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図11に示すRC直列回路で、電圧-電流の位相差を求めなさい。
ただし、信号源Vは周波数1kHz、振幅10V、オフセット電圧0Vの正弦波(FG)、
抵抗Rは10k
、コンデンサCは0.01
Fを使用する。
(また、余裕があれば、同じ回路、配線のままで、位相差を反映したリサー
ジュ図形を観察しなさい)
(注)オシロスコープでは、電流を直接には観察できないので、2--3間の電圧
(全体を流れる電流Iは、抵抗Rを流れる電流と等しく、その電流は抵抗間
の電圧V=IRで表される)として測定する。
Figure 11:
電圧と電流の位相差の測定回路(RC直列回路)
![\begin{figure}
\begin{center}
\leavevmode
\psbox[scale=0.6]{ex2_fig9.eps} \end{center}\end{figure}](img16.gif) |
手順:
図11の回路をブレッドボード上に作成する。
FG、オシロのプローブの接続は以下の通り
- 1--3間に FGの出力端子(1に+赤端子、3に黒い-端子)
- 1--3間に CH1プローブ(1にフックチップ、3に黒いわに口のついたグラ
ンド(接地)リード)
- 2--3間に CH2プローブ(2にフックチップ、3に黒いわに口のついたグラ
ンド(接地)リード)
黒色の-端子を全て3に接続することに注意。
位相差による波形の時間ずれ
Tは、
それぞれのチャネルを選択し、Positionノブで2つの波形の
0レベルを合わせると図10のようになるので、
CURSOR機能を使用して測定する。
あとは、(2)式を利用すると実験値が求まる。
Kenichi Kuroda
2000-06-23