論を行なう。さまざまな疑問がその場で解決されるで あろうし、また誤りが時間内に発見されることにより、再実験することも 可能である。



Kenichi Kuroda
2000-06-23