競技の概要
1. モバイル部門の概要
モバイル部門競技では、Android搭載のスマートフォンを対象に、テーマに基づいた“夢のある”アプリケーション(以下アプリとする)を企画・開発し、その総合的なプロデュース力を競い合います。
2. テーマ
今回のテーマは「旅〜旅のおもてなし〜」です。
皆さんは、実に様々な目的で「旅」をするのではないでしょうか。あるいは、目的も決めず気の赴くままに一人旅を楽しむ方もいるかもしれません。また、自分が「旅」をするだけでなく、「旅」をしてきた人に出会い触れ合う機会もあることでしょう。
例えば、2020年東京オリンピック。日本国内からはもとより、世界のたくさんの人々が「旅」をします。道に迷う、切符の購入で困る、あるいは日本の慣習・文化に戸惑うなど、様々な場面で困っている観光客を目にするかもしれません。また、自分が知らない文化への期待を胸に「旅」をする観光客も多いことでしょう。こうした様々な「旅」の場面において、私たちは何ができるのでしょうか。
相手に見返りを求めず、相手を敬い、丁寧に対応すること。「おもてなし」の心は、古くから大切にしてきた伝統精神であり、日本が世界に誇れる文化ではないでしょうか。
皆さんの想像力を膨らませながら、「旅〜旅のおもてなし〜」というテーマを基に、自由な発想で“夢のある”アプリを企画してみてください。観光客を手助けしてくれることはもちろん、普段私たちが当たり前に思っている日本文化の素晴らしさを改めて気付かせてくれるきっかけになるのではないでしょうか。皆さんの考えた「おもてなし」が日本を、そして世界を温かい気持ちにしてくれるはずです。
競技要項
競技ルール
予選について
パソコン甲子園事務局による審査会(応募者の出席を要しない)を開催し、応募のあった企画書の審査を行い、本選に進出する8チームを選出します。なお、できるだけ多くの学校の本選出場が可能とように同一校からの選出は2チームまでとします。
1.企 画 力:テーマに対する発想力、モバイルアプリの機能が活用されているか等
2.インパクト:内容の面白さ、新規性、メッセージ力等
3.実現可能性:アプリ開発の知識、企画を実現させる為の展望があるか、構成がしっか
り練られているか等
4.実 用 性:アプリの機能が実用的か等
2019年7月26日(金)に本選出場チームに対して本選出場通知を発送するとともに、出場チーム名、学校名及びチーム番号をパソコン甲子園のウェブサイト上で発表します。
本選について
2019年11月9日(土)、10日(日)
10月9日(水):アプリの提出締切(事前チェック)
この日までにすべてのチームが一度作品を提出し、パソコン甲子園事務局による事前チェック(動作確認等)を経て、本選で発表するアプリを完成します。
事前チェックの後、本選までのおよそ1か月は作品の修正ができますが、あくまでも最終段階の微調整を行う期間として位置付けています。本選出場チームは、10月9日(水)までに制作途中ではなく、アプリを起動し、使用可能な完成した状態の作品を提出してください。また、本選でのプレゼンテーション及びデモンストレーション・セッションの準備を並行してすすめてください。
*事前チェックの結果によっては、各チームに修正作業等を行っていただくことがあります。
(事前チェック時の提出物)
事前チェックの提出では、次の3点をCD・USBメモリ等の記憶媒体に保存し、事務局まで送付して下さい。
・アプリをダウンロードし、作品の内容を確認するために必要となるデータのすべて
・実際にアプリを起動し、作品を使用している様子を撮影した動画
・作品の使用方法を補足する説明書・マニュアル(書式は自由とします)
アプリの制作にあたり、パソコン甲子園事務局より各チームそれぞれに1台ずつスマートフォンを貸与します(インターネット利用可)。
ただし、各チームが用意したスマートフォンによりアプリの制作を行ってもかまいません。
各本選出場チームには会津大学生がチューターとして付き、開発スケジュールの進捗管理や必要に応じて開発に関するアドバイスをメールや電話で行います。アプリ開発に際し分からない点や不安なことなど、何でもご相談ください。詳細については本選出場チームに連絡します。
@ 本選で発表する作品(ハードウェアと連携した作品を含む)は、100サイズの段ボール(A式)1箱におさめられる範囲内で制作してください。ただし、作品のサイズ制限にはデモンストレーション・セッションで使用するパソコン等の物品は含まれません(ノートパソコン、作品を説明するポスター及び掲示物、所属学校の紹介を目的とした写真、旗、のぼり等)。
