「パソコン甲子園2004(に・ぜろ・ぜろ・よん)
第2回全国高等学校パソコンコンクール

審査委員長 松本零士先生 寄稿

『心の目・マインズアイ』


 『心の中に抱いた思考』を、二次元平面上に図形や文字として書き、描き、第三者に伝える事の出来る能力を持った生物は、この地球上では私達人類だけだ。
 『マインズアイ』心の目で意志を、考えを伝える智力を地球の自然から授かったが由に、人類は地球上最強の高等生命体となった。
 二足歩行が人を人とした進化ではなく、『心』を書いて時間を超えてでも伝える能力を得た事実が、人間の誕生の瞬間だったのだ。
 地面に書く事も、岩に描き彫り込む事も、紙に書く事も、総てがマインズアイ『心の目』によって表現する能力が私達を支えて来た。
 コンピューターも『心を他の人に送る為に書き、描き表す考える道具』だ。
 『心』そのものが物事の総ての基礎であり、原点である。
 心を表現する手段を持っている人類とは、何と幸せな存在なのだろうか、『生きとし生けるもの総ての命を護る為』に、その能力を自然は与えてくれたのだと信じたい。

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