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電気回路演習 (実験ガイド-1)
2000.4
<実験を始める前に>
- 演習の一環として行なわれる実験の目的は、実際の部品、測定器そして、
回路の特性と動作を実際に知り、体験することである。講義で行なわれる
ことは、理想状態を対象とした解析や説明であることが多く、実際的なこ
とは実験を通して学ばなければならない。そのためには、実験的な素養、
すなわち、
- 120D
- 実験データを収集、記録、解析、吟味する力
- 220D
- 実験データをわかりやすく表現する力
- 320D
- 実験データを読む力
を高めることが必要である。
- 実験を行なうにあたって、実験ノート、グラフ用紙、電卓、定規
などを用意する。
- 鞄などの持ち物は机の下に置き、不要なものは机の上に置かない。
- 実験は、グループ内で各自の役割分担を決めて、効率良く実験を
進める。
- 実験装置は、いずれも精密機械であり、コンピュータと違い、誤っ
て操作すると破損する恐れがある。慎重に取り扱うこと。
- 実験データの収集においては、測定ポイントの設定の仕方(適切
な測定間隔設定)、メータの読み方、有効数字(後述)の扱いについて
の注意が必要である。
Kenichi Kuroda
2000-06-23