なお、デモンストレーション・セッションで使用可能な電源は、最大15アンペア程度となることを考慮して制作してください。本選競技の前、作品の最終確認において、サイズ制限をオーバーしていた場合は、審査の際減点対象となります。
A デモンストレーション・セッションで使用するパソコン等の電子機器以外の物品については、 事前に郵送することができますが、送付費用は全て本選出場チームが負担してください。 物品等は競技要項「6応募方法(2)」の宛先に送付してください。 なお、上記物品等に関しては、各チームに割り当てられたブース内に収まるようにして ください。
B デモンストレーション・セッションにおいては、開発したアプリに直接関係するものに 限り、配布物として来場者に配布することができます。
本選会場内の各チームごとの発表ブースにて、来場者に対してアプリを紹介するデモンストレーション・セッションを実施します。
@ プレゼンテーションについて
本選では、各チームが持ち時間5分のプレゼンテーションを行います。企画・開発に込めた思い、作品の概要等を説明し、プレゼンテーション後には審査委員からの質疑応答があります(持ち時間5分には含まれない)。
作品の詳細については、デモンストレーション・セッションで紹介することを前提とし、プレゼンテーションでは要点を絞り、制限時間内で簡潔にまとめてください。時間オーバーは審査において減点されます。
なお、プレゼンテーションでは、競技会場のステージ上でパソコン(事務局でも用意しますが、持ち込みも可)とオーバーヘッドカメラを使用し、スマートフォンや各チームが用意したパワーポイント等をスクリーン上に映すことができます。また、作品にスマートフォンと連携するハードウェア等が含まれる場合は、プレゼンテーションで使用することを認めます。
ただし、ステージ上で使用可能なパソコンは1台とし、スマートフォンやパソコンの画面を映すスクリーン及びモニターは事務局で用意したものに限ります(スクリーン×1台、モニター×1台)。
なお、事務局で用意したスピーカーをパソコンに接続し、使用することができます。 その他に、プレゼンテーションで使用したい機器等があれば、必ず事務局に問い合わせて確認してください。
※ プレゼンテーションの順番、及びデモンストレーション・セッションのブース位置についてはクジにより決定します。
A デモンストレーション・セッションについて
プレゼンテーション後は、チームごとの発表ブースにて、作品の紹介及び体験を提供するデモンストレーション・セッションを行います。セッションでは、審査委員及び来場者からの質問に随時対応するとともに、アプリの操作方法等を説明しながら、作品のPRを行います。
なお、ブースの仕様は本選出場チーム決定後に発表します。昨年のデモンストレーション・セッションの様子は、下記URLにアクセスして参考にしていただけます。
・パソコン甲子園2018モバイル部門競技の様子
http://web-ext.u-aizu.ac.jp/pc-concours/2018/final/f_photo_mobile.html
各チームの作品、プレゼンテーション及びデモンストレーション・セッションの内容を、以下の4つの観点から審査します。その上で、審査員は"夢のある"アプリを企画・開発する総合的なプロデュース力があるかどうかに重点を置いて協議し、入賞チームを決定します。なお、来場者から最も優れていると思う作品を選んで投票してもらい、その結果は審査において考慮します。
(審査項目)
1.技 術 力:選手の開発スキル、実装された機能の完成度、動作の安定性等
2.デ ザ イ ン:ビジュアル的な見栄え、表現技法、使い勝手等
3.イノベーション:ユーザーが体験できる楽しさ、ビジネス性、独創性、発展可能性等
4.プ レ ゼ ン 力:プレゼンテーション及びデモンストレーション・セッションの出来栄え、チームワーク等
本選当日は各本選出場チームに下記の物品を貸与します。
(貸与物品)
@ テーブルタップ 1台
*本選では各チームに2口ほどの電源を用意する予定です。口数が足りない場合に貸与申請をして下さい。
A 2極→3極アダプター 1個
B ディスプレイ(17インチ)1台(デモンストレーション・セッション用)
※ 貸与の要否については、本選出場チーム発表後に伺います。
※ 上記物品以外は貸与しません。
Android Seminar for パソコン甲子園
企画書のつくり方や、Androidについて詳しく知りたい人は、下記リンクにアクセスすると、モバイル部門参加に役立つ情報を入手することができます。