共振回路では、共振周波数f0において位相角が0になること、 またf0を境に位相角の符合が逆転することに注意して観察、測定すること。
ただし、電圧比はdB, 位相角はリニア角度メモリにすること。 入力信号はオフセット電圧0V、振幅電圧は1V〜10Vの適当な値の 正弦波を使用し、 測定周波数範囲は1kHzから500kHz程度とする。
(注)共振周波数f0付近では、電流や位相角の変化が急激となり、周 波数の設定は細かくする必要があるので、測定結果をプロットしながら適 宜判断すること 。
(注)10mHのコイルは長い銅の細線を
多数巻いてあるので純抵抗成分(直流抵抗)をもっている。テスターでこ
の抵抗分を測定し、その値をR(=1k)に加えて、f0、とQ値の計算をすること。