next up previous
Next: About this document ... Up: No Title Previous: (3) V-I法による抵抗測定

検討事項

1.
I-V法による測定に対して、 アナログテスター25V, 10Vレンジおよび ディジタルマルチメータを用いた場合の抵抗値の差について 測定器の内部抵抗の関係から検討せよ。

2.
I-V法、V-I法による測定結果について、 特に抵抗値の大きい場合と小さい場合のデータに注意して検討しなさい。

3.
公称値10k$\Omega$の抵抗に対して 測定で得たRの値から、以下の直流電圧計の内部抵抗を 計算で求め、与えられた値と比較せよ [*] 。 真の抵抗値としては公称値を使用する。
120D
ディジタルマルチメータ
220D
テスター25Vレンジ電圧計
320D
テスター10Vレンジ電圧計

4.
公称値10k$\Omega$の抵抗に対して 測定で得たRの値から、直流電流計の 各レンジに対する内部抵抗を求めよ。 真の抵抗値としては公称値を使用する。

(参考)テスター(回路試験器)は種々の電気量を簡単に測定できる手 軽な測定器である。それだけに精密な測定には適しておらず、回路の導 通テスト、抵抗、電流、電圧などのだいたいの値をつかむのに利用され ている。本実験では電圧計の内部抵抗の影響を理解するために、あえて ディジタルマルチメータ(DC V)と併せて使用している。



Kenichi Kuroda
2000-06-24